処方薬
塩化アンモニウム補正液5mEq/mL
後発
塩化アンモニウム補正液5mEq/mLの添付文書
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効果・効能
高度な低クロール性アルカローシスの是正における電解質補液の電解質補正。
用法・用量
本剤(5mol/L塩化アンモニウム溶液)を他の電解質液に適宜必要量を混じて点滴静注する。投与速度は20mEq/hr以下とすること。小児は年齢に応じて減量する。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- その他の副作用
急速投与:(頻度不明)筋痙攣、痛覚刺激への反応減弱、徐脈、呼吸不整。
使用上の注意
(禁忌)
- 血中アンモニア増加のある患者[症状が悪化するおそれがある]。
- 腎障害のある患者〔9.2腎機能障害患者の項参照〕。
- 肝障害のある患者〔9.3肝機能障害患者の項参照〕。
(重要な基本的注意)
- 本剤は電解質の補正用製剤であるため、必ず希釈して使用すること。
- 電解質平衡及び酸・塩基平衡の是正は徐々に行うこと。
- 過量投与にならないよう血漿重炭酸濃度、血液pHを測定するなど管理を十分に行いつつ投与すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:投与しないこと(症状が悪化するおそれがある)〔2.2参照〕。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:投与しないこと(症状が悪化するおそれがある)〔2.3参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(高齢者)
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(適用上の注意)
- 全般的な注意
使用時には、感染に対する配慮をすること。
- 薬剤調製時の注意
本剤は使用に際して、よく混合されるよう注意すること。
- 薬剤投与時の注意
残液は使用しないこと。
(取扱い上の注意)
次の場合には使用しないこと。
・ 容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。
・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。
・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。