もーとんびょう
モートン病
足裏の指の付け根(特に第2趾〜第4趾)あたりで神経が圧迫され痛みが出た状態
4人の医師がチェック
40回の改訂
最終更新: 2022.03.23
モートン病の基礎知識
POINT モートン病とは
足裏の指の付け根あたりで、神経が骨や靭帯に圧迫されて痛みが出た状態です。中年以降の女性に多く見られます。しびれやひりひりするような痛みが出ることもある一方で、腫瘤(こぶのような塊)のみの場合もあります。ハイヒールなどのつま先が狭く負担がかかるような靴を履くと痛みが強くなります。モートン病が疑われる人にはレントゲン検査や筋電図検査、超音波検査によって詳しく調べられます。腫瘤が大きくなっている場合は手術を行うことがありますが、きつい靴を履かないようにする、痛み止めを上手に使うことで症状が緩和されます。モートン病が疑われる人は整形外科を受診してください。
モートン病について
- 足裏の指の付け根(特に人差し指から薬指)で神経が圧迫されることで痛みが出る状態
- 足裏を走る神経を靱帯や骨が圧迫して痛みが起こる
- 腫瘤ができて、神経を圧迫する場合もある
- 中腰やハイヒールなどつま先側に長時間体重がかかると起こりやすい
- 中年以降の女性に多い
モートン病の症状
- 足裏の指の付け根の痛み
- しびれやひりひりするような痛みが出ることもある
- 痛みは出ず、腫瘤(こぶのような固まり)にのみ気づく場合もある
- ハイヒールなどのつま先が狭く負担がかかるような靴を履くと痛みが強くなる
- 痛みのある部位の周辺を叩くと痛みが放散する
- 足の付け根全体を握ると痛みが強くなる
モートン病の検査・診断
レントゲン 検査:骨に異常がないか確認する筋電図 検査:筋肉の異常を確認する超音波検査 :より詳しく足の状態を確認する
モートン病の治療法
- きつい靴を履かないようにする
- 体重を分散するような足底板を使うことも有効
- 痛み止めなどの
保存的治療 を行う- 解熱鎮痛薬や
ステロイド を用いた神経ブロック 注射を行うこともある
- 解熱鎮痛薬や
- 腫瘤が大きくなっている場合は手術による摘出も検討する