処方薬
アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」
後発

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」の基本情報

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」の概要

商品名 アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」
一般名 アミオダロン塩酸塩注射液
薬価・規格 768.0円 (150mg3mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 トーアエイヨー
ブランド アミオダロン塩酸塩速崩錠100mg「TE」 他
YJコード 2129410A1036
レセプト電算コード 622609302
添付文書PDFファイル

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」の主な効果と作用

  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。
  • 心臓の異常な収縮や緊張をおさえ、心拍数をおさえる働きがあります。

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」の用途

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

不眠症、心電図QT延長、血中ビリルビン増加、甲状腺機能検査値異常、rT3上昇、TSH上昇、TSH低下、T3低下、T4上昇、T4低下、AST上昇

起こる可能性のある重大な副作用

血圧低下、徐脈、心不全、間質性肺炎、致死的、胸部レントゲン検査にて異常陰影、胸部CT検査にて異常陰影、咳、呼吸困難、捻髪音、肝炎、黄疸、肝不全、著しいAST上昇、著しいALT上昇、重篤な肝機能障害、Torsade de pointes、心停止、完全房室ブロック、甲状腺機能亢進症、無顆粒球症、白血球減少

上記以外の副作用

嘔吐、悪心、発熱、投与部位反応、心房粗動、心室性頻脈、血管障害、低血圧、ほてり、鼻出血、LDH上昇、尿蛋白、神経障害、頭痛、発疹、蕁麻疹、紅斑、急性呼吸窮迫症候群、気管支痙攣、無呼吸、アナフィラキシーショック、血管神経性浮腫、虚脱、発汗、良性頭蓋内圧亢進、偽性脳腫瘍、血小板減少症、背部痛

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」の用法・用量

  • 〈心室細動、血行動態不安定な心室頻拍で難治性かつ緊急を要する場合〉通常、成人には次のとおり点滴静注により投与する
    • なお、症状に応じて適宜増減あるいは追加投与を行う
  • ただし、最大量として1日の総投与量は1250mgを超えないこと及び投与濃度は2.5mg/mLを超えないこと
  • (1). 投与方法(48時間まで)1). 初期急速投与:アミオダロン塩酸塩として125mg(2.5mL)を5%ブドウ糖液100mLに加え、容量型の持続注入ポンプを用い、600mL/時(10mL/分)の速度で10分間投与する
  • 2). 負荷投与:アミオダロン塩酸塩として750mg(15mL)を5%ブドウ糖液500mLに加え、容量型の持続注入ポンプを用い33mL/時の速度で6時間投与する
  • 3). 維持投与:17mL/時の速度で合計42時間投与する
  • ①. 6時間の負荷投与後、残液を33mL/時から17mL/時に投与速度を変更し、18時間投与する
  • ②. アミオダロン塩酸塩として750mg(15mL)を5%ブドウ糖液500mLに加え、容量型の持続注入ポンプを用い17mL/時の速度で24時間投与する(アミオダロン塩酸塩として600mg)
  • (2). 追加投与血行動態不安定な心室頻拍あるいは心室細動が再発し、本剤投与が必要な場合には追加投与できる
  • 1回の追加投与は本剤125mg(2.5mL)を5%ブドウ糖液100mLに加え、容量型の持続注入ポンプを用い、600mL/時(10mL/分)の速度で10分間投与する
  • (3). 継続投与(3日以降)48時間の投与終了後、本剤の継続投与が必要と判断された場合は、継続投与を行うことができる
  • アミオダロン塩酸塩として750mg(15mL)を5%ブドウ糖液500mLに加え、容量型の持続注入ポンプを用い17mL/時の速度で投与する(アミオダロン塩酸塩として600mg/24時間)
  • 〈電気的除細動抵抗性の心室細動あるいは無脈性心室頻拍による心停止〉アミオダロン塩酸塩として300mg(6mL)又は5mg/kg(体重)を5%ブドウ糖液20mLに加え、静脈内へボーラス投与する
  • 心室性不整脈が持続する場合には、150mg(3mL)又は2.5mg/kg(体重)を5%ブドウ糖液10mLに加え、追加投与することができる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈心室細動・血行動態不安定な心室頻拍で難治性かつ緊急を要する場合〉本剤の点滴静注による投与には容量型の持続注入ポンプを用いること(本剤溶液の表面特性の変化により、液滴サイズが縮小することがあり、滴下型の注入セットを用いた場合、過少投与となるおそれがある)、また、注射部位反応を避けるため、可能な限り本剤は中心静脈より投与すること
  • 7.2. 〈心室細動、血行動態不安定な心室頻拍で難治性かつ緊急を要する場合〉心室細動、血行動態不安定な心室頻拍で難治性かつ緊急を要する場合、初期急速投与及び追加投与時は、1アンプル(3mL)から本剤2.5mLを注射筒で抜き取り調製すること
  • 7.3. 〈心室細動・血行動態不安定な心室頻拍で難治性かつ緊急を要する場合〉継続投与に関し、国内においては最長7日間までの投与経験しかないため、継続投与の期間については十分注意すること
  • 7.4. 〈心室細動・血行動態不安定な心室頻拍で難治性かつ緊急を要する場合〉追加投与に関し、国内においては3回までの投与経験しかないため、追加投与については十分注意すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重篤な呼吸不全
    • リトナビル投与中
    • ヨウ素に対し過敏症
    • クラス3抗不整脈薬投与中
    • エリスロマイシン<注射剤>投与中
    • 重度伝導障害<高度な房室ブロック>がありペースメーカーを使用していない
    • 重度伝導障害<三束ブロック>がありペースメーカーを使用していない
    • 重度伝導障害<二束ブロック>がありペースメーカーを使用していない
    • 重篤な低血圧<血行動態不安定な心室細動又は心室頻拍発作発現中を除く>
    • 循環虚脱<血行動態不安定な心室細動又は心室頻拍発作発現中を除く>
    • 洞性徐脈がありペースメーカーを使用していない
    • 洞不全症候群がありペースメーカーを使用していない
    • 洞房ブロックがありペースメーカーを使用していない
    • ネルフィナビルメシル酸塩投与中
    • モキシフロキサシン塩酸塩投与中
    • ベプリジル塩酸塩水和物投与中
    • トレミフェンクエン酸塩投与中
    • ペンタミジンイセチオン酸塩投与中
    • クラス1a抗不整脈薬投与中
    • フィンゴリモド塩酸塩投与中
    • エリグルスタット酒石酸塩投与中
    • シポニモド フマル酸投与中
    • ラスクフロキサシン塩酸塩<注射剤>投与中
    • ニルマトレルビル・リトナビル投与中
    • 甲状腺機能障害
    • QT延長
    • 肺拡散能低下
    • 重篤な肝機能低下
    • 重篤な腎機能低下
    • 間質性肺炎
    • 重篤な心不全
    • 低血圧
    • 肺線維症
    • 肺胞炎
    • ペースメーカー使用中
    • 心臓移植待機中
    • 肺に既往歴
    • 非代償性心筋症
    • 植込み型除細動器<ICD>使用中

