処方薬
フルカリック1号輸液

フルカリック1号輸液の基本情報

フルカリック1号輸液の概要

商品名 フルカリック1号輸液
一般名 アミノ酸・糖・電解質・ビタミン(1-1)キット
薬価・規格 1158.0円 (903mL1キット)
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 テルモ
ブランド フルカリック1号輸液 他
YJコード 3259523G1033
レセプト電算コード 620006301
添付文書PDFファイル

フルカリック1号輸液の主な効果と作用

  • 体内に必要な水分、ミネラルビタミン、カロリーおよびアミノ酸を補給します。
  • タンパク質(アミノ酸)、糖質(ブドウ糖)やミネラルなどを含む高カロリー輸液用のお薬です。

フルカリック1号輸液の用途

  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のアミノ酸補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のカロリー補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の電解質補給
  • 経口栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のビタミン補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のアミノ酸補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のカロリー補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の電解質補給
  • 経腸管栄養補給が不能又は不十分の経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合のビタミン補給

フルカリック1号輸液の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、高カリウム血症、肝機能異常、過敏症、蕁麻疹、代謝異常、高尿酸血症、低カリウム血症、低ナトリウム血症、高ナトリウム血症、尿糖

起こる可能性のある重大な副作用

重篤なアシドーシス、ショック、アナフィラキシー、血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗、過度の高血糖、高浸透圧利尿、口渇

上記以外の副作用

嘔吐、下痢、腹痛、食欲不振、胸部不快感、動悸、腎機能障害、脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫、水中毒、高アンモニア血症、悪寒、熱感、頭痛、血管痛

フルカリック1号輸液の用法・用量

  • 本剤は経中心静脈栄養療法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる
  • 通常、成人には1日1806mLを24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する
    • なお、年齢、症状、体重により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

フルカリック1号輸液の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アジソン病
    • アミノ酸代謝異常
    • 過敏症
    • 肝性昏睡
    • 血友病
    • 高カリウム血症
    • 高カルシウム血症
    • 甲状腺機能低下症
    • 高ナトリウム血症
    • 高マグネシウム血症
    • 高リン血症
    • 重篤な肝障害
    • 副甲状腺機能低下症
    • 高乳酸血症
    • 特殊な輸液組成を必要とする疾患
    • 高クロール血症
    • 高窒素血症<透析又は血液ろ過実施中を除く>
    • 重篤な腎障害<透析又は血液ろ過実施中を除く>
    • 乏尿<透析又は血液ろ過実施中を除く>
    • アレルギー
    • 遺伝性果糖不耐症
    • 気管支喘息
    • 菌血症
    • 閉塞性尿路疾患により尿量が減少
    • 高度アシドーシス
    • 重症熱傷
    • 心不全
    • 蕁麻疹
    • 膵炎
    • 膵硬化症
    • 膵腫瘍
    • 膵障害
    • 脱水症
    • 糖尿病
    • 尿崩症
    • 発疹
    • ワルファリン使用中
    • 腎障害<重篤な腎障害・高窒素血症又は乏尿を除く>
    • 透析又は血液ろ過実施中の高窒素血症
    • 透析又は血液ろ過実施中の重篤な腎障害
    • 透析又は血液ろ過実施中の乏尿

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

フルカリック1号輸液の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ジギタリス剤 中毒<不整脈等>
ジゴキシン 中毒<不整脈等>
レボドパ 作用を減弱
ワルファリン 作用を減弱

フルカリック1号輸液と主成分が同じ薬

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フルカリック1号輸液に関係する解説

高カロリー輸液製剤(TPN製剤)

  • フルカリック1号輸液は、高カロリー輸液製剤(TPN製剤)に分類される。
  • 高カロリー輸液製剤(TPN製剤)とは、中心静脈(上大静脈や下大静脈)から高濃度の栄養輸液を投与する中心静脈栄養(TPN)に用いる糖質などの栄養素を含む輸液剤。

高カロリー輸液製剤(TPN製剤)の代表的な商品名

  • ハイカリック
  • リハビックス
  • カロナリー
  • ピーエヌツイン
  • ネオパレン
  • フルカリック
  • エルネオパ
  • ミキシッド
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