処方薬
キシロカイン注射液1%

キシロカイン注射液1%の基本情報

キシロカイン注射液1%の概要

商品名 キシロカイン注射液1%
一般名 リドカイン注射液
薬価・規格 110.0円 (1%10mLバイアル)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 サンドファーマ
ブランド キシロカインビスカス2% 他
YJコード 1214401A3020
レセプト電算コード 641210099
添付文書PDFファイル

キシロカイン注射液1%の主な効果と作用

  • 局所麻酔剤です。

キシロカイン注射液1%の用途

  • 浸潤麻酔
  • 伝達麻酔
  • 表面麻酔
  • 硬膜外麻酔

キシロカイン注射液1%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

中毒、眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心、嘔吐、過敏症、蕁麻疹、皮膚症状

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制、チアノーゼ、意識障害、心停止、アナフィラキシーショック、振戦、痙攣、中毒症状、運動障害、一過性異常感覚、持続的異常感覚、疼痛、知覚障害、膀胱直腸障害、神経学的疾患、頻脈、血圧変動、急激な体温上昇、筋強直、血液暗赤色化、過呼吸、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン尿、ポートワイン色尿、重篤な悪性高熱

上記以外の副作用

浮腫

キシロカイン注射液1%の用法・用量

  • 硬膜外麻酔:(基準最高用量:1回200mg)リドカイン塩酸塩として、通常、成人100~200mgを使用する
  • 伝達麻酔:(基準最高用量:1回200mg)リドカイン塩酸塩として、通常、成人30~200mgを使用する
  • 指趾神経遮断には30~100mg、肋間神経遮断には50mgまでを使用する
  • 浸潤麻酔:(基準最高用量:1回200mg)リドカイン塩酸塩として、通常、成人20~200mgを使用する
  • 表面麻酔:適量を塗布または噴霧する
  • ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)各種麻酔方法による用量は次のとおりである
  • ()内は注射液としての用量である
  • 1). 硬膜外麻酔:100~200mg(10~20mL)
  • 2). 伝達麻酔:30~200mg(3~20mL)
  • 3). 伝達麻酔[指趾神経遮断]:30~100mg(3~10mL)
  • 4). 伝達麻酔[肋間神経遮断]:50mgまで(5mLまで)
  • 5). 浸潤麻酔:20~200mg(2~20mL)
  • 6). 表面麻酔:適量を塗布又は噴霧する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

キシロカイン注射液1%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • ショック状態
    • 大量出血
    • 敗血症
    • 注射部位又はその周辺に炎症
    • 血液凝固障害
    • 呼吸器疾患
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な高血圧症
    • 重篤な腎機能障害
    • 髄膜炎
    • 中枢神経系疾患
    • 肥満
    • ポルフィリン症
    • 灰白脊髄炎
    • 脊柱に著明な変形
    • 抗凝血薬投与中
    • 心血管系に著しい障害
    • 腹部腫瘤
    • 心刺激伝導障害
    • 心弁膜症
    • 脊髄に結核
    • 脊髄に腫瘍
    • 脊椎に結核
    • 脊椎に腫瘍
    • 全身状態不良
    • 脊髄ろう

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

キシロカイン注射液1%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
血液凝固阻止剤 血腫、脊髄障害
3群不整脈用剤 心機能抑制作用が増強
アミオダロン 心機能抑制作用が増強

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