処方薬
トランコロンP配合錠

トランコロンP配合錠の基本情報

トランコロンP配合錠の概要

商品名 トランコロンP配合錠
一般名 メペンゾラート臭化物・フェノバルビタール錠
薬価・規格 5.7円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 アステラス製薬
YJコード 1239101F1037
レセプト電算コード 620178901
識別コード @464
添付文書PDFファイル

トランコロンP配合錠の主な効果と作用

  • 腸の神経に働いて腸の過剰な運動をおさえる働きがあります。
  • 腹痛や下痢、便秘の症状を改善するお薬です。

トランコロンP配合錠の用途

トランコロンP配合錠の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、過敏症、発疹、眠気、アステリキシス、asterixis、眩暈、頭重、せん妄、昏迷、鈍重

起こる可能性のある重大な副作用

中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、紅皮症、剥脱性皮膚炎、発熱、紅斑、水疱、びらん、そう痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎、過敏症症候群、リンパ節腫脹、肝機能障害、臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6再活性化、HHV-6再活性化、ウイルス再活性化、薬物依存、不安、不眠、痙攣、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱、抑うつ状態、離脱症状、顆粒球減少、血小板減少、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、呼吸抑制

上記以外の副作用

構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、多動、視調節障害、猩紅熱様発疹、麻疹様発疹、中毒疹様発疹、巨赤芽球性貧血、黄疸、排尿障害、蛋白尿、腎障害、口渇、便秘、嘔吐、食欲不振、クル病、骨軟化症、歯牙形成不全、血清アルカリフォスファターゼ値上昇、血清カルシウム低下、血清無機リン低下、低カルシウム血症、甲状腺機能検査値異常、血清T4値異常、血清葉酸値低下、ヘマトポルフィリン尿

トランコロンP配合錠の用法・用量

  • 通常成人1回2錠を1日3回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

トランコロンP配合錠の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 急性間欠性ポルフィリン症
    • 重篤な心疾患
    • 前立腺肥大による排尿障害
    • 閉塞隅角緑内障
    • 麻痺性イレウス
    • イサブコナゾニウム投与中
    • ボリコナゾール投与中
    • リルピビリン投与中
    • タダラフィル投与中<肺高血圧症を適応とする場合>
    • マシテンタン投与中
    • チカグレロル投与中
    • EVG・COBI・FTC・TAF投与中
    • EVG・COBI・FTC・TDF投与中
    • アルテメテル・ルメファントリン投与中
    • ダルナビル・コビシスタット投与中
    • ソホスブビル・ベルパタスビル投与中
    • ドルテグラビル・リルピビリン投与中
    • リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン投与中
    • ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド投与中
    • ドラビリン投与中
    • DRV・COBI・FTC・TAF投与中
    • ニルマトレルビル・リトナビル投与中
    • カボテグラビル投与中
    • アルコール中毒
    • 開放隅角緑内障
    • 潰瘍性大腸炎
    • 肝機能障害
    • 甲状腺機能亢進症
    • 甲状腺機能低下症
    • 呼吸機能低下
    • 重篤な神経症
    • 腎機能障害
    • 進行した動脈硬化症
    • 心障害
    • 前立腺肥大
    • 頭部外傷後遺症
    • 不整脈
    • 薬物依存
    • 薬物依存傾向
    • うっ血性心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

