けいのうほう
頚のう胞
首の中央や側面にこぶができる、生まれつきの病気
5人の医師がチェック 97回の改訂 最終更新: 2017.12.12

頚のう胞の基礎知識

POINT 頚のう胞とは

頸のう胞(頸部のう胞)は首に液体の入った袋ができる病気です。生まれつきあるものと、成長してからできるものがあります。生まれつきのものには、正中頸嚢胞、側頸嚢胞、嚢胞性リンパ管腫などがあります。その後にできるものは、がま腫やリンパ節の腫れなどがあります。症状はいずれも首の腫れやしこりで、感染などを起こすと大きくなったり、痛みがでることがあります。診断には超音波検査やCT、MRI検査を行います。必要に応じて針で細胞を採取して調べる検査を行います。治療は診断によって異なります。首にしこりができる病気には様々な原因がありますので、耳鼻咽喉科や内科、こどもの場合は小児科のクリニックに受診し、必要に応じて大きな病院を受診しましょう。

頚のう胞について

  • 甲状腺周囲の首の中央や側面に袋状のこぶができる、生まれつきの病気
    • 本来は出生前に退化する管が、退化せずにのう胞となる
  • 人口10万人に1人
    • 病気のなりやすさに男女差はない
  • 腫れは20〜40歳代になってから気付く場合が多い
  • 分類

頚のう胞の症状

  • 首の周辺にこぶができる
    • 皮膚の下に嚢胞ができることでこぶとなる
  • 細菌感染などによって炎症を伴うと発熱や痛みが出る

頚のう胞の検査・診断

  • 触診
  • CT検査
  • MRI検査
  • 超音波検査

頚のう胞の治療法

  • 基本的な治療方針
    • 基本的に急性炎症期(赤く腫れあがった時期)は手術を行わない
    • ある程度炎症が治まってからのう胞の摘出が行われる
  • のう胞を摘出する手術を行う
    • のう胞を完全に摘出できれば再発は少ないが、完全摘出が難しい場合が多い
    • 再発防止のために、多くの場合舌骨の一部も一緒に切除する
      • 舌骨をとっても10%程度は再発するので注意が必要

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