バラクルード錠0.5mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
AST上昇、ALT上昇、下痢、悪心、便秘、上腹部痛、倦怠感、鼻咽頭炎、筋硬直、頭痛、血中アミラーゼ増加
起こる可能性のある重大な副作用
肝機能障害、肝炎悪化、アナフィラキシー、乳酸アシドーシス、脂肪肝、脂肪沈着による重度肝腫大
上記以外の副作用
リパーゼ増加、血中乳酸増加、白血球数減少、血中ビリルビン増加、血中ブドウ糖増加、BUN上昇、尿潜血陽性、尿中白血球陽性、好酸球数増加、浮動性めまい、発疹、脱毛
バラクルード錠0.5mgの用法・用量
- 本剤は、空腹時(食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前)に経口投与する
- 通常、成人にはエンテカビルとして0.5mgを1日1回経口投与する
- なお、ラミブジン不応(ラミブジン投与中にB型肝炎ウイルス血症が認められる又はラミブジン耐性変異ウイルスを有するなど)患者には、エンテカビルとして1mgを1日1回経口投与することが推奨される
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は食事の影響により吸収率が低下するので、空腹時(食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前)に投与すること〔16.2.1参照〕
- 7.2. 腎機能障害患者では、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、次を参考にして、クレアチニンクリアランス50mL/min未満の患者並びに血液透析又は持続携行式腹膜透析を施行されている患者では、投与間隔の調節が必要である〔9.2腎機能障害患者の項、9.3.1、16.6.1、16.6.3参照〕
- [腎機能障害患者における用法・用量の目安]1). [腎機能障害患者における用法・用量の目安]クレアチニンクリアランス30mL/min以上50mL/min未満:通常用量0.5mgを2日に1回、ラミブジン不応患者1mgを2日に1回
- 2). [腎機能障害患者における用法・用量の目安]クレアチニンクリアランス10mL/min以上30mL/min未満:通常用量0.5mgを3日に1回、ラミブジン不応患者1mgを3日に1回
- 3). [腎機能障害患者における用法・用量の目安]クレアチニンクリアランス10mL/min未満:通常用量0.5mgを7日に1回、ラミブジン不応患者1mgを7日に1回
- 4). [腎機能障害患者における用法・用量の目安]血液透析又は持続携行式腹膜透析(CAPD)患者:通常用量0.5mgを7日に1回、ラミブジン不応患者1mgを7日に1回(血液透析日は透析後に投与する)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
腎障害を有する薬剤 |
本剤又は併用薬剤の血中濃度が上昇 |
尿細管分泌により排泄される薬剤 |
本剤又は併用薬剤の血中濃度が上昇 |