ドルコール錠250mgの添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(前立腺炎(急性症)、前立腺炎(慢性症))、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎。
(効能・効果に関連する使用上の注意)
感染性腸炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。
用法・用量
膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)の場合:ピペミド酸として、1日500~2000mgを3~4回に分割経口投与する。
感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎の場合:ピペミド酸として、1日1500~2000mgを3~4回に分割経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
(用法・用量に関連する使用上の注意)
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。
副作用
承認までの臨床試験2,188例及び使用成績調査20,079例の合計22,267例中1,008例(4.53%)に副作用がみられた。その主なものは胃部不快感(0.96%)、悪心(0.96%)、食欲不振(0.88%)、胃痛(0.56%)等の消化器症状、発疹(0.51%)等の過敏症状であった(使用成績調査終了時)。
重大な副作用
- ショック(0.1%未満):ショックが現れることがあるので、観察を十分に行い、発疹、そう痒感、悪寒、冷汗、呼吸困難、血圧低下等が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(0.1%未満):これらの副作用が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
- アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害(頻度不明):アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害が現れることがあるので、腱周辺の痛み、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 精神症状(頻度不明):抑うつ、幻覚等の精神症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
重大な副作用(類薬)
急性腎障害:類似化合物(ピロミド酸)で、急性腎障害が現れるとの報告がある。
その他の副作用
- 過敏症:(0.1~5%未満)発疹、そう痒感、(0.1%未満)顔面浮腫、蕁麻疹、発熱[このような症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
- 腎臓:(0.1%未満)BUN上昇、クレアチニン上昇。
- 肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%未満)Al-P上昇。
- 消化器:(0.1~5%未満)胃部不快感、悪心、嘔吐、食欲不振、胃痛、下痢、膨満感、胸やけ、(0.1%未満)便秘、口渇、口内炎。
- 血液:(0.1%未満)白血球減少、血小板減少[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
- 精神神経系:(0.1%未満)痙攣[慢性腎不全で血中及び髄液内濃度の高値を示し、痙攣発作を起こした例がある]、眩暈、頭痛、頭重、全身倦怠感、(頻度不明)しびれ感。
使用上の注意
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
小児。
(慎重投与)
高度腎障害のある患者[高い血中濃度が持続するので、投与量を減量又は投与間隔をあけて投与する]。
高齢者[腱障害が現れやすいとの報告がある]。
(相互作用)
本剤はCYP1A2の阻害作用を有する。
併用注意:
テオフィリン、アミノフィリン、コリンテオフィリン[テオフィリンの作用が増強するので、これらの薬剤を減量するなど慎重に投与する(テオフィリンの代謝酵素であるCYP1A2を阻害し、テオフィリンの血中濃度が上昇するので、肝障害のある患者、高齢者では特に注意する)]。
副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤)(プレドニゾロン(経口剤及び注射剤)、ヒドロコルチゾン(経口剤及び注射剤)等)[腱障害のリスクが増大するとの報告があるので、これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとする(機序不明)]。
(高齢者への投与)
用量ならびに投与間隔に留意し、慎重に投与する[高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続する恐れがあり、副作用が発現しやすい]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させる[母乳中への移行が報告されている]。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していないので、投与しない。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
尿蛋白が、測定法により見かけ上高値を示すことがあるので、尿蛋白は煮沸法又は試験紙法により測定する。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(その他の注意)
動物実験(幼若犬)で関節異常が認められている。