セルセプトカプセル250の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
下痢、出血、頻脈、高血圧、ヘマトクリット値減少、ヘモグロビン減少、赤血球数減少、好中球数増加、白血球数増加、網赤血球増加、網赤血球減少
起こる可能性のある重大な副作用
白血球減少、貧血、汎血球減少、好中球減少、血小板減少、赤芽球癆、悪性リンパ腫、リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍、皮膚悪性腫瘍、消化管障害、消化管潰瘍、消化管出血、消化管穿孔、イレウス、脱水症、糖尿病、血栓症、脳梗塞、網膜静脈血栓症、動脈血栓症、心不全、狭心症、不整脈、期外収縮、心房細動、心房粗動、上室性頻脈、心室性頻脈、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇、肺水腫、気胸、痙攣、難聴、感染症、日和見感染、サイトメガロウイルス感染症、非定型抗酸菌感染症、アスペルギルス感染症、カンジダ感染症、ムコール感染症、ニューモシスティス感染症、パルボウイルス感染症、ノカルジア感染症、黄色ブドウ球菌感染症、リステリア感染症、結核、肺炎、敗血症、感染性心内膜炎、帯状疱疹、単純疱疹、上気道感染、気管支炎、感冒、髄膜炎、創感染、腹膜炎、食道炎、腸炎、胆管炎、膿瘍、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎、C型肝炎悪化、進行性多巣性白質脳症、PML、意識障害、認知障害、麻痺症状、片麻痺、四肢麻痺、言語障害、BKウイルス腎症、血液障害、無顆粒球症、重度下痢、脱水症状、アシドーシス、低酸素症、重度腎障害、腎不全、腎尿細管壊死、水腎症、腎機能障害、心障害、心停止、肺高血圧症、心嚢液貯留、無呼吸、錯乱、幻覚、精神病、アレルギー反応
上記以外の副作用
低色素性貧血、腹痛、嘔吐、嘔気、食欲不振、アミラーゼ上昇、腹部膨満、胃炎、口内炎、便秘、膵炎、メレナ、消化不良、嚥下障害、頭痛、しびれ、四肢しびれ、舌しびれ、めまい、うつ、振戦、不眠、失神、ニューロパシー、不安、譫妄、LAP上昇、尿路感染、出血性膀胱炎、BUN上昇、蛋白尿、クレアチニン上昇、血尿、尿閉、高尿酸血症、Mg上昇、トリグリセライド上昇、高脂血症、コレステロール上昇、コリンエステラーゼ低下、血清総蛋白減少、AG比異常、血清アルブミン低下、血糖値上昇、K上昇、K低下、P低下、Cl低下、Na低下、低カルシウム血症、高リン酸血症、痛風、低マグネシウム血症、脱毛、発疹、蜂巣炎、ざ瘡、小水疱性皮疹、皮膚潰瘍、鼻咽頭炎、副鼻腔炎、咳増加、胸水、喘息、骨粗鬆症、筋力低下、筋痛、白内障、甲状腺機能低下、免疫グロブリン減少、発熱、サイトメガロウイルス抗体増加、CRP上昇、倦怠感、浮腫、胸痛、免疫グロブリン増加、ヘルニア、悪寒、無力症、赤血球増加症、プロトロンビン時間延長、トロンボプラスチン時間延長、斑状出血、点状出血、腸絨毛萎縮、遷延する下痢、体重減少、直腸障害、鼓腸、歯肉炎、歯肉肥厚、口渇、口内乾燥、筋緊張亢進、異常感覚、傾眠、発声障害、激越、情動障害、思考異常、頻尿、遺尿、尿失禁、排尿困難、代謝異常、循環血液量増加、循環血液量減少、高カルシウム血症、低血糖、アルカローシス、真菌性皮膚炎、皮膚肥厚、皮膚そう痒、発汗、男性型多毛症、呼吸困難、喀痰増加、過換気、無気肺、鼻出血、喀血、しゃっくり、関節痛、下腿痙直、起立性低血圧、低血圧、血管拡張、徐脈、静脈圧増加、血管痙攣、結膜炎、視覚障害、弱視、眼出血、耳痛、耳鳴、副甲状腺障害、クッシング症候群、顔面浮腫、腹水、嚢腫、リンパ嚢腫、陰嚢水腫、体重増加、インフルエンザ様症状、疼痛、骨盤痛、頚部痛、インポテンス、蒼白、急性炎症反応、関節炎、筋肉痛、炎症マーカー上昇
セルセプトカプセル250の用法・用量
- 〈腎移植〉1). 腎移植後の難治性拒絶反応の治療通常、成人にはミコフェノール酸 モフェチルとして1回1500mgを1日2回12時間毎に食後経口投与する
- 2). 腎移植における拒絶反応の抑制成人:通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして1回1000mgを1日2回12時間毎に食後経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日3000mgを上限とする
- 小児:通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして1回300~600mg/㎡を1日2回12時間毎に食後経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2000mgを上限とする
