はんかいしんけいまひ
反回神経麻痺
声帯(声を出すための器官)を動かす反回神経という神経が麻痺すること
11人の医師がチェック 109回の改訂 最終更新: 2017.07.21

Beta 反回神経麻痺についての医師コメント

反回神経麻痺の改善が見込めないと判断した場合(神経を切断している、発症から半年以上経過しているなど)、反回神経麻痺の程度や状況によって治療方法を変えています。声帯がどのような位置で動かないのか、声帯の萎縮(痩せ)の程度がどうかなどを参考にします。つまり、声帯が止まっている場所が真ん中(正中位)なのか開いた位置(外転位)なのか、声帯の萎縮が強いかどうかを確認します。治療は、音声指導と外科的治療が中心です。音声指導を行っても改善しにくい場合は手術治療の適応となります。手術治療を行ってから音声指導を行うこともあります。手術は主に、声帯内注入術と喉頭形成手術があります。声帯内注入術には日帰りで可能なコラーゲン注入術や、入院が数日必要ですが、治療効果のより高い自家脂肪注入術などがあります。喉頭形成手術とは、声を出す喉頭の枠組みを調整しなおす手術です。披裂軟骨内転術や甲状軟骨形成術があります。
喉頭形成手術は局所麻酔で患者さんの声を聞きながら改善具合を確認しつつ行いますが、全身麻酔でも可能です。反回神経麻痺に対する音声改善手術を行っている施設は限られていますが、声の改善を望む患者さんは、耳鼻咽喉科を受診し相談してください。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.09

声がかすれる、出しにくい、というのがこの病気に特徴的な症状です。原因がはっきりしない場合もありますが、頚部(甲状腺など)や胸部(肺、気管、大動脈)の病気によるものも多いです。癌や大動脈瘤など致命的な疾患の早期発見につながることもあるので、思い当たる理由もないのに声がかすれてきた場合は受診をお勧めします。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.04.12

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