処方薬
ロナセンテープ20mg
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ロナセンテープ20mgの基本情報

ロナセンテープ20mgの概要

商品名 ロナセンテープ20mg
一般名 ブロナンセリン貼付剤
薬価・規格 239.4円 (20mg1枚)
薬の形状
外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤
外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤のアイコン
製造会社 住友ファーマ
YJコード 1179700S1021
レセプト電算コード 622687801
添付文書PDFファイル

ロナセンテープ20mgの主な効果と作用

  • 強い不安や緊張感をやわらげ、心の病気で起きる幻覚、妄想などをおさえるお薬です。
  • 不安や緊張などの精神の不安定な状態をおさえる働きがあります。

ロナセンテープ20mgの用途

ロナセンテープ20mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

筋強剛、錐体外路症状、パーキンソン症候群、振戦、流涎過多、寡動、運動緩慢、歩行障害、仮面様顔貌、アカシジア、静坐不能

起こる可能性のある重大な副作用

高血糖、悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害、遅発性ジスキネジア、口周部不随意運動、不随意運動、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、無顆粒球症、白血球減少、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ALP上昇、ビリルビン上昇、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、高血糖悪化、糖尿病悪化、口渇、多飲、多尿、頻尿

上記以外の副作用

プロラクチン上昇、紅斑、皮膚そう痒感、体重増加、ジスキネジア、便秘、糖尿病、過敏症、発疹、湿疹、そう痒、血圧上昇、血圧低下、心電図異常、QT間隔延長、T波変化、徐脈、動悸、構語障害、嚥下障害、四肢不随意運動、ジストニア、痙攣性斜頚、顔面攣縮、喉頭攣縮、頚部攣縮、眼球回転発作、後弓反張、肝機能異常、脂肪肝、眼乾燥、下痢、食欲亢進、上腹部痛、胃不快感、胃炎、胃腸炎、腹痛、排尿困難、不眠、睡眠障害、眠気、めまい、ふらつき、不安、焦燥感、易刺激性、頭重、頭痛、自殺企図、興奮、攻撃性、抑うつ、脱抑制、行動異常、妄想、悪夢、皮膚炎、丘疹、皮膚小水疱、皮膚変色、皮膚刺激感、皮膚乾燥、皮膚びらん、皮膚剥脱、じん麻疹、倦怠感、体重減少、トリグリセリド上昇、血中コレステロール上昇、血中カリウム減少、血中ナトリウム減少、血糖上昇、血糖低下、尿中蛋白陽性、上気道感染、鼻出血、鼻咽頭炎、四肢痛、起立性低血圧、不整脈、心室性期外収縮、上室性期外収縮、心拍数増加、心拍数減少、LDH上昇、眼調節障害、霧視、羞明、腹部膨満感、口唇炎、月経異常、乳汁分泌、射精障害、女性化乳房、勃起不全、尿閉、尿失禁、過鎮静、幻覚、幻聴、被害妄想、多動、脳波異常、躁状態、異常感、会話障害、多弁、緊張、しびれ感、好中球増加、リンパ球減少、赤血球増加、貧血、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、血小板増加、血小板減少、異型リンパ球出現、皮膚疼痛、皮膚不快感、皮膚熱感、咳嗽、過換気、鼻漏、水中毒、顔面浮腫、嚥下性肺炎、低体温、血中インスリン上昇、血中リン脂質増加、BUN上昇、BUN減少、血中総蛋白減少、血中カリウム上昇、尿中ウロビリン陽性、尿糖陽性、尿潜血陽性、脱毛

ロナセンテープ20mgの用法・用量

  • 通常、成人にはブロナンセリンとして40mgを1日1回貼付するが、患者の状態に応じて最大80mgを1日1回貼付することもできる
    • なお、患者の状態により適宜増減するが、1日量は80mgを超えないこと
  • 本剤は、胸部、腹部、背部のいずれかに貼付し、24時間ごとに貼り替える
  • (用法及び用量に関連する注意)ブロナンセリン経口剤から本剤へ切り替える場合には、次の投与予定時刻に切り替え可能であるが、患者の状態を十分観察し、切り替えに際しては、「臨床成績」の項を参考に用量を選択すること〔17.1.2参照〕
  • 本剤からブロナンセリン経口剤へ切り替える場合には、ブロナンセリン経口剤の用法・用量に従って、1回4mg、1日2回食後経口投与より開始し、徐々に増量すること
    • なお、ブロナンセリン経口剤と本剤を同時期に投与することにより過量投与にならないよう注意すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ロナセンテープ20mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • エンシトレルビル投与中
    • ミコナゾール<経口剤・口腔用剤・注射剤>投与中
    • アドレナリン投与中<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く>
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • イトラコナゾール投与中
    • フルコナゾール投与中
    • アタザナビル投与中
    • ホスアンプレナビル投与中
    • ボリコナゾール投与中
    • ホスフルコナゾール投与中
    • ダルナビル投与中
    • コビシスタット含有製剤投与中
    • リトナビル含有製剤投与中
    • ポサコナゾール投与中
    • 肝機能障害
    • 痙攣性疾患
    • 高血糖
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 脱水状態
    • 低血圧
    • てんかん
    • 糖尿病
    • パーキンソン病
    • 肥満
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊
    • 心・血管系疾患
    • 長期臥床
    • 糖尿病の危険因子を有する
    • レビー小体型認知症
    • 不動状態

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ロナセンテープ20mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アドレナリン<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く> 作用を逆転させ重篤な血圧降下
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ボリコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ミコナゾール<経口剤・口腔用剤・注射剤> 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
フルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ホスフルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ポサコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ダルナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
アタザナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ホスアンプレナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
エンシトレルビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
コビシスタットを含有する製剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
シクロスポリン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ジルチアゼム 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
アドレナリン含有歯科麻酔剤 重篤な血圧降下
リドカイン・アドレナリン歯科麻酔剤 重篤な血圧降下
中枢抑制剤 相互に作用を増強
エタノール摂取 相互に作用を増強
ドパミン作動薬 相互に作用が減弱
レボドパ 相互に作用が減弱
ブロモクリプチン 相互に作用が減弱
血圧降下剤 降圧作用が増強
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
バルビツール酸誘導体 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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ロナセンテープ20mgに関係する解説

非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)

  • ロナセンテープ20mgは、非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)に分類される。
  • 非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)とは、脳内のドパミンD2受容体やセロトニン5-HT2受容体などの拮抗作用により、幻覚、妄想、感情や意欲の障害などを改善する薬。

非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)の代表的な商品名

  • リスパダール
  • インヴェガ
  • ゼプリオン水懸筋注、ゼプリオンTRI水懸筋注
  • ルーラン
  • ロナセン
非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)についての詳しい解説を見る