ききょう
気胸
肋骨の内側で肺の外側の胸腔というスペースに空気が貯まった状態。肺に穴が空いてしまい空気が漏れることによって起こることが多い
24人の医師がチェック 191回の改訂 最終更新: 2021.03.31

Beta 気胸についての医師コメント

飛行機に乗ると周りの気圧がさがるため、体の中に閉じ込められている空気があると膨張します。例えば飛行機で耳が痛くなったり違和感を覚えるのは、中耳と呼ばれる空間の空気が膨らんだり縮んだりすることで、鼓膜が引っ張られたり押されたりするためです。そのため、気胸が起きている状態では、飛行機が上空に昇ると肺の外に漏れた空気が膨張してしまいます。すると肺が膨らんだ空気で圧迫されてしまい危険な状態になることがあるため、飛行機に乗ることができません。また、ブラ、ブレブの内部の空気が膨張して肺に穴が空くリスクが高まるため、気胸経験者の方の搭乗には注意が必要です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.06.01

自然気胸は20歳前後の若いやせ型の人に多いです。保存療法のみでは再発率が非常に高いのが厄介です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.28

多くの場合、気胸は最初の数日間に適切な治療を受ければ、特別な後遺症なく治る病気です。しかしながら、一度気胸を起こした人は、その後も気胸を再発する可能性が高いと言われています。
気胸の症状を自身で理解して、「気胸かな?」と思ったら、病院を受診した上でそのことを伝えて下さい。普通の病院では咳が出たり少し胸が痛いだけではレントゲンを撮りませんが、気胸を起こしたことがある人であれば、それらが気胸の再発症状だったりするからです。「気胸になったことがあります」という申し出があれば、レントゲンを撮影すべきと判断されるかもしれません。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.11