処方薬
インダシン静注用1mg
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インダシン静注用1mgの基本情報

インダシン静注用1mgの概要

商品名 インダシン静注用1mg
一般名 インドメタシンナトリウム水和物静注用
薬価・規格 6554.0円 (1mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 静注用
注射薬 > 散剤 > 静注用のアイコン
製造会社 ノーベルファーマ
YJコード 2190411F1037
レセプト電算コード 620002565
添付文書PDFファイル

インダシン静注用1mgの主な効果と作用

  • 動脈管を開いたままにする働きを持つ物質(プロスタグランジン)が作られるのをおさえる働きがあります。
  • 動脈管を閉じるお薬です。

インダシン静注用1mgの用途

インダシン静注用1mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

尿量減少、腎機能異常、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、腹部膨満、嘔吐、肝機能異常、AST上昇、ALT上昇、血清カリウム上昇、低ナトリウム血症

起こる可能性のある重大な副作用

低血糖、ショック、血圧低下、チアノーゼ、胃腸出血、下血、小腸における消化管穿孔、大腸における消化管穿孔、イレウス、壊死性腸炎、急性腎不全、無尿、血尿、播種性血管内凝固症候群、凝固障害、頭蓋内出血、肺出血、致命的頭蓋内出血、尿毒症、重篤な腎障害、肺高血圧

上記以外の副作用

蛋白尿、血小板減少、貧血、白血球減少、感染症増悪、黄疸、ビリルビン上昇、体重増加、体液貯留、尿中ナトリウム減少、尿中カリウム減少、尿中塩素減少、自由水クリアランス減少、糸球体ろ過率減少、皮膚出血、尿浸透圧低下、血小板凝集能低下

インダシン静注用1mgの用法・用量

  • 患児の生後時間に応じ次記の用量を12~24時間間隔で、通常3回静脈内投与する
  • 1). 生後48時間未満:1回目0.2mg/kg、2回目0.1mg/kg、3回目0.1mg/kg
  • 2). 生後2~7日未満:1回目0.2mg/kg、2回目0.2mg/kg、3回目0.2mg/kg
  • 3). 生後7日以上:1回目0.2mg/kg、2回目0.25mg/kg、3回目0.25mg/kg
  • 投与後に無尿又は著明な乏尿(尿量:0.6mL/kg/hr未満)があらわれたら、腎機能が正常化するまで次の投与は行わないこと
  • 1あるいは2回目の投与後動脈管の閉鎖が得られた場合は、以後の投与は行わずに経過を観察しても差し支えない
  • 投与終了後48時間以上経過して、動脈管が閉鎖している場合は、追加投与の必要はない
  • ・ 追加投与動脈管が再開した場合、前記の用量を12~24時間間隔で1~3回追加投与できる
  • 追加投与後も本剤による動脈管閉鎖が得られなかった場合は、閉鎖手術を考慮する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 静脈内投与に際し、緩徐に投与すること
  • 7.2. 静脈内投与の最適投与時間は確立されていないが、20~30分かけて投与することが望ましいとの報告がある(脳、上腸間膜動脈等の血流が低下し、ショック、壊死性腸炎等を起こすことがある)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

インダシン静注用1mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • ファロー四徴症のある患児
    • 壊死性腸炎のある患児
    • 血液凝固障害のある患児
    • 血小板減少症の患児
    • 高度黄疸のある患児
    • 重篤な腎機能障害のある患児
    • 消化管出血のある患児
    • 大動脈縮窄症のある患児
    • 頭蓋内出血のある患児
    • 動脈管依存性の先天性心疾患のある患児
    • 肺動脈閉鎖のある患児
    • インドメタシンによる過敏症
    • サリチル酸系化合物<アスピリン等>による過敏症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

  • 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 血小板減少症の患児
    • 頭蓋内出血のある患児
    • 壊死性腸炎のある患児
    • 血液凝固障害のある患児
    • 高度黄疸のある患児
    • 重篤な腎機能障害のある患児
    • 消化管出血のある患児
    • 動脈管依存性の先天性心疾患のある患児
    • 肺動脈閉鎖のある患児
    • ファロー四徴症のある患児
    • 大動脈縮窄症のある患児

インダシン静注用1mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ループ利尿剤 利尿降圧作用を減弱
フロセミド 利尿降圧作用を減弱
チアジド系薬剤 利尿降圧作用を減弱
ヒドロクロロチアジド 利尿降圧作用を減弱
ジギタリス剤 作用を増強
アミノグリコシド系抗生物質 作用を増強

インダシン静注用1mgと主成分が同じ薬

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インダシン静注用1mgに関係する解説

動脈管開存症治療薬(プロスタグランジン阻害薬)

  • インダシン静注用1mgは、動脈管開存症治療薬(プロスタグランジン阻害薬)に分類される。
  • 動脈管開存症治療薬(プロスタグランジン阻害薬)とは、動脈管の拡張などに関わる体内物質プロスタグランジン(PG)の産生を抑え動脈管を閉じる作用をあらわすことで主に未熟児動脈管開存症を治療する薬。

動脈管開存症治療薬(プロスタグランジン阻害薬)の代表的な商品名

  • インダシン静注用
  • イブリーフ静注
動脈管開存症治療薬(プロスタグランジン阻害薬)についての詳しい解説を見る