処方薬
イントラリポス輸液20%

イントラリポス輸液20%の基本情報

イントラリポス輸液20%の概要

商品名 イントラリポス輸液20%
一般名 ダイズ油注射液
薬価・規格 627.0円 (20%50mL1袋)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 大塚製薬工場
ブランド イントラリポス輸液10% 他
YJコード 3299505A6030
レセプト電算コード 620007207
添付文書PDFファイル

イントラリポス輸液20%の主な効果と作用

  • 体内に必要な必須脂肪酸やカロリーを補給します。
  • 脂質(ダイズ油)を含むお薬です。

イントラリポス輸液20%の用途

  • 外傷の栄養補給
  • 術後の栄養補給
  • 消耗性疾患の栄養補給
  • 熱傷の栄養補給
  • 火傷の栄養補給
  • 術前の栄養補給
  • 急性消化器疾患の栄養補給
  • 慢性消化器疾患の栄養補給
  • 長期にわたる意識不明状態時の栄養補給

イントラリポス輸液20%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

静脈炎、血管痛、出血傾向、過敏症、発疹、そう痒感、肝機能障害、血圧降下、頻脈、頻呼吸、嘔気

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、チアノーゼ、静脈塞栓

上記以外の副作用

嘔吐、下痢、口渇、発熱、悪寒、顔面潮紅、顔面浮腫、異臭感、胸部圧迫感

イントラリポス輸液20%の用法・用量

  • 通常、1日250mL(ダイズ油として20%液)を3時間以上かけて点滴静注する
    • なお、体重、症状により適宜増減するが、体重1kg当たり1日脂肪として2g以内とする
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

イントラリポス輸液20%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 血栓症
    • ケトーシスを伴った糖尿病
    • 高脂血症
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な血液凝固障害
    • アシドーシスを伴う新生児
    • 呼吸障害を伴う新生児
    • 血液凝固障害
    • 呼吸障害
    • 重篤な敗血症
    • 肝障害<重篤な肝障害を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

イントラリポス輸液20%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ワルファリン 作用を減弱

イントラリポス輸液20%と主成分が同じ薬

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イントラリポス輸液20%に関係する解説

末梢静脈栄養輸液製剤(PPN製剤)

  • イントラリポス輸液20%は、末梢静脈栄養輸液製剤(PPN製剤)に分類される。
  • 末梢静脈栄養輸液製剤(PPN製剤)とは、糖質・電解質・アミノ酸などを含み主に腕などの末梢静脈から点滴投与する輸液剤。通常、食欲不振や軽度の意識障害などにより経口からの栄養摂取が不十分な場合や比較的栄養状態は良いが経口摂取ができない手術前後などで使われる輸液剤。

末梢静脈栄養輸液製剤(PPN製剤)の代表的な商品名

  • プラスアミノ輸液
  • ビーフリード輸液
  • ツインパル輸液
  • パレセーフ輸液
  • アミグランド輸液
  • パレプラス輸液
末梢静脈栄養輸液製剤(PPN製剤)についての詳しい解説を見る