処方薬
パントシン注5%

パントシン注5%の添付文書

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効果・効能

    1.  パントテン酸欠乏症の予防及び治療。
    1.  パントテン酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦など)。
    1.  **次記疾患のうち、パントテン酸欠乏又はパントテン酸代謝障害が関与すると推定される場合**:高脂血症、術後腸管麻痺、パントテン酸欠乏又はパントテン酸代謝障害が関与すると推定されるストレプトマイシンによる副作用及びカナマイシンによる副作用の予防及び治療、パントテン酸欠乏又はパントテン酸代謝障害が関与すると推定される急性湿疹・慢性湿疹、パントテン酸欠乏又はパントテン酸代謝障害が関与すると推定される血液疾患の血小板数の改善ならびに出血傾向の改善。

        なお、3.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法・用量

通常、成人にはパンテチンとして1日20~100mg、血液疾患、術後腸管麻痺には、1日200mgを1~2回に分けて、皮下、筋肉内又は静脈内注射する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

(用法及び用量に関連する注意)

1日あたりの製剤量は次のとおりである。 1. 1日量(パンテチンとして)20~100mg:(製剤)0.4~2.0mL。 1. 1日量(パンテチンとして)200mg:(製剤)4.0mL。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    1. その他の副作用

    消化器:(0.1~5%未満)腹部膨満、腹痛、(0.1%未満)下痢・軟便、悪心。

    発現頻度は文献集計に基づく。

使用上の注意

(適用上の注意)

    1. 薬剤投与時の注意

    筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため次記の点に注意すること。

    ・ 注射部位については、筋肉内注射時神経走行部位を避けて慎重に投与すること。

    ・ 筋肉内注射時、くりかえし注射する場合には、左右交互に注射するなど、筋肉内注射時同一部位を避けること。なお、小児等には特に注意すること。

    ・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

(保管上の注意)

室温保存。