処方薬
タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」
後発

タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」の基本情報

タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」の概要

商品名 タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」
一般名 タクロリムス水和物カプセル
薬価・規格 1080.9円 (5mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 マイラン製薬
ブランド タクロリムスカプセル1mg「ファイザー」 他
YJコード 3999014M3033
レセプト電算コード 622232401
識別コード 5mgM413
添付文書PDFファイル

タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」の主な効果と作用

  • 腸の炎症による腹痛、下痢、血便などの症状を改善するお薬です。
  • 移植における拒絶反応をおさえるお薬です。
  • 粘膜の免疫に関与する細胞に作用し、炎症を起こす物質(サイトカイン)の産生をおさえる働きがあります。
  • 免疫の働きをおさえ、移植された臓器が攻撃されるのを防ぐ働きがあります。

タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」の用途

  • 骨髄移植移植片対宿主病の抑制
  • 骨髄移植の拒絶反応の抑制
  • 腎移植の拒絶反応の抑制
  • 肝移植の拒絶反応の抑制
  • 心移植の拒絶反応の抑制
  • 肺移植の拒絶反応の抑制
  • 膵移植の拒絶反応の抑制
  • 小腸移植の拒絶反応の抑制
  • 難治性<ステロイド依存性>の活動期潰瘍性大腸炎<中等症~重症に限る>
  • 難治性<ステロイド抵抗性>の活動期潰瘍性大腸炎<中等症~重症に限る>

タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

腎障害、尿蛋白、血小板減少、貧血、AST上昇、GOT上昇、ALT上昇、GPT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇

起こる可能性のある重大な副作用

急性腎障害、ネフローゼ症候群、心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留、心筋障害、ST-T変化、心機能低下、心内腔拡大、心壁肥厚、心室性不整脈、上室性不整脈、可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症、中枢神経系障害、全身痙攣、意識障害、錯乱、言語障害、視覚障害、麻痺、脳血管障害、脳梗塞、脳出血、血栓性微小血管障害、溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、血小板減少性紫斑病、汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、赤芽球癆、イレウス、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、呼吸困難、急性呼吸窮迫症候群、感染症、細菌性感染症、細菌性感染症増悪、ウイルス性感染症、ウイルス性感染症増悪、真菌性感染症、真菌性感染症増悪、原虫性感染症、原虫性感染症増悪、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎、C型肝炎悪化、進行性多巣性白質脳症、PML、認知障害、麻痺症状、片麻痺、四肢麻痺、BKウイルス腎症、リンパ腫、悪性腫瘍、Epstein-Barrウイルスに関連したリンパ増殖性疾患、発熱、リンパ節腫大、膵炎、糖尿病、高血糖、糖尿病悪化、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ-GTP上昇、著しいAl-P上昇、著しいLDH上昇

上記以外の副作用

BUN上昇、クレアチニン上昇、クレアチニンクリアランス低下、尿量減少、血尿、多尿、頻尿、残尿感、代謝異常、高カリウム血症、高尿酸血症、低マグネシウム血症、CK上昇、CPK上昇、アシドーシス、高コレステロール血症、高リン酸血症、低リン酸血症、高クロル血症、高カルシウム血症、低カルシウム血症、低蛋白血症、低ナトリウム血症、低カリウム血症、高トリグリセリド血症、尿糖、血圧上昇、浮腫、頻脈、動悸、心電図異常、血圧低下、徐脈、振戦、運動失調、幻覚、しびれ、不眠、失見当識、譫妄、不安、頭痛、感覚異常、眩暈、眼振、外転神経麻痺、四肢硬直、傾眠、意識混濁、うつ病、興奮、胸やけ、消化管出血、腸管運動障害、食欲不振、下痢、腹痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸炎、口内炎、悪心、嘔吐、腹部膨満感、下血、アミラーゼ上昇、肝機能異常、好中球減少、血小板増多、白血球増多、白血球減少、リンパ球減少、発疹、紅斑、皮膚そう痒、脱毛、疼痛、発赤、眼痛、多汗、口渇、冷感、胸痛、胸水、腹水、喘息、全身倦怠感、体重減少、ほてり、月経過多、咽喉頭違和感、筋肉痛、関節痛、味覚異常

タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」の用法・用量

  • 1.腎移植の場合:移植2日前よりタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する
  • 術後初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する
  • 維持量は1回0.06mg/kg、1日2回経口投与を標準とするが、症状に応じて適宜増減する
  • 2.肝移植の場合:初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する
  • 以後、徐々に減量し、維持量は1日量0.10mg/kgを標準とするが、症状に応じて適宜増減する
  • 3.心移植の場合:初期にはタクロリムスとして1回0.03~0.15mg/kgを1日2回経口投与する
    • また、拒絶反応発現後に本剤の投与を開始する場合には、タクロリムスとして1回0.075~0.15mg/kgを1日2回経口投与する
  • 以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する
  • 4.肺移植の場合:初期にはタクロリムスとして1回0.05~0.15mg/kgを1日2回経口投与する
  • 以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する
  • 5.膵移植の場合:初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する
  • 以後、徐々に減量して有効最少量で維持する
  • 6.小腸移植の場合:初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する
  • 以後、徐々に減量して有効最少量で維持する
  • 7.骨髄移植の場合:移植1日前よりタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与する
  • 移植初期にはタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する
    • また、移植片対宿主病発現後に本剤の投与を開始する場合には、タクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する
    • なお、症状に応じて適宜増減する
    • なお、本剤の経口投与時の吸収は一定しておらず、患者により個人差があるので、血中濃度の高い場合の副作用並びに血中濃度が低い場合の拒絶反応及び移植片対宿主病の発現を防ぐため、患者の状況に応じて血中濃度を測定し、トラフレベル(trough level)の血中濃度を参考にして投与量を調節する
  • 特に移植直後あるいは投与開始直後は頻回に血中濃度測定を行うことが望ましい
    • なお、血中トラフ濃度が20ng/mLを超える期間が長い場合、副作用が発現しやすくなるので注意する
  • 8.潰瘍性大腸炎の場合:初期にはタクロリムスとして1回0.025mg/kgを1日2回朝食後及び夕食後に経口投与する
  • 潰瘍性大腸炎の場合、血中トラフ濃度をモニタリングしながら、投与開始後2週間、目標血中トラフ濃度を10~15ng/mLとし投与量を調節し、投与開始後2週以降は、目標血中トラフ濃度を5~10ng/mLとし投与量を調節する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • カリウム保持性利尿剤投与中
    • シクロスポリン投与中
    • ボセンタン投与中
    • 肝障害
    • 感染症
    • 腎障害
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • C型肝炎ウイルスキャリア
    • 肝炎ウイルスキャリア
    • HBs抗原陰性

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

  • 以下にあてはまる方は、有益性が危険性を上回る場合にのみ、服用・利用して下さい。
  • 以下にあてはまる方は、服用・利用の際に慎重な判断が必要です。
    • 高齢者(65歳〜)

タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
免疫抑制剤 過度の免疫抑制
免疫抑制作用を有する薬剤 過度の免疫抑制
副腎皮質ホルモン剤 過度の免疫抑制
抗リウマチ剤 過度の免疫抑制
メトトレキサート製剤 過度の免疫抑制
生ワクチン 類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症
麻疹ワクチン 類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症
風疹ワクチン 類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症
経口生ポリオワクチン 類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症
シクロスポリン 血中濃度が上昇し副作用が増強
ボセンタン 血中濃度が上昇しボセンタンの副作用が発現、本剤の血中濃度が変動
カリウム保持性利尿剤<エプレレノン以外> 高カリウム血症
スピロノラクトン 高カリウム血症
カンレノ酸カリウム 高カリウム血症
トリアムテレン 高カリウム血症
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ジョサマイシン 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
アゾール系抗真菌剤 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
フルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ボリコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
カルシウム拮抗剤 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ニフェジピン 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ニルバジピン 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用、血中濃度が上昇
ニカルジピン 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ジルチアゼム 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
サキナビル 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ネルフィナビル 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ブロモクリプチン 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ダナゾール 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
エチニルエストラジオール 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
オメプラゾール 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
ランソプラゾール 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
トフィソパム 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
アミオダロン 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
グラゾプレビル 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
レテルモビル 本剤の血中濃度が上昇し腎障害等の副作用
フェニトイン 血中濃度が上昇、本剤の血中濃度が低下し拒絶反応出現
テラプレビル 本剤のAUCが70倍に上昇
オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル 本剤のAUCが86倍に上昇
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し拒絶反応出現
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が低下し拒絶反応出現
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し拒絶反応出現
リファブチン 本剤の血中濃度が低下し拒絶反応出現
腎毒性を有する薬剤 腎障害
アムホテリシンB 腎障害
アミノグリコシド系抗生物質 腎障害
スルファメトキサゾール・トリメトプリム 腎障害
非ステロイド系抗炎症剤 腎障害
不活化ワクチン 効果を減弱
インフルエンザHAワクチン 効果を減弱
エプレレノン 血清カリウム値が上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • 薬の代謝に影響する食品

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タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」に関係する解説

免疫抑制薬

  • タクロリムスカプセル5mg「ファイザー」は、免疫抑制薬に分類される。
  • 免疫抑制薬とは、免疫反応において中心的な役割を担う細胞の働きやその細胞の増殖などを抑え免疫抑制作用をあらわす薬。

免疫抑制薬の代表的な商品名

  • プログラフ
  • グラセプター
  • ネオーラル
  • サーティカン
  • セルセプト
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