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
全身麻酔 心筋抑制因子及び伝導障害に対する感受性が高くなる、アトロピンが不奏効の徐脈・低血圧・伝導障害・心拍出量低下、潜在的に重度の合併症、致命的な急性呼吸窮迫症候群
リトナビル 重篤な副作用<不整脈等>
ニルマトレルビル・リトナビル 重篤な副作用<不整脈等>
ネルフィナビルメシル酸塩 重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象、QT延長・Torsade de pointes等の不整脈、持続的な鎮静
1a群不整脈用剤 Torsade de pointes
プロカインアミド Torsade de pointes
キニジン Torsade de pointes
3群不整脈用剤 Torsade de pointes
ソタロール Torsade de pointes
ニフェカラント Torsade de pointes
塩酸ベプリジル Torsade de pointes
フィンゴリモド塩酸塩 Torsade de pointes、重篤な不整脈
シポニモドフマル酸 Torsade de pointes、重篤な不整脈
低カリウム血症を起こす恐れがある薬剤 Torsade de pointes
利尿剤 Torsade de pointes
副腎皮質ホルモン剤 Torsade de pointes
アムホテリシンB Torsade de pointes
ACTH Torsade de pointes
テトラコサクチド Torsade de pointes
エリスロマイシン<注射剤> Torsade de pointesのリスクが増加
イセチオン酸ペンタミジン Torsade de pointesのリスクが増加
塩酸モキシフロキサシン QT延長、心室性不整脈
ラスクフロキサシン塩酸塩<注射剤> QT延長、心室性不整脈
エリグルスタット酒石酸塩 QT延長
PDE5阻害薬 QT延長
バルデナフィル QT延長
シルデナフィル QT延長
ヒドロキシクロロキン硫酸塩 心室性不整脈
クエン酸トレミフェン QT延長を増強、心室性頻拍<Torsade de pointesを含む>
ワルファリン プロトロンビン時間の延長、重大な又は致死的な出血
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 本薬の経口剤では血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強
P糖蛋白を基質とする10a阻害剤 血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強
エドキサバントシル酸塩水和物 血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強
ジゴキシン 血中濃度が上昇、臨床的な毒性、洞房ブロック、房室ブロック、憂鬱、胃腸障害、精神神経障害
リドカイン製剤 洞房ブロック、洞停止
ジルチアゼム 房室ブロック、心停止
ベラパミル 房室ブロック、心停止
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 血中濃度を上昇
シクロスポリン 血中濃度を上昇
タクロリムス水和物 血中濃度を上昇
ジヒドロエルゴタミン 血中濃度を上昇
エルゴタミンを含有する製剤 血中濃度を上昇
トリアゾラム 血中濃度を上昇
ミダゾラム 血中濃度を上昇
フレカイニド 血中濃度を上昇
アプリンジン 血中濃度を上昇
テオフィリン 血中濃度を上昇
フェニトイン 血中濃度上昇による精神神経障害
CYP3A4で代謝されるHMG-CoA還元酵素阻害剤 筋障害のリスクが増加
シンバスタチン 筋障害のリスクが増加
メトプロロール 徐脈、心停止
プロプラノロール 徐脈、心停止
フェンタニル 徐脈、血圧低下
局所麻酔剤 心機能抑制作用が増強
レジパスビル/ソホスブビル配合剤 徐脈等の不整脈、死亡

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」と主成分が同じ薬

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アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」に関係する解説

Kチャネル遮断薬(III群抗不整脈薬)

  • アミオダロン塩酸塩静注150mg「TE」は、Kチャネル遮断薬(III群抗不整脈薬)に分類される。
  • Kチャネル遮断薬(III群抗不整脈薬)とは、脈に関与する電気信号の一つであるK(カリウム)イオンの通り道を塞ぎ、乱れた脈を整える薬。

Kチャネル遮断薬(III群抗不整脈薬)の代表的な商品名

  • アンカロン
  • ソタコール
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