スタレボ配合錠L100の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
貧血、不眠症、ジスキネジー、ジストニー、便秘、悪心、着色尿、不安、多汗症、悪夢、妄想
起こる可能性のある重大な副作用
傾眠、幻覚、悪性症候群、高熱、意識障害、昏睡、運動症状、高度筋硬直、ミオクローヌス、振戦、不随意運動、精神状態変化、ショック状態、自律神経機能異常、頻脈、不安定血圧、突発的睡眠、幻視、幻聴、錯乱、CK上昇、横紋筋融解症、急性腎障害、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、抑うつ、肝機能障害、胆汁うっ滞性肝炎、溶血性貧血、血小板減少、閉塞隅角緑内障、急激な眼圧上昇、霧視、眼痛、充血、頭痛、嘔気
上記以外の副作用
病的性欲亢進、異常な夢、浮動性めまい、体位性めまい、味覚異常、運動過多、上腹部痛、下痢、体重減少、胃不快感、食欲不振、嘔吐、レッチング、消化不良、胃炎、腹痛、AST増加、ALT増加、γ-GTP増加、尿潜血陽性、頻尿、BUN上昇、ヘモグロビン減少、白血球数減少、赤血球数減少、白血球数増加、ヘマトクリット減少、鉄欠乏性貧血、けん怠感、末梢性浮腫、口渇、関節痛、背部痛、筋痙攣、CK増加、LDH増加、ALP増加、血圧低下、起立性低血圧、高血圧、転倒、呼吸困難、激越、発疹、紅斑性皮疹、斑状丘疹状皮疹、蕁麻疹、紫斑、皮膚変色、毛髪変色、髭変色、爪変色、汗変色、脱毛症、血管浮腫、浮腫、精神病、衝動制御障害、病的賭博、リビドー亢進、性欲過剰、易刺激性、失見当識、自殺企図、ドパミン調節障害症候群、失神、回転性めまい、運動低下、オンオフ現象、精神的機能障害、記憶障害、認知症、感覚鈍麻、視力障害、鼓腸、大腸炎、腹部不快感、嚥下障害、食欲減退、口内乾燥、腹部膨満、流涎過多、口内炎、胃腸出血、心拍数不整、動悸、不整脈、虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞、尿閉、排尿異常、顆粒球数減少、疲労、無力症、歩行障害、胸痛、筋痙縮、細菌感染、尿路感染、血清鉄減少、血圧上昇、DNA抗体陽性、ほてり、発声障害、唾液変色、痰変色、口腔内粘膜変色、便変色
スタレボ配合錠L100の用法・用量
- 成人には、レボドパ・カルビドパ・エンタカポンとして1回50mg/5mg/100mg~200mg/20mg/200mgの間で1回1又は2錠を経口投与する
- なお、症状により用量及び投与回数を調節するが、1日総レボドパ量として1500mg、総カルビドパ量として150mg、総エンタカポン量として1600mgを超えないこと
- また、投与回数は1日8回を超えないこと
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 既存治療から本剤への切り替え7.1.1. レボドパ・カルビドパとエンタカポンの併用投与が行われている場合:レボドパ・カルビドパとエンタカポンの併用投与が行われている場合、本剤投与へ切り替える際の1回レボドパ用量及びエンタカポン用量は、既存治療における各々の用量と一致させること(本剤2錠への切り替えは、既存治療において1回エンタカポン用量が200mgであり、レボドパ用量が一致する場合にのみ行うこと)
- 7.1.2. レボドパ・カルビドパの投与が行われ、エンタカポンは併用されていない場合(1). エンタカポンはレボドパの生物学的利用率を高めるため、エンタカポンが併用されていない患者では、本剤の投与開始によりレボドパによるドパミン作動性の副作用(ジスキネジー等)があらわれる場合があるため、レボドパ・カルビドパの投与が行われ、エンタカポンは併用されていない場合、本剤の投与開始時には患者の状態を十分観察し、ドパミン作動性副作用がみられた場合は、本剤の用量を調節する又は切り替え前の治療に戻すなど適切な処置を行うこと
