ひふけっかく
皮膚結核
全身のなかでも、結核菌が皮膚に感染した状態の総称。皮膚に様々な種類の赤みやしこりを形成する
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最終更新: 2017.12.06
皮膚結核の基礎知識
POINT 皮膚結核とは
結核菌が皮膚に感染した状態の総称です。主な症状は皮膚のぶつぶつや潰瘍になりますが、その他にリンパ節の腫れや咳や痰などが出現することもあります。 皮膚の病変の一部を顕微鏡で調べたり、培養検査を行ったり、遺伝子検査を行って診断します。治療では抗結核薬を用います。皮膚結核が心配な人や治療したい人は、皮膚科や感染症内科を受診して下さい。
皮膚結核について
皮膚結核の症状
- 小さなつぶつぶができる
潰瘍 - 周囲の
リンパ節 が腫れることがある - 肺に
病変 があることも多く画像検査(X線検査 、CT 検査検査)を行って肺の状態の確認が必要
皮膚結核の検査・診断
- 血液検査
免疫 学的検査を行う(T−SPOT、QFT)
細菌検査 - 菌を
培養 して、結核菌 か調べる - 遺伝子検査(PCR法)を行い、結核菌がいるかどうかを調べる
- 菌を
皮膚結核の治療法
- 薬物療法
- 抗結核薬:イソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトール、ストレプトマイシンの中から3種類あるいは4種類を用いる
- 4剤併用療法:イソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトール
- エタンブトールの代わりにストレプトマイシンを使用することができる
- 3剤併用療法:イソニアジド、リファンピシン、エタンブトール
- エタンブトールの代わりにストレプトマイシンを使用することができる