トランコロンP配合錠の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ボリコナゾール 代謝が促進され血中濃度が低下
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> 代謝が促進され血中濃度が低下
マシテンタン 代謝が促進され血中濃度が低下
チカグレロル 代謝が促進され血中濃度が低下
ドラビリン 代謝が促進され血中濃度が低下
リルピビリン 代謝が促進され血中濃度が低下
イサブコナゾニウム 代謝が促進され血中濃度が低下
カボテグラビル 代謝が促進され血中濃度が低下
ドルテグラビル・リルピビリン 代謝が促進され血中濃度が低下
ダルナビル・コビシスタット 代謝が促進され血中濃度が低下
アルテメテル・ルメファントリン 代謝が促進され血中濃度が低下
ニルマトレルビル・リトナビル 代謝が促進され血中濃度が低下することで抗ウイルス作用の消失や耐性出現
リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下
EVG・COBI・FTC・TDF エルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度が低下
EVG・COBI・FTC・TAF<配合剤> エルビテグラビル・コビシスタット・テノホビルアラフェナミドの血中濃度低下
ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド ダルナビル・コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下
ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下
ソホスブビル・ベルパタスビル 血中濃度が低下
三環系抗うつ剤 血中濃度が低下、抗コリン作用に基づく副作用<視調節障害・口渇・排尿障害等>、相互に中枢神経抑制作用が増強
イミプラミン 血中濃度が低下、抗コリン作用に基づく副作用<視調節障害・口渇・排尿障害等>、相互に中枢神経抑制作用が増強
四環系抗うつ剤 血中濃度が低下、相互に中枢神経抑制作用が増強
マプロチリン 血中濃度が低下、相互に中枢神経抑制作用が増強
バルプロ酸 血中濃度が低下、本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇し作用が増強、高アンモニア血症の発現リスクが高まる
スチリペントール 血中濃度が低下、本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇し作用が増強
クロバザム 血中濃度が低下、本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇
ソホスブビルを含む製剤 血中濃度が低下
ラモトリギン 血中濃度が低下
デフェラシロクス 血中濃度が低下
ルフィナミド 血中濃度が低下
アミトリプチリン 抗コリン作用に基づく副作用<視調節障害・口渇・排尿障害等>
フェノチアジン系薬剤 抗コリン作用に基づく副作用<視調節障害・口渇・排尿障害等>、相互に中枢神経抑制作用が増強
クロルプロマジン 抗コリン作用に基づく副作用<視調節障害・口渇・排尿障害等>
抗ヒスタミン剤 抗コリン作用に基づく副作用<視調節障害・口渇・排尿障害等>、相互に中枢神経抑制作用が増強
ジフェンヒドラミン 抗コリン作用に基づく副作用<視調節障害・口渇・排尿障害等>、相互に中枢神経抑制作用が増強
モノアミン酸化酵素阻害剤 抗コリン作用に基づく副作用<視調節障害・口渇・排尿障害等>、相互に中枢神経抑制作用が増強
中枢抑制剤 相互に中枢神経抑制作用が増強
バルビツール酸誘導体 相互に中枢神経抑制作用が増強
トランキライザー 相互に中枢神経抑制作用が増強
トピラマート 相互に中枢神経抑制作用が増強
エタノール摂取 相互に中枢神経抑制作用が増強
メチルフェニデート 本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇
イリノテカン 活性代謝物の血中濃度が低下し作用が減弱
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 血中濃度が低下し作用が減弱
副腎皮質ホルモン剤 血中濃度が低下し作用が減弱
デキサメタゾン 血中濃度が低下し作用が減弱
黄体・卵胞ホルモン剤 血中濃度が低下し作用が減弱
ノルゲストレル・エチニルエストラジオール 血中濃度が低下し作用が減弱
PDE5阻害薬 血中濃度が低下し作用が減弱
タダラフィル<勃起不全・前立腺肥大症に伴う排尿障害を適応とする場合> 血中濃度が低下し作用が減弱
シルデナフィル 血中濃度が低下し作用が減弱
バルデナフィル 血中濃度が低下し作用が減弱
アゼルニジピン 血中濃度が低下し作用が減弱
イグラチモド 血中濃度が低下し作用が減弱
イマチニブ 血中濃度が低下し作用が減弱
カルバマゼピン 血中濃度が低下し作用が減弱
シクロスポリン 血中濃度が低下し作用が減弱
ゾニサミド 血中濃度が低下し作用が減弱
タクロリムス水和物 血中濃度が低下し作用が減弱
フェロジピン 血中濃度が低下し作用が減弱
ベラパミル 血中濃度が低下し作用が減弱
モンテルカスト 血中濃度が低下し作用が減弱
アミノフィリン製剤 血中濃度が低下し作用が減弱
クロラムフェニコール 血中濃度が低下し作用が減弱
テオフィリン 血中濃度が低下し作用が減弱
パロキセチン 血中濃度が低下し作用が減弱
フレカイニド 血中濃度が低下し作用が減弱
ドキシサイクリン 血中濃度半減期が短縮
クマリン系抗凝血剤 作用が減弱
ワルファリン 作用が減弱
アルベンダゾール 活性代謝物の血中濃度が低下し効果が減弱
利尿剤 起立性低血圧が増強
チアジド系薬剤 起立性低血圧が増強
アセタゾラミド クル病、骨軟化症
アセトアミノフェン 肝障害

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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