処方薬
バルヒディオ配合錠EX「タナベ」
後発

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」の基本情報

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」の概要

商品名 バルヒディオ配合錠EX「タナベ」
一般名 バルサルタン・ヒドロクロロチアジド配合剤(2)錠
薬価・規格 25.5円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ニプロESファーマ
ブランド バルヒディオ配合錠MD「タナベ」 他
YJコード 2149112F2088
レセプト電算コード 622527301
識別コード バルヒディオEXタナベ
添付文書PDFファイル

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」の主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえるとともに、尿の量を増やし、余分な水分や塩分を排泄する働きがあります。

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」の用途

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、貧血、紅斑、発疹、光線過敏症、皮膚そう痒症、蕁麻疹、紫斑、皮膚エリテマトーデス、眩暈、頭痛

起こる可能性のある重大な副作用

アナフィラキシー、血管浮腫、顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹、肝炎、腎不全、重篤な高カリウム血症、低ナトリウム血症、倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、意識障害、ショック、失神、意識消失、血圧低下、冷感、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、再生不良性貧血、溶血性貧血、重篤な血液障害、壊死性血管炎、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、天疱瘡、類天疱瘡、水疱、糜爛、間質性肺炎、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、肺水腫、急性呼吸窮迫症候群、全身性エリテマトーデス悪化、低血糖、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、横紋筋融解症、筋肉痛、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性近視、閉塞隅角緑内障、霧視、視力低下

上記以外の副作用

傾眠、不眠症、知覚異常、しびれ、味覚異常、白血球数増加、好酸球数増加、不整脈、動悸、頻脈、心房細動、低血圧、起立性低血圧、顔面潮紅、ほてり、腹痛、腹部不快感、下痢、膵炎、便秘、肝機能異常、γ-GTP増加、AST増加、ALT増加、血中ビリルビン増加、LDH増加、Al-P増加、黄疸、胆汁うっ滞、咽頭炎、鼻閉、BUN増加、血中クレアチニン増加、蛋白尿、尿中血陽性、高血糖、高尿酸血症、低カリウム血症、血中コレステロール増加、血中トリグリセリド増加、尿糖陽性、低マグネシウム血症、低クロル性アルカローシス、血中カルシウム増加、総蛋白減少、脱水、CK増加、CPK増加、疲労、胸痛、関節痛、腰背部痛、筋痙縮、口渇、唾液腺炎、インポテンス、高カルシウム血症、副甲状腺障害、黄視症、視力異常、耳鳴

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」の用法・用量

  • 1日1回1錠(バルサルタン/ヒドロクロロチアジドとして80mg/12.5mg)を経口投与する
  • 本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 急性腎不全
    • 無尿
    • 透析
    • 体液中のカリウム減少
    • 体液中のナトリウム減少
    • アリスキレン投与中
    • デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
    • eGFRが60mL/分/1.73㎡未満の腎機能障害でアリスキレンとの併用
    • 手術前24時間
    • 嘔吐
    • 肝障害
    • 血清カリウム値異常
    • 下痢
    • 減塩療法中
    • 高カルシウム血症
    • 交感神経切除後
    • 高尿酸血症
    • 重篤な冠硬化症
    • 重篤な腎機能障害
    • 痛風
    • 糖尿病
    • 脳血管障害
    • 副甲状腺機能亢進症
    • 重篤な脳動脈硬化症
    • ACTH投与中
    • ジギタリス剤投与中
    • 胆汁性肝硬変
    • 副腎皮質ホルモン剤投与中
    • アリスキレンを併用
    • 胆汁うっ滞
    • 厳重な減塩療法中
    • 腎機能障害
    • 利尿降圧剤投与中
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 重度ナトリウム減少
    • 重度体液量減少
    • コントロール不良の糖尿病

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アリスキレン 非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
ACE阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
降圧利尿剤 一過性の急激な血圧低下、失神、意識消失、症候性低血圧
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> 低ナトリウム血症
カルバマゼピン 低ナトリウム血症
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤> 血清カリウム値が上昇
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール 血清カリウム値が上昇
トリメトプリム 血清カリウム値が上昇
スルファメトキサゾール・トリメトプリム 血清カリウム値が上昇
シクロスポリン 血清カリウム値が上昇、高尿酸血症、痛風
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱、腎機能を悪化
COX-2選択的阻害剤 本剤の降圧作用が減弱、腎機能を悪化
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱、腎機能を悪化
ビキサロマー<服用> バルサルタンの血中濃度が約30~40%に低下、バルサルタンの作用が減弱
バルビツール酸誘導体 起立性低血圧が増強
アヘンアルカロイド系麻薬 起立性低血圧が増強
エタノール摂取 起立性低血圧が増強
カテコールアミン製剤 作用を減弱
ノルエピネフリン 作用を減弱
エピネフリン 作用を減弱
非脱分極性筋弛緩剤 麻痺作用を増強
パンクロニウム臭化物 麻痺作用を増強
降圧作用を有する薬剤 降圧作用を増強
β-遮断剤 降圧作用を増強
ニトログリセリン 降圧作用を増強
ジギタリス剤 心臓に対する作用を増強し不整脈
ジゴキシン 心臓に対する作用を増強し不整脈
ジギトキシン 心臓に対する作用を増強し不整脈
乳酸ナトリウムを含有する輸液 チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス・低カリウム血症を増強
リチウム製剤 振戦・消化器愁訴等リチウム中毒を増強、血中リチウム濃度が上昇しリチウム中毒
副腎皮質ホルモン剤 低カリウム血症
ACTH 低カリウム血症
グリチルリチン製剤 血清カリウム値の低下
糖尿病用薬 作用を著しく減弱
スルホニルウレア系薬剤 作用を著しく減弱
インスリン製剤 作用を著しく減弱
ジアゾキシド 血糖上昇作用及び血中尿酸上昇作用が増強
陰イオン交換樹脂剤<経口> チアジド系薬剤の作用が減弱
コレスチラミン<経口> チアジド系薬剤の作用が減弱
アマンタジン 作用が増強
アロプリノール 重症の過敏反応<悪寒・全身性の皮疹等>
抗コリン作用を有する薬剤 チアジド系薬剤の作用が増強
アトロピン チアジド系薬剤の作用が増強
ビペリデン チアジド系薬剤の作用が増強
メチルドパ チアジド系薬剤との併用による溶血性貧血
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制作用を増強
シクロホスファミド水和物 骨髄抑制作用を増強
メトトレキサート製剤 骨髄抑制作用を増強
ビタミンD 高カルシウム血症
カルシウム製剤 高カルシウム血症

飲食物との組み合わせ注意

  • カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
  • ビタミンDを含むもの<きくらげ、あんこう、しらす干し、いわし、にしん など>
  • アルコールを含むもの

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

バルヒディオ配合錠EX「タナベ」に関係する解説

ARB・利尿薬配合剤

  • バルヒディオ配合錠EX「タナベ」は、ARB・利尿薬配合剤に分類される。
  • ARB・利尿薬配合剤とは、血圧上昇などの要因となる体内物質(アンジオテンシンII)の受容体阻害作用とナトリウムや水分を尿として排出する利尿作用により、降圧作用などをあらわす薬。

ARB・利尿薬配合剤の代表的な商品名

  • プレミネント配合錠
  • エカード配合錠
  • コディオ配合錠
  • ミコンビ配合錠
  • イルトラ配合錠
ARB・利尿薬配合剤についての詳しい解説を見る