すいみんじむこきゅうしょうこうぐん(さす)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠中に一時的に呼吸が止まってしまう病気
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最終更新: 2024.11.07
Beta 睡眠時無呼吸症候群(SAS)についての医師コメント
睡眠時無呼吸症候群は実は様々な生活習慣病との関連が指摘されています。同じ体格であっても睡眠時無呼吸症候群はあれば高血圧、心房細動、虚血性心疾患、糖尿病、脳卒中などを発症しやすいと言われています。
脳卒中ガイドラインには睡眠時無呼吸症候群は脳卒中のリスクを高めるが治療に予防効果があるかはまだ分からないと記載されています。しかし、睡眠時無呼吸症候群の治療により間違いなく血圧を下げることはできます。ひいては予防にもつながると考えられ、脳梗塞の患者さんで入院後に睡眠時無呼吸症候群が判明した患者さんには積極的に治療を勧めています。
匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.02
2015.05.02
睡眠時無呼吸症候群は、本人よりも特に家族が心配になることが多い病気です。睡眠中に突然呼吸が数十秒間止まってしまうので、「いつかこのまま死んでしまうのではないかしら」と心配されることがあります(現実的には、呼吸がそのまま本当に止まってしまうことはありません)。
放置すると心不全や心筋梗塞の原因となることがありますので、「ただのいびき」と思って甘く見ずに、食生活や運動習慣などの見直しに関して、積極的に取り組むことが必要です。
匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.11
2015.03.11
CPAPなどでイビキや無呼吸回数が改善し順調に経過すると、いつまでこの治療を続ける必要があるのかな、と思われるかもしれません。基本的にはCPAPは対症療法に過ぎませんので、その中止には睡眠時無呼吸症候群を起こしている原因の改善が必要です(肥満が原因の場合は減量する、など)。しかし原因がはっきりしない場合もあり、その場合はCPAPと長期に付き合っていくのが安全と言えます。
匿名協力医師
実際の治療例
2015.02.24
2015.02.24