腎実質膿瘍であれば膿瘍を排液(ドレナージ)しないでも治療できることがある。腎周囲膿瘍であれば膿瘍の排液が必要となることが多い
膿瘍や尿の培養を採取して起炎菌を特定することが重要である。起炎菌が特定できれば抗菌薬を適正化する。
MRSAの関与が疑いにくい時
セフトリアキソン
セフトリアキソン(点滴)
投薬期間の目安
膿瘍をきれいにドレナージできなければ4週間ほどの治療期間を必要とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) |
1回投与量/1日投与回数 |
CCR>50 |
2000mg/1回 |
50≧CCR≧10 |
2000mg/1回 |
10>CCR |
2000mg/1回 |
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セフォタキシム
セフォタキシム(点滴)
投薬期間の目安
膿瘍をきれいにドレナージできなければ4週間ほどの治療期間を必要とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) |
1回投与量/1日投与回数 |
CCR>50 |
2000mg/3回 |
50≧CCR≧10 |
2000mg/2回 |
10>CCR |
2000mg/1回 |
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レボフロキサシン
レボフロキサシン(点滴or内服)
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) |
1回投与量/1日投与回数 |
CCR>50 |
500mg/1回 |
50≧CCR≧10 |
500mg*/1回 |
10>CCR |
500mg*/2日に1回 |
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タゾバクタム・ピペラシリン
タゾバクタム・ピペラシリン(点滴)
投薬期間の目安
膿瘍をきれいにドレナージできなければ4週間ほどの治療期間を必要とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) |
1回投与量/1日投与回数 |
CCR>50 |
4500mg/3-4回 |
50≧CCR≧10 |
2250mg/4回 |
10>CCR |
2250mg/3回 |
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MRSAの関与が疑われる時(MRSAの保菌者やMRSA菌血症をきたしている人など)
バンコマイシン
バンコマイシン(点滴)
投薬期間の目安
膿瘍をきれいにドレナージできなければ4週間ほどの治療期間を必要とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) |
1回投与量/1日投与回数 |
CCR>50 |
1000mg/2回 |
50≧CCR≧10 |
1000mg/1回 |
10>CCR |
1000mg/4-7日に1回 |
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リネゾリド
リネゾリド(点滴or内服)
投薬期間の目安
膿瘍をきれいにドレナージできなければ4週間ほどの治療期間を必要とする
投与量・回数の目安
腎機能(CCR) |
1回投与量/1日投与回数 |
CCR>50 |
600mg/2回 |
50≧CCR≧10 |
600mg/2回 |
10>CCR |
600mg/2回 |
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