処方薬
レスリン錠25
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レスリン錠25の基本情報

レスリン錠25の概要

商品名 レスリン錠25
一般名 トラゾドン塩酸塩錠
薬価・規格 7.1円 (25mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 オルガノン
ブランド レスリン錠25 他
YJコード 1179037F1029
レセプト電算コード 611170826
識別コード XD1
添付文書PDFファイル

レスリン錠25の主な効果と作用

  • ゆううつな気持ちや、不安やイライラ、やる気がなくなるなどのこころの症状や、食欲がなくなる、眠れないなどの体の症状を改善するお薬です。
  • 脳内の神経伝達物質セロトニン)の量を増やすことにより、ゆううつな気持ちや落ち込んでいる気分をやわらげる働きがあります。

レスリン錠25の用途

レスリン錠25の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

食欲不振、悪心、嘔吐、便秘、低血圧、動悸、眠気、めまい、ふらつき、頭痛、頭重

起こる可能性のある重大な副作用

QT延長、心室頻拍、torsade de pointes、心室細動、心室性期外収縮、悪性症候群、Syndrome malin、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害、セロトニン症候群、錯乱、反射亢進、ミオクロヌス、戦慄、振戦、協調異常、陰茎の持続性勃起、陰核の持続性勃起、無顆粒球症、せん妄、麻痺性イレウス、腸管麻痺、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞

上記以外の副作用

構音障害、パーキンソン症状、頭がボーッとする、視調節障害、霧視、複視、不眠、運動失調、躁転、浮腫、発疹、白血球減少、貧血、口渇、腹痛、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、倦怠感、ほてり、脱力感、排尿障害、高血圧、起立性低血圧、興奮、妄想、性欲亢進、性欲減退、悪夢、怒り、敵意、攻撃的反応、異常感覚、インポテンス、協調運動障害、激越、過敏症、眼瞼そう痒感、溶血性貧血、血小板減少、食欲亢進、胸やけ、息切れ、血尿、乳汁分泌、眼球充血、低ナトリウム血症、失神、徐脈、不整脈、痙攣、焦燥感、流涎、健忘、知覚障害、幻覚、運動過多、不安、見当識障害、口周囲不随意運動、集中力低下、そう痒感、白血球増多、下痢、胃重感、嚥下障害、腹部膨満感、味覚異常、鼻閉、関節痛、筋肉痛、眼精疲労、疲労、耳鳴、尿失禁、頻尿、射精障害、月経異常、乳房痛、胸痛、体重減少、体重増加、悪寒、血清脂質増加

レスリン錠25の用法・用量

  • トラゾドン塩酸塩として、通常、成人には1日75~100mgを初期用量とし、1日200mgまで増量し、1~数回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

レスリン錠25の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 眼内圧亢進
    • 痙攣性疾患
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 出血傾向
    • 心疾患
    • てんかん
    • 排尿困難
    • 緑内障
    • 心筋梗塞回復初期
    • 脳器質障害
    • 統合失調症素因
    • 衝動性が高い併存障害
    • 躁うつ病

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

レスリン錠25の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
血圧降下剤 起立性低血圧、失神を含む低血圧
エタノール摂取 本剤の作用が増大、死亡
中枢抑制剤 本剤の作用が増大
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が増大
モノアミン酸化酵素阻害剤 本剤の作用が増大
強心配糖体製剤 血清中濃度が上昇
ジゴキシン 血清中濃度が上昇
フェニトイン 血清中濃度が上昇
フェノチアジン系薬剤 血圧低下
塩酸クロルプロマジン 血圧低下
ワルファリンカリウム プロトロンビン時間の短縮、出血傾向の増強を伴う血液凝固能の変動
血液凝固阻止剤 出血傾向の増強を伴う血液凝固能の変動
リバーロキサバン 出血傾向の増強を伴う血液凝固能の変動
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 出血傾向の増強を伴う血液凝固能の変動
抗血小板剤 出血傾向の増強を伴う血液凝固能の変動
アスピリン 出血傾向の増強を伴う血液凝固能の変動
硫酸クロピドグレル 出血傾向の増強を伴う血液凝固能の変動
非ステロイド系抗炎症剤 出血傾向の増強を伴う血液凝固能の変動
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ニルマトレルビル・リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
インジナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
セロトニン作用薬 セロトニン症候群
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
パロキセチン セロトニン症候群
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
アミトリプチリン セロトニン症候群
イミプラミン塩酸塩 セロトニン症候群
塩酸クロミプラミン セロトニン症候群
タンドスピロン セロトニン症候群
炭酸リチウム セロトニン症候群
トリプタン系薬剤 セロトニン症候群
L-トリプトファン含有製剤 セロトニン症候群
タペンタドール塩酸塩 セロトニン症候群
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 セロトニン症候群
塩酸トラマドール セロトニン症候群
フェンタニル セロトニン症候群
ペチジン塩酸塩 セロトニン症候群
ペンタゾシン セロトニン症候群
メサドン塩酸塩 セロトニン症候群
アモバルビタール 死亡
クロルジアゼポキシド 死亡
メプロバメート 死亡
アルコール・抱水クロラール・ジアゼパム 死亡

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • アルコールを含むもの
  • L-トリプトファン(アミノ酸の一種)を含むもの<大豆、豆腐、乳製品 など>

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    薬価 7.1円 (25mg1錠)
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レスリン錠25に関係する解説

SARI(セロトニン遮断再取り込み阻害薬)

  • レスリン錠25は、SARI(セロトニン遮断再取り込み阻害薬)に分類される。
  • SARI(セロトニン遮断再取り込み阻害薬)とは、脳内のセロトニンによる神経伝達を改善することで、意欲を高めたり、憂鬱な気分や不眠などを改善する薬。

SARI(セロトニン遮断再取り込み阻害薬)の代表的な商品名

  • デジレル、レスリン
SARI(セロトニン遮断再取り込み阻害薬)についての詳しい解説を見る