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レミトロ点滴静注用300μg
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レミトロ点滴静注用300μgの基本情報

レミトロ点滴静注用300μgの概要

商品名 レミトロ点滴静注用300μg
一般名 デニロイキンジフチトクス(遺伝子組換え)注射用
薬価・規格 85601.0円 (300μg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 エーザイ
YJコード 4291456D1027
レセプト電算コード 629914701
添付文書PDFファイル

レミトロ点滴静注用300μgの主な効果と作用

  • 悪性リンパ腫を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の傷害を促す働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

レミトロ点滴静注用300μgの用途

  • 再発又は難治性の皮膚T細胞性リンパ腫
  • 再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫

レミトロ点滴静注用300μgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

白血球増加、リパーゼ増加、便秘、嘔吐、アミラーゼ増加、口腔咽頭痛、下痢、疲労感、倦怠感、味覚異常、不眠症

起こる可能性のある重大な副作用

毛細血管漏出症候群、低血圧、浮腫、低アルブミン血症、体重増加、肺水腫、胸水、腹水、血液濃縮、横紋筋融解症、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、骨髄抑制、リンパ球減少、血小板減少、貧血、白血球減少、重篤な感染症、Infusion reaction、発熱、悪寒、悪心、呼吸困難、不整脈、視力障害、霧視、肝機能異常、好中球減少、肺炎、サイトメガロウイルス性脈絡網膜炎、色覚異常、失明、視野欠損、重度Infusion reaction、虚血性心疾患、心不全、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚潰瘍、重度皮膚障害

上記以外の副作用

食欲減退、高トリグリセリド血症、高尿酸血症、血中コレステロール増加、脱水、低ナトリウム血症、筋肉痛、上気道炎症、発疹、剥脱性皮膚炎、蛋白尿、疼痛、LDH増加、CRP増加、リンパ球増加、頭痛、口内炎、腹部不快感、大腸炎、消化不良、意識障害、末梢性ニューロパチー、アレルギー性結膜炎、血中尿素増加、低カルシウム血症、低カリウム血症、低リン酸血症、腫瘍崩壊症候群、BNP増加、脂質異常症、皮膚びらん、皮膚亀裂、腎機能障害、血中クレアチニン増加、徐脈、心拡大、心電図QT延長、CPK増加、体重減少、サイトメガロウイルス検査陽性

レミトロ点滴静注用300μgの用法・用量

  • 通常、成人にはデニロイキン ジフチトクス(遺伝子組換え)として1日1回9μg/kgを1時間かけて5日間点滴静注した後、16日間休薬する
  • この21日間を1サイクルとして、最大8サイクル投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない
  • 7.2. 本剤投与による毛細血管漏出症候群を軽減させるために、本剤投与の前後に生理食塩液等の輸液を行うことを考慮すること〔1.2、8.1、11.1.1参照〕
  • 7.3. 本剤投与によるInfusion reactionを軽減させるために、本剤投与開始30分前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤の前投与を行うこと〔11.1.7参照〕
  • 7.4. 本剤の投与にあたっては、次の基準を参考に必要に応じて、投与を延期、休薬、減量又は中止すること
  • 1). サイクル開始基準*:次のいずれかの基準に該当した場合、投与を延期する[血清アルブミン3.0g/dL未満、ALT及びASTがULN3倍超、総ビリルビンULN1.5倍超、前記以外の副作用(リンパ球減少症、Grade3の電解質異常、臨床的意義がない臨床検査値異常を除く)Grade3以上](ULN:施設基準値上限)
  • 2). 休薬基準*:各サイクルの第2~5日目の投与開始前にリンパ球減少・Grd3電解質異常・臨床意義なし検査値異常除くGrd3以上の副作用が認められた場合、Grade2以下(低アルブミン血症はGrade1以下)に回復するまで休薬し、回復後は、同一用量で再開することができる(Grd:Grade)
  • 3). 減量基準:副作用等により、2サイクル連続で次サイクルの投与を延期した場合、6μg/kgに減量すること
  • 4). 中止基準:次の基準のいずれかに該当した場合、投与を中止すること[生命を脅かす重篤な副作用が認められた場合、次サイクル開始予定日より21日を超えて投与を再開できない場合、6μg/kgに減量後、さらに減量が必要な場合]
  • *)GradeはNCI-CTCAE v4.0に準じる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

レミトロ点滴静注用300μgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

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