処方薬
カナリア配合錠
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カナリア配合錠の基本情報

カナリア配合錠の概要

商品名 カナリア配合錠
一般名 テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物・カナグリフロジン水和物配合剤錠
薬価・規格 220.0円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 田辺三菱製薬
YJコード 3969106F1028
レセプト電算コード 622573601
添付文書PDFファイル

カナリア配合錠の主な効果と作用

  • 糖尿病を治療するお薬です。
  • 血糖を一定に保つ物質を分解する酵素の働きをおさえるとともに、過剰な糖を尿と一緒に排泄させて血糖値を下げる働きがあります。

カナリア配合錠の用途

カナリア配合錠の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

便秘、浮動性めまい、感覚鈍麻、裂肛、消化器カンジダ症、心筋梗塞、高血圧、起立性低血圧、膀胱炎、尿閉、湿疹

起こる可能性のある重大な副作用

低血糖、低血糖症状、重篤な低血糖症状、意識消失、脱水、口渇、多尿、頻尿、血圧低下、脳梗塞、血栓・塞栓症、ケトアシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、腎盂腎炎、フルニエ壊疽、敗血症、外陰部壊死性筋膜炎、会陰部壊死性筋膜炎、敗血症性ショック、腸閉塞、高度便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音異常、捻髪音、類天疱瘡、水疱、びらん、急性膵炎、持続的な激しい腹痛

上記以外の副作用

発疹、酒さ、足部白癬、耳不快感、外陰部腟カンジダ症、亀頭包皮炎、外陰腟そう痒症、陰部そう痒症、血中ケトン体増加、血中ブドウ糖減少、疲労、熱中症、上腹部痛、悪心、下痢、皮膚そう痒症、空腹、関節痛

カナリア配合錠の用法・用量

  • 通常、成人には1日1回1錠(テネリグリプチン/カナグリフロジンとして20mg/100mg)を朝食前又は朝食後に経口投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

カナリア配合錠の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 高度腎機能障害
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性昏睡
    • 1型糖尿病
    • 透析中の末期腎不全
    • QT延長
    • 栄養不良状態
    • 過度のアルコール摂取
    • 感染症
    • 飢餓状態
    • 食事摂取不良
    • 腎機能障害
    • 心疾患
    • 高度肝機能障害
    • 体液量減少
    • 脱水
    • 腸閉塞
    • 低カリウム血症
    • 低血糖
    • 尿閉
    • 脳下垂体機能不全
    • 排尿困難
    • 激しい筋肉運動
    • 不規則な食事摂取
    • 副腎機能不全
    • 不整脈
    • 乏尿
    • 無尿
    • 先天性QT延長症候群
    • 重度徐脈
    • 尿路感染
    • 利尿剤併用
    • 利尿薬併用
    • 食事摂取量不足
    • 中等度腎機能障害
    • 腹部手術
    • インスリン分泌能低下
    • 性器感染
    • 血糖コントロールが極めて不良
    • インスリン製剤減量
    • インスリン製剤中止
    • 過度な糖質摂取制限
    • うっ血性心不全
    • 心不全<NYHA心機能分類3~4>
    • 脳・心血管疾患の既往を有する血糖コントロール不良な2型糖尿病
    • 脳・心血管疾患の高いリスクを有する血糖コントロール不良な2型糖尿病
    • Child-Pugh分類で合計スコア9超
    • Torsade de pointes

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

カナリア配合錠の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
利尿剤 脱水、糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞、血栓・塞栓症
糖尿病用薬 低血糖症状
スルホニルウレア系薬剤 低血糖症状、低血糖のリスクが増加
速効型食後血糖降下剤 低血糖症状、低血糖のリスクが増加
α-グルコシダーゼ阻害剤 低血糖症状
ビグアナイド系製剤 低血糖症状
チアゾリジン系薬剤 低血糖症状
GLP-1アナログ 低血糖症状
インスリン製剤 低血糖症状、低血糖のリスクが増加
QTを延長する薬剤 QT延長
1a群不整脈用剤 QT延長
キニジン硫酸塩水和物 QT延長
プロカインアミド塩酸塩 QT延長
3群不整脈用剤 QT延長
アミオダロン塩酸塩 QT延長
ソタロール塩酸塩 QT延長
ジゴキシン Cmax及びAUCがそれぞれ36%及び20%上昇
リファンピシン類 カナグリフロジンのCmax及びAUCがそれぞれ28%及び51%低下
フェニトイン カナグリフロジンのCmax及びAUCがそれぞれ28%及び51%低下
フェノバルビタール カナグリフロジンのCmax及びAUCがそれぞれ28%及び51%低下
リトナビル カナグリフロジンのCmax及びAUCがそれぞれ28%及び51%低下
炭酸リチウム 作用が減弱

カナリア配合錠と主成分が同じ薬

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    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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カナリア配合錠に関係する解説

DPPー4阻害薬・SGLT2阻害薬配合剤

  • カナリア配合錠は、DPPー4阻害薬・SGLT2阻害薬配合剤に分類される。
  • DPPー4阻害薬・SGLT2阻害薬配合剤とは、インスリン分泌を促すGLP-1という消化管ホルモンの作用を増強し血糖値を下げるDPP-4阻害薬と尿細管での糖の再吸収を阻害し尿としての糖排泄を促進させ血糖値を下げるSGLT2阻害薬の配合製剤。

DPPー4阻害薬・SGLT2阻害薬配合剤の代表的な商品名

  • カナリア配合錠
  • スージャヌ配合錠
  • トラディアンス配合錠
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