処方薬
インプロメン細粒1%
先発

インプロメン細粒1%の基本情報

インプロメン細粒1%の概要

商品名 インプロメン細粒1%
一般名 ブロムペリドール細粒
薬価・規格 78.3円 (1%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 細粒
内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
製造会社 ヤンセンファーマ
ブランド インプロメン細粒1% 他
YJコード 1179028C1066
レセプト電算コード 610463035
添付文書PDFファイル

インプロメン細粒1%の主な効果と作用

  • 脳内の神経伝達物質の働きをよくし、ゆううつで落ち込んだ気分、意欲や行動の低下している状態を改善する働きがあります。
  • 強い不安や緊張感をやわらげ、心の病気で起きる幻覚、妄想などをおさえるお薬です。
  • 不安や緊張などの精神の不安定な状態をおさえる働きがあります。

インプロメン細粒1%の用途

インプロメン細粒1%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

アカシジア、振戦、錐体外路症状、筋強剛、パーキンソン症候群、流涎、寡動、歩行障害、仮面様顔貌、嚥下障害、構音障害

起こる可能性のある重大な副作用

Syndrome malin、悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、CK上昇、血清CPK上昇、CPK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、無顆粒球症、白血球減少、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫、心室頻拍、Torsades de Pointes、遅発性ジスキネジー

上記以外の副作用

静座不能、眠気、倦怠感、ジスキネジー、口周部不随意運動、不随意運動、四肢不随意運動、便秘、血圧降下、動悸、舌のもつれ、ジストニア、痙攣性斜頚、顔面攣縮、喉頭攣縮、頚部攣縮、後弓反張、眼球上転発作、霧視、過敏症、発疹、胸やけ、腹部膨満感、下痢、月経異常、体重増加、体重減少、睡眠障害、焦燥感、眩暈、ふらつき、抑うつ、口渇、鼻閉、排尿障害、立ちくらみ、尿閉、心電図変化、QT間隔延長、T波変化、肝障害、角膜混濁、水晶体混濁、角膜色素沈着、高プロラクチン血症、無力症、疲労、胸内苦悶感、アキネジア、眼調節障害、貧血、胃不快感、女性化乳房、乳汁分泌、頭痛、頭重、知覚異常、性欲異常、痙攣発作、物忘れ、傾眠、しびれ感、潮紅、運動失調

インプロメン細粒1%の用法・用量

  • ブロムペリドールとして、1日3~18mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日36mgまで増量することができる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

インプロメン細粒1%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • 重症心不全
    • パーキンソン病
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • アドレナリン投与中<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く>
    • QT延長
    • 肝障害
    • 痙攣性疾患
    • 甲状腺機能亢進状態
    • 低カリウム血症
    • 低血圧
    • てんかん
    • 薬物過敏症
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊
    • 心・血管疾患
    • QT延長を起こすことが知られている薬剤投与中
    • 脱水状態
    • 肥満
    • 長期臥床
    • 不動状態

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

インプロメン細粒1%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
QTを延長する薬剤 QT延長
アドレナリン<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く> 作用を逆転させ重篤な血圧降下
中枢抑制剤 中枢神経抑制作用が増強
バルビツール酸誘導体 中枢神経抑制作用が増強
エタノール摂取 相互に作用を増強
リチウム製剤 類薬のハロペリドールで心電図変化、類薬のハロペリドールで重症の錐体外路症状、類薬のハロペリドールで持続性のジスキネジー、類薬のハロペリドールで突発性のSyndrome malin<悪性症候群>、類薬のハロペリドールで非可逆性の脳障害
抗コリン作用を有する薬剤 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強く現れる、精神症状が悪化
抗コリン性抗パーキンソン病薬 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強く現れる、精神症状が悪化
フェノチアジン系薬剤 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強く現れる、精神症状が悪化
三環系抗うつ剤 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強く現れる、精神症状が悪化
メトクロプラミド 内分泌機能異常、錐体外路症状
ドンペリドン 内分泌機能異常、錐体外路症状
クエン酸タンドスピロン 錐体外路症状を増強
ドパミン作動薬 作用が減弱
レボドパ 作用が減弱
ブロモクリプチン 作用が減弱
肝酵素誘導作用をもつ医薬品 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

インプロメン細粒1%と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る