処方薬
デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」
後発

デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」の基本情報

デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」の概要

商品名 デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」
一般名 デフェラシロクス顆粒
薬価・規格 1372.2円 (360mg1包)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 顆粒
内用薬 > 散剤 > 顆粒のアイコン
製造会社 沢井製薬
YJコード 3929008D2045
レセプト電算コード 622868401
添付文書PDFファイル

デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」の主な効果と作用

  • 体内の余分な鉄と結合し、排泄させる働きがあります。
  • 体内の余分な鉄を取り除くお薬です。

デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」の用途

  • 輸血による慢性鉄過剰症

デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、食欲不振、不安、睡眠障害、頭痛、浮動性眩暈、黄斑症、咽喉頭痛、下痢、便秘、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、血管神経性浮腫、急性腎障害、腎尿細管障害、ファンコニー症候群、尿細管壊死、肝炎、肝不全、消化管穿孔、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃腸出血、多発性胃潰瘍、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、聴力障害、難聴、水晶体混濁、初期白内障、視神経炎

上記以外の副作用

悪心、腹痛、腹部膨満、消化不良、胃炎、急性膵炎、食道炎、臨床検査値異常、AST増加、ALT増加、γ-GTP増加、Al-P増加、LDH増加、血中ビリルビン増加、胆石症、白血球破砕性血管炎、蕁麻疹、脱毛症、発疹、重度発疹、皮膚そう痒症、皮膚色素沈着障害、血中クレアチニン増加、蛋白尿、発熱、疲労

デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」の用法・用量

  • デフェラシロクスとして12mg/kgを1日1回、経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜増減するが、1日量は18mg/kgを超えない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 高度腎機能障害
    • 全身状態の悪い進行した悪性腫瘍
    • 全身状態の悪い高リスク骨髄異形成症候群
    • 高度<Child-Pugh分類クラスC>の肝機能障害
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 血小板数50000/mm3未満
    • 高リスク骨髄異形成症候群
    • 進行した悪性腫瘍
    • 腎機能を低下させる薬剤投与中
    • 骨髄不全を合併しやすい血液疾患
    • 1カ月あたりの輸血量が人赤血球濃厚液7mL/kg未満
    • 中等度<Child-Pugh分類クラスB>の肝機能障害

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

デフェラシロクス顆粒分包360mg「サワイ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
腎障害を有する薬剤 腎機能が悪化
CYP1A2の基質となる薬剤 血中濃度を上昇
CYP2C8で代謝される薬剤 血中濃度を上昇
アルミニウムを含有する制酸剤<経口> 両剤の作用が減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 作用が減弱
シクロスポリン 作用が減弱
シンバスタチン 作用が減弱
ミダゾラム 作用が減弱、AUCが17%低下
経口避妊薬 作用が減弱
レパグリニド AUC及びCmaxが上昇しこれらの薬剤の副作用が発現、AUCが131%・Cmaxが62%増加
トレプロスチニル AUC及びCmaxが上昇しこれらの薬剤の副作用が発現
テオフィリン AUCが84%上昇、作用を増強
UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ<UGT>を強力に誘導する薬剤 デフェラシロクスのAUCが44%低下
リファンピシン類 デフェラシロクスのAUCが44%低下
フェニトイン デフェラシロクスのAUCが44%低下
フェノバルビタール デフェラシロクスのAUCが44%低下
リトナビル デフェラシロクスのAUCが44%低下
消化管潰瘍を誘発する可能性のある薬剤 消化管穿孔、胃潰瘍<多発性潰瘍>、十二指腸潰瘍、胃腸出血
非ステロイド系抗炎症剤 消化管穿孔、胃潰瘍<多発性潰瘍>、十二指腸潰瘍、胃腸出血
副腎皮質ホルモン剤 消化管穿孔、胃潰瘍<多発性潰瘍>、十二指腸潰瘍、胃腸出血
ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤<服用> 消化管穿孔、胃潰瘍<多発性潰瘍>、十二指腸潰瘍、胃腸出血
血液凝固阻止剤 出血が助長
コレスチラミン<経口> デフェラシロクスのAUCが45%低下
1日500mg以上<経口>のビタミンC 類薬であるデフェロキサミンとの併用では心機能の低下

飲食物との組み合わせ注意

  • ビタミンCを含むもの<アセロラ、パセリ、緑茶、グァバ、海苔 など>

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