処方薬
アドカルAC静注100mg
後発

アドカルAC静注100mgの添付文書

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効果・効能

  1. 毛細血管抵抗性の減弱及び毛細血管透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病等)。

  2. 毛細血管抵抗性の減弱による皮膚出血あるいは粘膜出血及び内膜出血、眼底出血、腎出血、子宮出血。

  3. 毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血。

用法・用量

カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物として、1日25~100mgを静脈内注射又は点滴注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

  1. 重大な副作用(頻度不明)

    ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

  2. その他の副作用:副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。

    過敏症:(頻度不明)発疹。

使用上の注意

(慎重投与)

  1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

  2. 遺伝性果糖不耐症の患者[本剤の添加剤D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発される恐れがある]。

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。

(臨床検査結果に及ぼす影響)

本剤の代謝物により、尿ウロビリノーゲン試験が陽性になることがある。また、だいだい黄色がかった着色尿が現れることがある。

(取扱い上の注意)

安定性試験:カルバゾクロムスルホン酸Na静注100mg「日新」は、最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、室温保存において3年間安定であることが推測された。また、最終包装製品を用いた長期保存試験(室温保存、3年)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、室温保存における3年間の安定性が確認された。

(ポリエチレン容器の使用方法)

  1. ポリエチレン容器の結合部分をねじって切り離す。

  2. 頭部をねじ切る。

  3. 注射筒をセットし、直接吸引することもできる。吸引しにくい場合は、容器を押す。