かわさきびょう
川崎病
小児に起こる全身の血管炎により、発熱・発疹・冠動脈病変など様々な症状を引き起こす
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最終更新: 2024.05.22
Beta 川崎病についての医師コメント
川崎病の診断基準は、主要症状のうち5個を満たした場合とされますが、5個の症状すべてを満たさない事もあります(広義での不全型川崎病)。また、発熱が5日間持続しなくても他の症状を満たせば川崎病と診断される事もあります。川崎病は発症1週間程度から冠動脈瘤の出現がみられます。原因のわからない発熱が続き、主要症状をいくつか満たす場合は速やかに小児科を受診しましょう。
匿名協力医師
病気や薬の豆知識
2015.11.12
2015.11.12
どういう病気か具体的にはよくわからなくても、名前は聞いたことのある方が多いのではないかと思います。この病気の原因は今でもよくわかっていません。
発熱に加え、皮膚やリンパ節の症状が目立ちます。それだけならよいのですが、心臓に様々な症状を呈することがあり、一番怖いのが冠動脈瘤です。冠動脈瘤が出来てしまった場合は突然死のリスクがあるため、この病気の治療を行う上では冠動脈瘤に一番気を付けるといってもよいでしょう。
幸い、早期に適切な治療を行えば冠動脈瘤の発症を防ぐことができると言われています。発熱などの症状が治まった後も、後から冠動脈瘤ができることもあるのである程度の期間は定期的に心臓のエコーでチェックする必要があります。
まずはこの病気の症状を知りましょう。熱があり、この病気に特徴的な症状が見られたら速やかに小児科へ。
匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.03
2015.05.03