- (2). レボドパ・カルビドパの投与が行われ、エンタカポンは併用されていない場合、本剤投与へ切り替える際の1回レボドパ用量は、既存治療における用量と一致させ、エンタカポンの通常用量は1回100mgであることから、必ず本剤1回1錠へ切り替えること
- 7.2. 本剤による治療中7.2.1. 用量の調節が必要な場合には、1回用量を調節するほか投与間隔や投与回数の変更及び必要に応じてレボドパ製剤とエンタカポンの併用による調節も考慮し、レボドパ製剤又はエンタカポン単剤を追加する必要がある場合には本剤との組合せによる治療が適切であるか慎重に検討すること
- 7.2.2. 本剤に他のレボドパ製剤を追加する場合でも、1日総レボドパ量は1500mgを超えないこと
- 7.2.3. エンタカポンの1回最大用量は200mgであり、1回あたり本剤2錠を超えて投与しないこと(また、本剤1錠にエンタカポン単剤を追加する場合にもエンタカポンとしての投与量は1回200mgまでとし、1日総エンタカポン量は1600mgを超えないこと)
- 7.2.4. 1回エンタカポン用量を200mgに増量した場合、ジスキネジー等が発現することがあるので、1回200mgへの増量は慎重に検討すること(また、増量した際は観察を十分に行い、これらの症状が発現した場合には症状の程度に応じて1回エンタカポン用量を減量するなど適切な処置を行うこと)
- 7.2.5. 肝障害のある患者では、やむを得ず1回エンタカポン用量を200mgに増量する場合には、観察を十分に行いながら特に慎重に投与すること〔9.3.1参照〕
- 7.2.6. 体重40kg未満の低体重の患者では、エンタカポンの1回200mgへの増量は慎重に検討すること〔9.1.9参照〕
- 7.3. 本剤中止時7.3.1. 本剤からエンタカポンを併用しないレボドパ・カルビドパによる治療に切り替える場合には、パーキンソン病症状が十分にコントロールされるよう、必要に応じてレボドパ増量等も考慮すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
COMTにより代謝される薬剤 |
心拍数増加、不整脈、血圧変動 |
エピネフリン |
心拍数増加、不整脈、血圧変動 |
ノルエピネフリン |
心拍数増加、不整脈、血圧変動 |
イソプロテレノール |
心拍数増加、不整脈、血圧変動 |
ドパミン |
心拍数増加、不整脈、血圧変動 |
B型モノアミン酸化酵素阻害剤 |
血圧上昇 |
セレギリン |
血圧上昇 |
ワルファリン |
AUCを18%増加、プロトロンビン比<INR値>を13%増加 |
鉄剤<服用> |
当該薬剤の効果が減弱 |
レセルピン |
脳内ドパミンが減少し本剤の作用が減弱、血圧低下作用が増強 |
テトラベナジン |
脳内ドパミンが減少し本剤の作用が減弱 |
血圧降下剤 |
血圧低下作用が増強 |
メチルドパ |
血圧低下作用が増強 |
フェノチアジン系薬剤 |
本剤の作用が減弱されパーキンソン病症状が悪化 |
クロルプロマジン |
本剤の作用が減弱されパーキンソン病症状が悪化 |
ブチロフェノン系製剤 |
本剤の作用が減弱されパーキンソン病症状が悪化 |
ハロペリドール |
本剤の作用が減弱されパーキンソン病症状が悪化 |
ペロスピロン |
本剤の作用が減弱されパーキンソン病症状が悪化 |
パパベリン |
本剤の作用が減弱されパーキンソン病症状が悪化 |
イソニアジド |
本剤の作用が減弱されパーキンソン病症状が悪化 |
抗パーキンソン剤 |
精神神経系の副作用が増強 |
抗コリン作用を有する薬剤 |
精神神経系の副作用が増強 |
アマンタジン |
精神神経系の副作用が増強 |
ブロモクリプチン |
精神神経系の副作用が増強、線維性合併症 |
NMDA受容体拮抗作用を有する薬剤 |
本剤の作用を増強 |
メマンチン |
本剤の作用を増強 |
イストラデフィリン |
ジスキネジーの発現頻度の上昇 |
スピラマイシン |
レボドパの血中濃度が低下し本剤の作用が減弱 |
ドパミン受容体刺激作用を有する麦角製剤の治療歴 |
線維性合併症 |
ペルゴリド |
線維性合併症 |