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イジュド点滴静注25mg
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イジュド点滴静注25mgの基本情報

イジュド点滴静注25mgの概要

商品名 イジュド点滴静注25mg
一般名 トレメリムマブ(遺伝子組換え)注射液
薬価・規格 213831.0円 (25mg1.25mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 アストラゼネカ
YJコード 4291465A1020
レセプト電算コード 629922501
添付文書PDFファイル

イジュド点滴静注25mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の傷害を促す働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

イジュド点滴静注25mgの用途

イジュド点滴静注25mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、腹痛、発疹、皮膚そう痒症、咳嗽、湿性咳嗽、肺炎、TSH上昇、TSH低下、アミラーゼ増加、リパーゼ増加

起こる可能性のある重大な副作用

甲状腺機能障害、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、間質性肺疾患、大腸炎、重度下痢、消化管穿孔、持続する下痢、血便、副腎機能障害、副腎機能不全、下垂体機能障害、下垂体機能低下症、肝炎、腎炎、筋炎、心筋炎、膵炎、脳炎、Infusion reaction、重度皮膚障害、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、類天疱瘡、水疱、びらん、末梢性ニューロパチー、多発ニューロパチー、敗血症、腎障害、尿細管間質性腎炎、糸球体腎炎、神経障害、ギラン・バレー症候群

