2016.02.04 | ニュース

「標準体重」を目指しても、死亡リスクは下がらない?

約566,000人のデータから
from Obesity (Silver Spring, Md.)
「標準体重」を目指しても、死亡リスクは下がらない?の写真
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BMI(体重÷身長の2乗)は、肥満度の指標として、将来の病気のリスクと関連があると考えられています。標準的なBMIを維持すると、死亡のリスクは低くなるのでしょうか?健康調査のデータから分析が行われました。

◆約566,000人のBMIと健康調査結果から分析

研究チームは、約566,000人のBMIと食事や健康についてのデータを用いて分析を行いました。データから対象者の生存期間とBMIの関連を解析することで、BMIに対応する死亡のリスクを算出しました。死亡のリスクが低くなるような最適なBMIを推定しました。

 

◆死亡のリスクと関係していたのはBMIではなかった

通常、BMIが22になるときが標準体重と言われ、BMI25以上は体重が過剰とされていますが、分析の結果「個別化された最適なBMIの平均は、現在では過体重に分類される約26である」ことが推定されました。

さらに、BMI(体重÷身長の2乗)よりも体重÷身長の値が、死亡のリスクと一致することが示唆されました。

 

BMIは肥満度の指標として考えられていますが、病気のリスクなどについてはBMIがいつも最適とは言えないのかもしれません。

執筆者

鈴木あいか

参考文献

How well does the standard body mass index or variations with a different exponent predict human lifespan?

Obesity (Silver Spring). 2016 Feb.

[PMID: 26748774]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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