ザルティア錠5mgに関係する解説
PDE5阻害薬(排尿障害改善薬)
- ザルティア錠5mgは、PDE5阻害薬(排尿障害改善薬)に分類される。
- PDE5阻害薬(排尿障害改善薬)とは、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)という酵素を阻害し血管拡張作用や前立腺及び膀胱平滑筋弛緩作用をあらわすことで前立腺肥大における排尿障害を改善する薬。
PDE5阻害薬(排尿障害改善薬)の代表的な商品名
- ザルティア
商品名 | ザルティア錠5mg |
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一般名 | タダラフィル錠 |
薬価・規格 | 112.3円 (5mg1錠) |
薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 | 日本新薬 |
ブランド | ザルティア錠2.5mg 他 |
YJコード | 2590016F2027 |
レセプト電算コード | 622306501 |
識別コード | 5Z |
動悸、ほてり、潮紅、消化不良、胃食道逆流性疾患、下痢、胃炎、腎クレアチニン・クリアランス減少、筋肉痛、背部痛、頭痛
過敏症、発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、Stevens-Johnson症候群
浮動性めまい、勃起増強、自発陰茎勃起、CK上昇、心筋梗塞、胸痛、心突然死、失神、低血圧、眼痛、霧視、結膜充血、網膜動脈閉塞、網膜静脈閉塞、眼瞼腫脹、視野欠損、非動脈炎性前部虚血性視神経症、突発性難聴、中心性漿液性脈絡網膜症、腹痛、四肢痛、片頭痛、脳卒中、持続勃起症、勃起延長、呼吸困難、鼻出血、多汗症
薬剤名 | 影響 |
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CYP3A4活性を強力に阻害する薬剤 | 本剤の血漿中濃度が上昇 |
硝酸剤 | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
一酸化窒素<NO>供与剤 | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
ニトログリセリン | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
亜硝酸アミル | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
硝酸イソソルビド | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
ニコランジル | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
sGC刺激剤<ベルイシグアト以外> | 血圧低下 |
リオシグアト | 血圧低下 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 | 本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
イトラコナゾール | 本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
クラリスロマイシン | 本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
テラプレビル | 本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
ケトコナゾール | 本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
HIVプロテアーゼ阻害剤 | 本剤のAUCが124%増加 |
リトナビル | 本剤のAUCが124%増加 |
インジナビル | 本剤のAUCが124%増加 |
サキナビル | 本剤のAUCが124%増加 |
ダルナビル | 本剤のAUCが124%増加 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 | 本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
リファンピシン類 | 本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
フェニトイン | 本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
フェノバルビタール | 本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
α遮断薬 | 立位収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81及び5.33mmHg下降、失神等の症状を伴う血圧低下 |
ドキサゾシン | 立位収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81及び5.33mmHg下降、失神等の症状を伴う血圧低下 |
テラゾシン | 立位収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81及び5.33mmHg下降、失神等の症状を伴う血圧低下 |
血圧降下剤 | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
アムロジピン | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
メトプロロール | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
エナラプリル | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
カンデサルタン | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
カルペリチド | 降圧作用が増強 |
ベルイシグアト | 症候性低血圧 |
アルコール<経口> | めまい、起立性低血圧 |