オランザピン錠5mg「三和」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
傾眠、不眠、体重増加、糖尿病、口渇、筋強剛、発汗、ジスキネジア、便秘、興奮、不安
起こる可能性のある重大な副作用
高血糖、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、痙攣、強直間代性痙攣、部分発作、ミオクロヌス発作、遅発性ジスキネジア、不随意運動、口周部不随意運動、白血球減少、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、致命的経過、低血糖、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、意識障害、低血糖症状、発熱、CK上昇、白血球増加、急性腎障害、肝機能障害、黄疸、Al-P上昇、横紋筋融解症、筋肉痛、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、無顆粒球症、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫、薬剤性過敏症症候群、発疹、リンパ節腫脹、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6再活性化、HHV-6再活性化、ウイルス再活性化、悪性症候群、Syndrome malin、無動緘黙、強度筋強剛、脈拍変動、血圧変動、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状
上記以外の副作用
めまい、ふらつき、頭痛、頭重、抑うつ状態、構音障害、立ちくらみ、易刺激性、自殺企図、幻覚、妄想、脱抑制、性欲亢進、躁状態、感覚鈍麻、下肢静止不能症候群、記憶障害、知覚過敏、違和感、意識喪失、焦燥、錐体外路症状、アカシジア、静坐不能、ジストニア、歩行異常、ブラジキネジア、動作緩慢、嚥下障害、眼球挙上、血圧低下、動悸、頻脈、起立性低血圧、血圧上昇、徐脈、心室性期外収縮、心電図QT延長、食欲亢進、胃不快感、流涎過多、下痢、腹痛、口角炎、貧血、好中球減少、月経異常、プロラクチン上昇、蛋白尿、排尿障害、尿失禁、顔面浮腫、トリグリセリド上昇、コレステロール上昇、尿糖、高尿酸血症、水中毒、高脂血症、鼻閉、体重減少、転倒、骨折、低体温、肩こり、脱毛症、血栓、過敏症、しびれ感、吃音、健忘、嘔気、膵炎、白血球増多、赤血球減少、好中球増多、血小板減少、ヘモグロビン減少、血小板増多、好酸球減少、赤血球増多、単球減少、単球増多、ヘマトクリット値減少、プロラクチン低下、総ビリルビン上昇、ウロビリノーゲン陽性、総ビリルビン低下、肝炎、BUN低下、尿沈渣異常、クレアチニン低下、BUN上昇、光線過敏症、血管浮腫、そう痒症、代謝異常、総蛋白低下、ナトリウム上昇、クロール上昇、クロール低下、鼻出血、嚥下性肺炎、持続勃起、離脱反応、アルブミン低下、A/G比異常、グロブリン上昇、関節痛、頻尿、脱水症、独語、空笑、会話障害、もうろう状態、舌の運動障害、運動減少、パーキンソン病徴候、心房細動、胃潰瘍、黒色便、痔出血、胃炎、リンパ球減少、乳汁分泌、乳房肥大、甲状腺機能亢進症、LDH上昇、腎盂炎、尿閉、蕁麻疹、小丘疹、トリグリセリド低下、カリウム低下、カリウム上昇、ナトリウム低下、腰痛、眼のチカチカ、霧視感、ほてり
オランザピン錠5mg「三和」の用法・用量
- 〈統合失調症〉通常、成人にはオランザピンとして5~10mgを1日1回経口投与により開始する
- 維持量として1日1回10mg経口投与する
- ただし、1日量は20mgを超えないこと
- 〈双極性障害における躁症状の改善〉通常、成人にはオランザピンとして10mgを1日1回経口投与により開始する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は20mgを超えないこと
- 〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉通常、成人にはオランザピンとして5mgを1日1回経口投与により開始し、その後1日1回10mgに増量する
- なお、いずれも就寝前に投与することとし、年齢、症状に応じ適宜増減するが、1日量は20mgを超えないこと
- 〈抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)〉他の制吐剤との併用において、通常、成人にはオランザピンとして5mgを1日1回経口投与する
- なお、患者の状態により適宜増量するが、1日量は10mgを超えないこと
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈抗悪性腫瘍剤<シスプラチン等>投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>〉本剤は、原則としてコルチコステロイド、5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬等と併用して使用する(なお、併用するコルチコステロイド、5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬等の用法及び用量については、各々の薬剤の電子添文等、最新の情報を参考にすること)
- 7.2. 〈抗悪性腫瘍剤<シスプラチン等>投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>〉原則として抗悪性腫瘍剤の投与前に本剤を投与し、がん化学療法の各サイクルにおける本剤の投与期間は6日間までを目安とすること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
オランザピン錠5mg「三和」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
血圧降下剤 |
めまい、頻脈、起立性低血圧 |
肝毒性のある薬剤による治療中 |
肝障害を悪化 |
アドレナリン<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く> |
作用を逆転させ重篤な血圧降下 |
エタノール摂取 |
相互に作用を増強 |
抗コリン作用を有する薬剤 |
腸管麻痺等の重篤な抗コリン性の毒性が強くあらわれる |
抗コリン性抗パーキンソン病薬 |
腸管麻痺等の重篤な抗コリン性の毒性が強くあらわれる |
フェノチアジン系薬剤 |
腸管麻痺等の重篤な抗コリン性の毒性が強くあらわれる |
三環系抗うつ剤 |
腸管麻痺等の重篤な抗コリン性の毒性が強くあらわれる |
ドパミン作動薬 |
ドパミン作動性の作用が減弱 |
レボドパ |
ドパミン作動性の作用が減弱 |
フルボキサミン |
本剤の血漿中濃度を増加 |
シプロフロキサシン |
本剤の血漿中濃度を増加 |
カルバマゼピン |
本剤の血漿中濃度を低下 |
オメプラゾール |
本剤の血漿中濃度を低下 |
リファンピシン類 |
本剤の血漿中濃度を低下 |
アドレナリン含有歯科麻酔剤 |
重篤な血圧降下 |
リドカイン・アドレナリン歯科麻酔剤 |
重篤な血圧降下 |
ベンゾジアゼピン系化合物 |
死亡 |