デルモランF軟膏の添付文書
添付文書PDFファイル
※添付文書のPDFファイルは随時更新しておりますが、常に最新であるとは限りません。予めご了承ください。
効果・効能
深在性皮膚感染症、慢性膿皮症。
湿潤、糜爛、結痂を伴うか、又は二次感染を併発している次の疾患:湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、乾癬、皮膚そう痒症(陰部そう痒症・肛門部そう痒症)、掌蹠膿疱症。
外傷・熱傷及び手術創等の二次感染。
用法・用量
1日1~数回直接患部に塗布又は塗擦するか、あるいは無菌ガーゼ等にのばして貼付する。なお、症状により適宜増減する。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない為、発現頻度は不明である。
重大な副作用
- 眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意する。
- 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、後嚢白内障、緑内障等が現れることがある。
その他の副作用:副作用が認められた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行う。
- 皮膚感染症:フラジオマイシン耐性菌又は非感性菌による感染症、皮膚真菌症(皮膚白癬、皮膚カンジダ症等)、皮膚ウイルス感染症。
- その他の皮膚症状:ざ瘡疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(口囲紅斑、顔面全体紅斑、丘疹、毛細血管拡張、痂皮、鱗屑を生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張)、魚鱗癬様皮膚変化、紫斑、多毛、皮膚色素脱失、皮膚刺激感、皮膚乾燥[前記のような症状が現れた場合には徐々にその使用を差しひかえ、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替える]。
- 過敏症:接触皮膚炎、紅斑、発疹。
- 下垂体・副腎皮質系機能:大量又は長期にわたる広範囲の使用又は密封法(ODT)による下垂体・副腎皮質系機能抑制。
- 長期連用:腎障害、難聴が現れる可能性があるので、長期連用を避ける。
使用上の注意
(禁忌)
フラジオマイシン耐性菌による皮膚感染又はフラジオマイシン非感性菌による皮膚感染。
細菌皮膚感染症・真菌皮膚感染症・スピロヘータ皮膚感染症・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)[感染症を悪化させる恐れがある]。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染の恐れがある]。
フラジオマイシン、カナマイシン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシン等のアミノグリコシド系抗生物質及びバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者。
潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・第2度深在性以上の凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
感作される恐れがあるので、観察を十分に行い感作されたことを示す兆候(そう痒、発赤、腫脹、丘疹、小水疱等)が現れた場合には使用を中止する。
広範囲熱傷のある皮膚には、長期間連用しない。
大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状が現れることがある。
本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化がみられる場合は使用を中止する。
症状改善後はできるだけ速やかに使用を中止する。
(高齢者への使用)
一般に高齢者では副作用が現れやすいので、大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への使用)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては、大量又は長期にわたる広範囲の使用を避ける。
(小児等への使用)
長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害を来す恐れがある。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意する。
(適用上の注意)
使用部位:眼科用として使用しない。
使用方法:
- 本剤は皮膚疾患治療薬であるので、化粧下やひげそり後等に使用しないよう注意する。
- 本剤の基剤として使用されている油脂性成分は、コンドーム等の避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化・破損する可能性があるため、これらとの接触を避けさせる。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、5年間)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、デルモランF軟膏は通常の市場流通下において5年間安定であることが確認された。