上記以外の副作用

発熱、筋肉痛、末梢性浮腫、皮膚炎、発声障害、上気道感染、インフルエンザ、口腔カンジダ、排尿困難、寝汗、歯周病、歯肉炎、口腔感染

イジュド点滴静注25mgの用法・用量

  • 1). 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌:デュルバルマブ(遺伝子組換え)及び白金系抗悪性腫瘍剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはトレメリムマブ(遺伝子組換え)として、1回75mgを3週間間隔で4回、60分間以上かけて点滴静注する
  • その後、7週間の間隔を空けて、トレメリムマブ(遺伝子組換え)として、75mgを1回60分間以上かけて点滴静注する
  • 2). 切除不能な肝細胞癌:デュルバルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはトレメリムマブ(遺伝子組換え)として、300mgを60分間以上かけて単回点滴静注する
  • ただし、体重30kg以下の場合の投与量は4mg/kg(体重)とする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤投与により副作用が発現した場合には、次を参考に、本剤の休薬等を考慮すること
  • 1). 〈効能共通〉間質性肺疾患:①. 〈効能共通〉Grade2の間質性肺疾患の場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する
  • ②. 〈効能共通〉Grade3の間質性肺疾患又はGrade4の間質性肺疾患の場合:本剤の投与を中止する
  • 2). 〈効能共通〉肝機能障害:①. 〈効能共通〉ASTが基準値上限の3~5倍若しくはALTが基準値上限の3~5倍、又は総ビリルビンが基準値上限の1.5~3倍まで増加した場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する
  • ②. 〈効能共通〉ASTが基準値上限の5倍超若しくはALTが基準値上限の5倍超、又は総ビリルビンが基準値上限の3倍超まで増加した場合:本剤の投与を中止する
  • ③. 〈効能共通〉ASTが基準値上限の3倍超かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍超若しくはALTが基準値上限の3倍超かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍超まで増加し、本剤以外に原因がない場合:本剤の投与を中止する
  • 3). 〈効能共通〉肝機能障害(ベースラインのAST若しくはALTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍を有する患者):①. 〈効能共通〉ASTがベースラインの2.5~5倍かつ基準値上限の20倍以下若しくはALTがベースラインの2.5~5倍かつ基準値上限の20倍以下(ベースラインのASTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍若しくはベースラインのALTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍を有する患者)に増加した場合:ベースラインの2.5倍未満に回復するまで本剤を休薬する
  • ②. 〈効能共通〉ASTがベースラインの5倍超若しくはALTがベースラインの5倍超、又はASTが基準値上限の20倍超若しくはALTが基準値上限の20倍超(ベースラインのASTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍若しくはベースラインのALTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍を有する患者)に増加した場合:本剤の投与を中止する
  • ③. 〈効能共通〉ASTがベースラインの2.5倍超かつ総BilがULNの1.5倍超2倍未満若しくはALTがベースラインの2.5倍超かつ総BilがULNの1.5倍超2倍未満(ベースラインのASTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍若しくはベースラインのALTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍を有する患者)に増加し本剤以外に原因がない場合:本剤の投与を中止する(Bil:ビリルビン、ULN:基準値上限)
  • ④. 〈効能共通〉総ビリルビンが基準値上限の3倍超(ベースラインのASTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍若しくはベースラインのALTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍を有する患者)まで増加した場合:本剤の投与を中止する
  • 4). 〈効能共通〉大腸炎・下痢:①. 〈効能共通〉Grade2の大腸炎・Grade2の下痢の場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する
  • ②. 〈効能共通〉Grade3の大腸炎・Grade3の下痢又はGrade4の大腸炎・Grade4の下痢の場合:本剤の投与を中止する
  • 5). 〈効能共通〉消化管穿孔:全Grade:本剤の投与を中止する
  • 6). 〈効能共通〉甲状腺機能亢進症、副腎機能不全、下垂体機能低下症:Grade2~4の甲状腺機能亢進症、Grade2~4の副腎機能不全、Grade2~4の下垂体機能低下症の場合:症状が安定するまで本剤を休薬する
  • 7). 〈効能共通〉腎機能障害:①. 〈効能共通〉血清クレアチニンが基準値上限の1.5~3倍又は血清クレアチニンがベースラインの1.5~3倍まで増加した場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する
  • ②. 〈効能共通〉血清クレアチニンが基準値上限の3倍超又は血清クレアチニンがベースラインの3倍超まで増加した場合:本剤の投与を中止する
  • 8). 〈効能共通〉筋炎:①. 〈効能共通〉Grade2の筋炎又はGrade3の筋炎の場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、30日以内にGrade1以下まで回復しない場合又は呼吸機能不全の徴候があらわれた場合は、本剤の投与を中止する
  • ②. 〈効能共通〉Grade4の筋炎の場合:本剤の投与を中止する
  • 9). 〈効能共通〉心筋炎:Grade2~4の心筋炎の場合:本剤の投与を中止する
  • 10). 〈効能共通〉重症筋無力症:Grade2~4の重症筋無力症の場合:本剤の投与を中止する
  • 11). 〈効能共通〉脳炎:Grade2~4の脳炎の場合:本剤の投与を中止する
  • 12). 〈効能共通〉神経障害:①. 〈効能共通〉Grade2の神経障害の場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬し、30日以内にGrade1以下まで回復しない場合又は呼吸機能不全の徴候があらわれた場合は、本剤の投与を中止する
  • ②. 〈効能共通〉Grade3の神経障害又はGrade4の神経障害の場合:本剤の投与を中止する
  • 13). 〈効能共通〉皮膚障害:①. 〈効能共通〉Grade2の皮膚障害で1週間以上継続した場合、Grade3の皮膚障害の場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する
  • ②. 〈効能共通〉Grade4の皮膚障害の場合、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)又は中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)の場合:本剤の投与を中止する
  • 14). 〈効能共通〉Infusion reaction:①. 〈効能共通〉Grade1のInfusion reaction又はGrade2のInfusion reactionの場合:本剤の投与を中断又は投与速度を50%減速する
  • ②. 〈効能共通〉Grade3のInfusion reaction又はGrade4のInfusion reactionの場合:本剤の投与を中止する
  • 15). 〈効能共通〉前記以外の副作用(甲状腺機能低下症、1型糖尿病を除く):①. 〈効能共通〉Grade2の副作用<甲状腺機能低下症・1型糖尿病を除く>又はGrade3の副作用<甲状腺機能低下症・1型糖尿病を除く>の場合:Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する
  • ②. 〈効能共通〉Grade4の副作用<甲状腺機能低下症・1型糖尿病を除く>の場合:本剤の投与を中止する
  • GradeはNCI-CTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)v4.03に準じる
  • 7.2. 〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉併用する他の抗悪性腫瘍剤は、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し選択すること〔17.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

イジュド点滴静注25mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 自己免疫疾患
    • ベースラインのALTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍
    • ベースラインのASTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍
    • 間質性肺疾患
    • マイクロ波凝固療法の適応となる肝細胞癌
    • 肝動脈化学塞栓療法の適応となる肝細胞癌
    • 肝動脈塞栓療法の適応となる肝細胞癌
    • 局所療法の適応となる肝細胞癌
    • 経皮的エタノール注入療法の適応となる肝細胞癌
    • 放射線療法の適応となる肝細胞癌
    • 再発性自己免疫疾患
    • 慢性的自己免疫疾患
    • ラジオ波焼灼療法の適応となる肝細胞癌

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

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