処方薬
セファランチン錠1mg

セファランチン錠1mgの添付文書

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効果・効能

  1. 放射線による白血球減少症。

  2. 円形脱毛症・粃糠性脱毛症。

用法・用量

  1. 白血球減少症:タマサキツヅラフジ抽出アルカロイドとして、1日3~6mgを2~3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

  2. 脱毛症:タマサキツヅラフジ抽出アルカロイドとして、1日1.5~2mgを2~3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

本剤は、使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

  1. 重大な副作用(頻度不明)

    ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーをおこすことがあるので、観察を十分に行い、顔面潮紅、蕁麻疹、胸部不快感、喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下等が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。

  2. その他の副作用(頻度不明)

    1. 過敏症:発疹、皮疹、浮腫(顔面浮腫、手足浮腫)[このような症状が発現した場合には、投与を中止する]。
    2. 消化器:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢[このような症状が発現した場合には、減量又は休薬する]。
    3. 肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)[このような症状が発現した場合には、減量又は休薬する]。
    4. 内分泌:月経異常[このような症状が発現した場合には、減量又は休薬する]。
    5. その他:頭痛、そう痒感、眩暈[このような症状が発現した場合には、減量又は休薬する]。

使用上の注意

(禁忌)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

(慎重投与)

薬物過敏症又はその既往歴のある患者。

(重要な基本的注意)

本剤の注射剤において、ショックの報告があるので問診を十分に行う。

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど慎重に投与する。

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

  1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

  2. 授乳中の婦人には投与しないことが望ましい[動物実験で乳汁中に移行することが報告されている]。

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に投与する場合は、観察を十分に行い、慎重に投与する[小児等に対する安全性は確立していない]。

(適用上の注意)

薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。