2015.11.11 | ニュース

低脂肪食は本当に有効なのか?

メタアナリシスにより検証
from The lancet. Diabetes & endocrinology
低脂肪食は本当に有効なのか? の写真
(C) M.studio - Fotolia.com

体重を減らすため、血液検査値を改善するために、食事に気をつけている方も多いと思います。低脂肪食はそのひとつですが、今回の研究では、過去の報告をまとめ、低脂肪食がダイエットに本当に有効か検証しました。

◆低脂肪食のダイエット効果を検証

今回の研究では、過去に報告された53の研究をまとめ、68,128人を対象に低脂肪食とその他の食事療法(低炭水化物食、通常の食事)を比較し、体重を減らす効果を検証しました。

 

◆低脂肪食は通常の食事よりは効果は大きいが、低炭水化物食よりも効果は小さい

以下の結果が得られました。

体重減少試験では、低炭水化物食の介入が低脂肪食の介入よりも、有意により大きい体重減少を示した(18の比較、重み付け平均差1.15kg、95%信頼区間0.52-1.79、I2=10%)。

低脂肪食の介入は、その他のより高い脂肪食による体重減少と比べて、体重変化の差をもたらさなかったが(19の比較、重み付け平均差0.36kg、95%信頼区間-0.66-1.37、I2=82%)、通常の食事と比較したときのみ、より大きな体重減少が見られた(8の比較、重み付け平均差-5.41kg、95%信頼区間-7.29から-3.54)。

低脂肪食による食事療法により、通常の食事よりも体重は減少するが、低炭水化物食による食事療法よりは減少しないという結果でした。

 

低脂肪食、低炭水化物ダイエットが流行っていますが、このような研究を参考に、身体のバランスを考えながら試してみても良いかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Effect of low-fat diet interventions versus other diet interventions on long-term weight change in adults: a systematic review and meta-analysis.

Lancet Diabetes Endocrinol. 2015 Oct 29

[PMID: 26527511]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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