処方薬
ダイホルモン・デポー注
後発

ダイホルモン・デポー注の基本情報

ダイホルモン・デポー注の概要

商品名 ダイホルモン・デポー注
一般名 テストステロンエナント酸エステル・エストラジオール吉草酸エステル注射液
薬価・規格 386.0円 (1mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 持田製薬
YJコード 2481402A1020
レセプト電算コード 642480003
添付文書PDFファイル

ダイホルモン・デポー注の主な効果と作用

  • 骨粗鬆症を治療するお薬です。
  • 骨の量の減少をおさえる働きがあります。
  • 更年期障害卵巣欠落に伴う症状(ほてりなど)を改善するお薬です。
  • 女性(卵胞)ホルモン男性ホルモンの混合製剤です。2つのホルモンを補充し、ホルモンバランスを整える働きがあります。

ダイホルモン・デポー注の用途

ダイホルモン・デポー注の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、発疹、AST上昇、ALT上昇、高カルシウム血症、ナトリウム貯留、体液貯留、回復しがたい嗄声、回復しがたい多毛、陰核肥大、性欲亢進

起こる可能性のある重大な副作用

血栓症

上記以外の副作用

月経異常、消退出血、不正出血、経血量変化、乳房痛、乳房緊満感、体重増加、陰茎肥大、持続性勃起、睾丸機能抑制、睾丸萎縮、精子減少、精液減少、多幸感、ざ瘡、皮膚色素沈着、脱毛、紅斑、疼痛、発赤、硬結、頭痛

ダイホルモン・デポー注の用法・用量

  • 通常1回1mLを2~4週毎に筋肉内注射する
    • なお、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈更年期障害〉治療を要する症状が残存しているかどうかを確かめるために、約6ヵ月毎に治療を中断すること
  • 7.2. 〈骨粗鬆症〉投与後6ヵ月~1年後に骨密度を測定し、効果が認められない場合には投与を中止し、他の療法を考慮すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ダイホルモン・デポー注の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 血栓性静脈炎
    • 子宮内膜癌
    • 脂質代謝障害
    • 重篤な肝障害
    • 前立腺癌
    • 乳癌
    • 脳卒中
    • 肺塞栓症
    • 診断の確定していない異常性器出血
    • 妊娠中に悪化した耳硬化症
    • 冠動脈性心疾患
    • 動脈性血栓塞栓疾患
    • アンドロゲン依存性悪性腫瘍
    • エストロゲン依存性悪性腫瘍
    • 未治療の子宮内膜増殖症
    • 骨成長が終了していない可能性がある小児等
    • 癌の骨転移
    • 高血圧症
    • 子宮内膜症
    • 再生不良性貧血
    • 子宮筋腫
    • 心疾患
    • 腎疾患
    • 全身性エリテマトーデス
    • 前立腺肥大
    • 乳房レントゲン像に異常
    • 乳房結節
    • 多発性硬化症
    • テタニー
    • てんかん
    • 糖尿病
    • 乳腺症
    • ポルフィリン症
    • 術前
    • 耳硬化症
    • 乳癌家族素因が強い
    • 長期臥床
    • 子宮摘出
    • 肝障害<重篤な肝障害を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ダイホルモン・デポー注の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
血液凝固阻止剤 抗凝固作用が増強
ワルファリンカリウム 抗凝固作用が増強
血糖降下剤 血糖降下作用が減弱
グリベンクラミド 血糖降下作用が減弱
グリクラジド 血糖降下作用が減弱
アセトヘキサミド 血糖降下作用が減弱

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