処方薬
メマリー錠10mg
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メマリー錠10mgの基本情報

メマリー錠10mgの概要

商品名 メマリー錠10mg
一般名 メマンチン塩酸塩錠
薬価・規格 97.2円 (10mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 第一三共
ブランド メマリー錠5mg 他
YJコード 1190018F2020
レセプト電算コード 622047201
識別コード メマリー10
添付文書PDFファイル

メマリー錠10mgの主な効果と作用

  • 脳の神経の過剰な興奮をおさえる働きがあります。
  • 物忘れがはげしくなる、同じことを繰返す、判断ができにくくなるなどの症状が進むのをおさえるお薬です。

メマリー錠10mgの用途

メマリー錠10mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、浮腫、めまい、頭痛、傾眠、不眠、徘徊、不穏、易怒性、不安、頻尿

起こる可能性のある重大な副作用

痙攣、激越、攻撃性、妄想、失神、意識消失、精神症状、幻覚、錯乱、せん妄、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、ビリルビン上昇、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、完全房室ブロック、高度洞徐脈、徐脈性不整脈

上記以外の副作用

尿失禁、尿潜血、BUN上昇、肝機能異常、便秘、食欲不振、消化管潰瘍、悪心、嘔吐、下痢、便失禁、血圧上昇、血圧低下、上室性期外収縮、血糖値上昇、転倒、体重減少、貧血、倦怠感、発熱、コレステロール上昇、トリグリセリド上昇、過敏症、顔面浮腫、眼瞼浮腫、歩行障害、不随意運動、振戦、チック、ジスキネジー、活動性低下、鎮静

メマリー錠10mgの用法・用量

  • 通常、成人にはメマンチン塩酸塩として1日1回5mgから開始し、1週間に5mgずつ増量し、維持量として1日1回20mgを経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 1日1回5mgからの漸増投与は、副作用の発現を抑える目的であるので、維持量まで増量すること
  • 7.2. 高度腎機能障害(クレアチニンクリアランス値:30mL/min未満)のある患者には、患者の状態を観察しながら慎重に投与し、維持量は1日1回10mgとすること〔9.2.1、16.6.1参照〕
  • 7.3. 医療従事者、家族等の管理の下で投与すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

メマリー錠10mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 高度腎機能障害
    • クレアチニンクリアランス値:30mL/min未満
    • 尿細管性アシドーシス
    • 痙攣
    • 腎機能障害
    • てんかん
    • アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患
    • 重症尿路感染
    • 尿pHを上昇させる因子を有する
    • 高度肝機能障害<Child-Pugh分類C>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

メマリー錠10mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ドパミン作動薬 作用を増強
レボドパ 作用を増強
ヒドロクロロチアジド 血中濃度を低下
カチオン輸送系を介して腎排泄される薬剤 本剤の血中濃度が上昇
シメチジン 本剤の血中濃度が上昇
尿アルカリ化剤 本剤の血中濃度が上昇
アセタゾラミド 本剤の血中濃度が上昇
NMDA受容体拮抗作用を有する薬剤 相互に作用を増強
アマンタジン塩酸塩 相互に作用を増強
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 相互に作用を増強

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メマリー錠10mgに関係する解説

NMDA受容体拮抗薬

  • メマリー錠10mgは、NMDA受容体拮抗薬に分類される。
  • NMDA受容体拮抗薬とは、アルツハイマー病による神経細胞障害や記憶や学習能力の障害などを抑える薬。

NMDA受容体拮抗薬の代表的な商品名

  • メマリー
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