2016.02.28 | ニュース

ADHDの子どもはもっと小さいころ痩せていた?

子ども420人を対象に調査
from Journal of child and adolescent psychopharmacology
ADHDの子どもはもっと小さいころ痩せていた?の写真
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注意欠如・多動性障害(ADHD)は、集中力が欠けたり、じっとしていることが出来ないなどの症状がある病気です。子ども、特に男の子に多く見られることも特徴です。研究チームは、幼児期の子どもを対象に、ADHDと体格の関係性について報告しました。

◆ADHDの子どもとそうでない子ども計420人の体格を比較

研究チームは、ADHDの男の子112人と、ADHDではない男の子308人の計420人(平均年齢8.3歳)を対象としました。7歳までに標準的治療である刺激薬を服用したことがないことを条件としました。

対象者の2、4、6歳の年齢における身長や体重、BMI(体重÷身長の2乗)などの数値を比較することで、ADHDがある男の子とそうでない男の子の、以前の体格について調査しました。

 

◆ADHDは痩せていた子どもに多い

調査の結果、以下のことが分かりました。

コントロールのグループと比較して、ADHDと診断された男の子は、2歳時において、体重(t=-1.98、p=0.04)およびBMI(t=-2.09、p=0.04)で有意に低いz値が見られ、4歳時においては体重(t=-2.05、p=0.04)で有意に低いz値が見られた。

この研究から、ADHDではない子どもと比較して、調査時にADHDがある子どもは2歳と4歳のころに体重が標準に対して軽かったことが示されました。

 

ADHDになりやすい子どもには、体重変化を起こすような習慣などがあった可能性も考えられます。今後の研究から、ADHDと体格の関係について解明がされていくことを期待しましょう。

執筆者

鈴木あいか

参考文献

Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder is Related to Decreased Weight in the Preschool Period and to Increased Rate of Overweight in School-Age Boys.

J Child Adolesc Psychopharmacol. 2015 Nov.

[PMID: 26401547]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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