- 〈心移植、肝移植、肺移植、膵移植における拒絶反応の抑制〉通常、成人にはミコフェノール酸 モフェチルとして1回500~1500mgを1日2回12時間毎に食後経口投与する
- しかし、本剤の耐薬量及び有効量は患者によって異なるので、最適の治療効果を得るために用量の注意深い増減が必要である
- 〈ループス腎炎〉成人:通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして1回250~1000mgを1日2回12時間毎に食後経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日3000mgを上限とする
- 小児:通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして1回150~600mg/㎡を1日2回12時間毎に食後経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2000mgを上限とする
- 〈造血幹細胞移植における移植片対宿主病の抑制〉成人:通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして1回250~1500mgを1日2回12時間毎に食後経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日3000mgを上限とし、1日3回食後経口投与することもできる
- 小児:通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして1回300~600mg/㎡を1日2回12時間毎に食後経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2000mgを上限とする
- 〈全身性強皮症に伴う間質性肺疾患〉通常、成人にはミコフェノール酸 モフェチルとして1回250~1000mgを1日2回12時間毎に食後経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日3000mgを上限とする
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉重度慢性腎不全患者(糸球体濾過率<GFR>25mL/分/1.73㎡未満)では血中濃度が高くなるおそれがあるので、1回投与量は1000mgまで(1日2回)とし、患者を十分に観察すること〔9.2.1、16.6.2参照〕
- 7.3. 〈ループス腎炎〉本剤の投与開始時には原則として副腎皮質ステロイド剤を併用すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
免疫抑制剤 |
感染<日和見感染症や進行性多巣性白質脳症PML>に対する感受性の上昇、悪性リンパ腫、悪性腫瘍<特に皮膚> |
生ワクチン |
類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症 |
麻疹ワクチン |
類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症 |
風疹ワクチン |
類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症 |
経口生ポリオワクチン |
類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症 |
イサブコナゾニウム硫酸塩 |
本剤の作用が増強 |
グルクロン酸抱合を阻害する薬剤 |
本剤の作用が増強 |
アザチオプリン |
骨髄機能抑制 |
ミゾリビン |
骨髄機能抑制 |
シクロスポリン |
本剤の作用が減弱 |
腸肝循環に影響を与える薬剤 |
本剤の作用が減弱 |
コレスチラミン |
本剤の作用が減弱 |
コレスチミド |
本剤の作用が減弱 |
マグネシウム含有制酸剤 |
本剤の作用が減弱 |
アルミニウム含有制酸剤 |
本剤の作用が減弱 |
ランソプラゾール |
本剤の作用が減弱 |
セベラマー |
本剤の作用が減弱 |
シプロフロキサシン |
本剤の作用が減弱 |
アモキシシリン・クラブラン酸<合剤> |
本剤の作用が減弱 |
リファンピシン類 |
本剤の作用が減弱 |
アシクロビル |
副作用があらわれる |
バラシクロビル |
副作用があらわれる |
ガンシクロビル |
副作用があらわれる |
バルガンシクロビル |
副作用があらわれる |
不活化ワクチン |
効果を減弱 |
インフルエンザHAワクチン |
効果を減弱 |