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エポプロステノール静注用0.5mg「F」
後発

エポプロステノール静注用0.5mg「F」の基本情報

エポプロステノール静注用0.5mg「F」の概要

商品名 エポプロステノール静注用0.5mg「F」
一般名 エポプロステノールナトリウム静注用
薬価・規格 8414.0円 (0.5mg1瓶(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 静注用
注射薬 > 散剤 > 静注用のアイコン
製造会社 富士製薬
ブランド エポプロステノール静注用0.5mg「F」 他
YJコード 2190413F1036
レセプト電算コード 622122001
添付文書PDFファイル

エポプロステノール静注用0.5mg「F」の主な効果と作用

  • 肺動脈の血圧を下げるとともに肺動脈を流れる血液量を増やす働きがあります。
  • 肺高血圧症を治療するお薬です。

エポプロステノール静注用0.5mg「F」の用途

エポプロステノール静注用0.5mg「F」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

徐脈、潮紅、動悸、低血圧、頻脈、蒼白、腹水、下痢、腹痛、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

過度の血圧低下、過度の徐脈、意識喪失、ショック状態、尿量減少、肺水腫、甲状腺機能亢進症

上記以外の副作用

心窩部不快感、消化不良、口内乾燥、顎痛、関節痛、胸痛、骨痛、背痛、筋肉痛、頭痛、手のしびれ、感覚鈍麻、眩暈、振戦、異常感覚、不安、神経過敏、激越、感覚過敏、呼吸困難、血小板減少、出血、肺出血、消化管出血、鼻出血、発疹、発汗、胸部絞扼感、疼痛、全身倦怠感、悪寒、発熱、インフルエンザ様症状

エポプロステノール静注用0.5mg「F」の用法・用量

  • 用量設定(投与開始時):本剤は専用溶解液を用いて溶解し、エポプロステノールとして1分間当り2ng/kgの投与速度で精密持続点滴装置(シリンジポンプ又は輸液ポンプ)により、持続静脈内投与を開始する
  • 患者の状態(症状、血圧、心拍数、血行動態等)を十分観察しながら15分以上の間隔をおいて1~2ng/kg/分ずつ増量し、10ng/kg/分までの範囲で最適投与速度を決定する
  • 最適投与速度の決定にあたっては、増量時における潮紅(軽微なものを除く)、頭痛、嘔気等の副作用の発現が重要な指標となる
  • このような症状が軽度でも認められた場合にはその後の増量を中止し、それらの症状が消失しない場合には15分以上の間隔をおいて2ng/kg/分ずつ減量する
  • 継続投与:その後は最適投与速度で維持し、定期的に患者を観察し症状に応じて投与速度を適宜調節するが、その場合も患者の状態(症状、血圧、心拍数、血行動態等)を観察しながら15分以上の間隔をおいて1~2ng/kg/分ずつ増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

エポプロステノール静注用0.5mg「F」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重篤な低血圧
    • 重篤な左心機能障害
    • 用量設定期<投与開始時>に肺水腫が増悪
    • 右心不全の急性増悪時
    • 高度に全肺血管抵抗が上昇<40mmHg・分/L以上>
    • 低血圧<収縮期血圧100mmHg以下>
    • 原発性肺高血圧症及び膠原病に伴う肺高血圧症以外の肺動脈性肺高血圧症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

エポプロステノール静注用0.5mg「F」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
降圧作用を有する薬剤 過度の血圧低下
カルシウム拮抗剤 過度の血圧低下
ACE阻害剤 過度の血圧低下
利尿剤 過度の血圧低下
プロスタグランジンE1製剤 過度の血圧低下、出血の危険性を増大
プロスタグランジンE2誘導体製剤 過度の血圧低下、出血の危険性を増大
プロスタグランジンI2誘導体製剤 過度の血圧低下、出血の危険性を増大
血液凝固阻止剤 出血の危険性を増大
ワルファリン 出血の危険性を増大
血栓溶解剤 出血の危険性を増大
ウロキナーゼ 出血の危険性を増大
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 出血の危険性を増大
アスピリン 出血の危険性を増大
チクロピジン 出血の危険性を増大
非ステロイド系抗炎症剤 出血の危険性を増大
ジゴキシン 一過性であるがジゴキシンの血中濃度が上昇

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