処方薬
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」の基本情報
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」の概要
商品名 | アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」 |
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一般名 | アトロピン硫酸塩注射液 |
薬価・規格 | 95.0円 (0.05%1mL1管) |
薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 | ニプロESファーマ |
YJコード | 1242405A1062 |
レセプト電算コード | 620005855 |
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」の主な効果と作用
- お腹のけいれんや痛みをやわらげるお薬です。
消化管 の筋肉のけいれんをおさえたり、胃酸の分泌をおさえる働きがあります。- 麻酔前に用いるお薬です。
- 口の中や気道からの分泌をおさえたり、
徐脈 などを予防する働きがあります。 尿管 や膀胱にできた結石による激しい痛みをおさえるお薬です。
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」の用途
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
散瞳、視調節障害、緑内障、口渇、悪心、嘔吐、嚥下障害、便秘、排尿障害、頭痛、頭重感
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、アナフィラキシー、頻脈、全身潮紅、発汗、顔面浮腫
上記以外の副作用
記銘障害、心悸亢進、呼吸障害、過敏症、発疹、顔面潮紅
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」の用法・用量
- 〈胃・十二指腸潰瘍における分泌並びに運動亢進、胃腸の痙攣性疼痛、痙攣性便秘、胆管・尿管の疝痛、副交感神経興奮剤の中毒、迷走神経性徐脈及び迷走神経性房室伝導障害、その他の徐脈及び房室伝導障害、麻酔前投薬〉アトロピン硫酸塩水和物として、通常成人0.5mgを皮下又は筋肉内に注射する
- 場合により静脈内に注射することもできる
- なお、年齢、症状により適宜増減する
- 〈有機燐系殺虫剤中毒〉症状により次のように用いる
- 軽症:アトロピン硫酸塩水和物として、0.5~1mgを皮下注射するか、又は0.5~1mgを経口投与する
- 中等症:アトロピン硫酸塩水和物として、1~2mgを皮下・筋肉内又は静脈内に注射する
- 必要があれば、その後20~30分ごとに繰り返し注射する
- 重症:初回、アトロピン硫酸塩水和物として、2~4mgを静脈内に注射し、その後症状に応じてアトロピン飽和の徴候が認められるまで繰り返し注射を行う
- 〈ECTの前投与〉アトロピン硫酸塩水和物として、通常成人1回0.5mgを皮下、筋肉内又は静脈内注射する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」の使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
アトロピン硫酸塩注0.5mg「タナベ」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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抗コリン作用を有する薬剤 | 抗コリン作用<口渇・便秘・麻痺性イレウス・尿閉等>が増強 |
三環系抗うつ剤 | 抗コリン作用<口渇・便秘・麻痺性イレウス・尿閉等>が増強 |
フェノチアジン系薬剤 | 抗コリン作用<口渇・便秘・麻痺性イレウス・尿閉等>が増強 |
イソニアジド | 抗コリン作用<口渇・便秘・麻痺性イレウス・尿閉等>が増強 |
抗ヒスタミン剤 | 抗コリン作用<口渇・便秘・麻痺性イレウス・尿閉等>が増強 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 本剤の作用が増強 |
ジギタリス剤 | 中毒<嘔気・嘔吐・めまい・徐脈・不整脈等> |
ジゴキシン | 中毒<嘔気・嘔吐・めまい・徐脈・不整脈等> |
プラリドキシムヨウ化メチル | 本剤の薬効発現が遅延 |