ハイカリック液－3号

ハイカリック液－3号の概要

商品名	ハイカリック液－3号
一般名	高カロリー輸液用基本液（5－3）同一成分での薬価比較
薬価・規格	543.0円 (700mL1袋)
薬の形状	注射薬 > 液剤 > 注射液
製造会社	テルモ
ブランド	ハイカリック液－1号他ブランドの詳細
YJコード	3239507X1023
レセプト電算コード	643230176

添付文書PDFファイル

ハイカリック液－3号の主な効果と作用

体内に必要な水分、ミネラルおよびカロリーを補給します。
糖質（ブドウ糖）やミネラルなどを含む高カロリー輸液用のお薬です。

ハイカリック液－3号の用途

消化管栄養が不能又は不十分な場合の経中心静脈輸液療法の栄養補給
消化管栄養を休止する場合の経中心静脈輸液療法の栄養補給

ハイカリック液－3号の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

低カリウム血症、高カリウム血症、尿糖、肝機能異常、浸透圧利尿、不穏、代謝異常、血清ナトリウム異常、低ナトリウム血症、総コレステロール低下、低血糖

起こる可能性のある重大な副作用

重篤なアシドーシス、過度の高血糖、高浸透圧利尿、口渇

上記以外の副作用

低クロール血症、BUN上昇、カルシウム低下、高カルシウム血症、脱水、高リン血症、血清クロール異常、反発性低血糖、嘔気、悪心、嘔吐、食欲減退、尿崩症、AST上昇、ALT上昇、AL－P上昇、LDH上昇、硫酸亜鉛混濁反応異常、チモール混濁反応異常、高窒素血症、腎機能障害、多尿、脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫、水中毒、脱毛、発熱、全身倦怠感

ハイカリック液－3号の用法・用量

本剤700mLに対して10%又は12%アミノ酸注射液を300～400mLの割合で加えてよく混合し、経中心静脈輸液療法の維持液とする
通常成人1日2000～2200mLの維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する
- なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
（用法及び用量に関連する注意）高カロリー輸液療法施行中にビタミンB1欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、必ず必要量（1日3mg以上を目安）のビタミンB1を併用すること〔1．警告の項、11.1．1参照〕

※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ハイカリック液－3号の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- アジソン病
- アミノ酸代謝異常
- 遺伝性果糖不耐症
- 肝性昏睡
- 高カリウム血症
- 高カルシウム血症
- 甲状腺機能低下症
- 高マグネシウム血症
- 高リン血症
- 副甲状腺機能低下症
- 高乳酸血症
- 高窒素血症＜透析又は血液ろ過実施中を除く＞
- 重篤な腎障害＜透析又は血液ろ過実施中を除く＞
- 乏尿＜透析又は血液ろ過実施中を除く＞
- 菌血症
- 閉塞性尿路疾患により尿量が減少
- 高度アシドーシス
- 重症熱傷
- 心不全
- 膵炎
- 膵硬化症
- 膵腫瘍
- 膵障害
- 脱水症
- 糖尿病
- 尿崩症
- 腎障害＜重篤な腎障害・高窒素血症又は乏尿を除く＞
- 透析又は血液ろ過実施中の高窒素血症
- 透析又は血液ろ過実施中の重篤な腎障害
- 透析又は血液ろ過実施中の乏尿