つめはくせん(つめみずむし)
爪白癬(爪水虫)
爪に発生する水虫(白癬)の一種
6人の医師がチェック 142回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 爪白癬(爪水虫)のQ&A

    爪白癬の原因、メカニズムについて教えて下さい。

    ヒトの皮膚を好むカビ(真菌のこと。爪白癬ではTrichophyton rubrumがほとんど)の感染によっておこります。この菌を白癬菌と呼びます。 爪白癬患者のほとんどの人は、足白癬を合併していることが多く、一緒に治療が必要です。

    爪白癬は、他人にうつる病気ですか?

    はい、うつります。 はだしで歩く環境はどこでも感染の可能性があります。 特に未治療の白癬患者と一緒に過ごしている方(寮や老人ホームなどの集団生活)や、プールやスポーツジムなど、はだしになる共同施設を頻回に利用する方は要注意です。

    爪白癬は、どんな症状で発症するのですか?

    爪の先端や両端が、白や黄色に濁り、厚くなり、爪と足指の間に角質が増殖します。 かゆみはなく、爪が厚くなるため靴があたると痛いと訴える人がいます。 未治療でいると爪全体が白癬に侵され、爪がぼろぼろと崩れていきます。

    爪白癬は、どのように診断するのですか?

    爪の一部、もしくは爪の下に増殖した角質をとり、KOH(苛性カリ)鏡検法で白癬菌を確認します。皮膚科外来で簡単にできる検査です。 多くの場合はKOH鏡検法で診断がつきますが、培養検査を行う場合があります。その場合は結果がでるまで数日から2週間かかります。

    爪白癬と診断が紛らわしい病気はありますか?

    きつい靴をはいたり、登山など足に負担のかかる運動をすると、爪ががたがたになり、厚くなることがあります。皮膚科外来で白癬菌の有無を確認することで、区別することができます。 また爪に小さいくぼみがある乾癬、爪に縦線ができる扁平苔癬などの病気と区別する必要があります。

    爪白癬の治療法について教えて下さい。

    従来、爪白癬は飲み薬でないと治らない病気と言われてきました。飲み薬は飲み合わせの悪い薬があったり、定期的に血液検査をしなくてはならず(肝臓に負担がかかるため)、特にご高齢の方は十分な治療ができないことが多くありました。 2014年9月、飲み薬に近いレベルで治ると言われる塗り薬が発売されました。負担の少ない治療が受けられますので、この機会に皮膚科を受診しましょう。

    爪白癬では通院はどの程度必要ですか?

    飲み薬の治療は、血液検査が必要になりますので、少なくとも月1回の通院が必要です。 塗り薬の治療は、処方本数によりますが、問題がなければ数か月おきの通院となります。 爪白癬に侵された、厚くなった爪は、健康な爪より伸びるのが遅く、きれいな爪が生えてくるまで時間がかかります。気長に治療を続けましょう。


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