えしせいきんまくえん
壊死性筋膜炎
皮膚の内側(皮下組織)や筋膜(筋肉の束を包む膜)に細菌が感染した状態。激痛を伴う発赤、腫れ、発熱が特徴
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最終更新: 2025.11.14
壊死性筋膜炎の基礎知識
POINT 壊死性筋膜炎とは
壊死性筋膜炎は表皮の下にある皮下組織や、筋肉を覆う筋膜に細菌感染が起きて炎症を生じた状態です。同じく皮膚の感染症である蜂窩織炎よりも深いところまで感染が広がった危険な状態です。中年、高齢者の手足や陰部でよく発症します。特に糖尿病などの免疫機能が低下する持病がある人では発症しやすいです。診断は皮膚の見た目や、痛みの程度、血液検査や画像検査(CT検査やMRI検査など)からなされます。感染した菌を特定するための細菌検査も、治療方針を決定するうえで重要です。治療は入院のうえ、点滴の抗菌薬が用いられることが一般的です。また、抗菌薬だけで治すことが難しそうな人には、感染・壊死巣を外科的に取り除く(デブリードマン)ことも行われます。急いで治療しないと命に関わる重篤な状態のため、壊死性筋膜炎が心配な人は早期に皮膚科、内科、救急科などを受診してください。患部の激痛など特徴的な症状がある人は、夜間休日は救急外来の受診や救急車の要請も積極的に考慮してください。
壊死性筋膜炎について
壊死性筋膜炎の症状
- 手や足が赤く腫れ上がる
- 腕や脚(特にふくらはぎ)、陰部、お腹によく起こる
- 陰部に発生したものはフルニエ壊疽と呼ぶ
- 数日後、手や足に紫のあざや水ぶくれ、肌の黒ずみなどが見られる
- 腕や脚(特にふくらはぎ)、陰部、お腹によく起こる
- 高熱、関節痛、筋肉痛を伴う
- 進行するとともに症状が出ている部分の感覚がなくなってくる
- 見た目は正常でも皮膚の内側では感染が進んでいることもあるため注意が必要
壊死性筋膜炎の検査・診断
- 血液検査:
細菌 感染の有無や炎症 の程度を検査 細菌検査 :血液や病変 部分の一部を顕微鏡検査や培養 を行う- 原因となっている病原菌を特定する
- 画像検査:炎症の状態や病変の広がりを見るのにも有効
レントゲン 検査- 超音波(
エコー )検査 CT 検査、MRI 検査 など
壊死性筋膜炎の治療法
- しっかりと
抗菌薬 を使用する- 緊急の治療が必要なことが多く、原因の
細菌 が特定される前に、多くの種類の菌に対応できる抗菌薬を使用する
- 緊急の治療が必要なことが多く、原因の
- デブリードマン:
壊死 してしまった部分を取り除いて、感染が広がらないようにする- 死亡を避けるために、感染している手足を切り落とさざるを得ない場合がある
- 早期に治療を行わなければ、致死率は高い
壊死性筋膜炎のタグ
壊死性筋膜炎に関わるからだの部位