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メノエイドコンビパッチ
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効果・効能

更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経系症状(Hot flush及び発汗)。

(効能又は効果に関連する注意)

本剤は、子宮のない患者には使用しないこと。

用法・用量

通常、成人に対し、メノエイドコンビパッチ1枚を3~4日ごとに1回(週2回)下腹部に貼付する。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    1. 重大な副作用
  1. 1.1. アナフィラキシー(頻度不明):呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。

  2. 1.2. 静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎(いずれも頻度不明)〔2.4、9.1.7参照〕。

    1. その他の副作用
    1. 皮膚(貼付部位):(5%以上)皮膚そう痒(20.8%)、発赤、皮膚炎、(1~5%未満)紅斑、(0.1~1%未満)皮膚色素沈着、皮膚水疱、発疹。
    2. 生殖器:(5%以上)帯下、(1~5%未満)不正出血、腟炎、子宮頸部ポリープ、外陰部そう痒感、(0.1~1%未満)子宮平滑筋腫。
    3. 乳房:(5%以上)乳房緊満感、乳房痛、(1~5%未満)乳頭痛、(0.1~1%未満)乳腺症、乳房腫瘤。
    4. 精神神経系:(1~5%未満)頭痛・片頭痛、めまい、(0.1~1%未満)眠気、しびれ。
    5. 循環器:(1~5%未満)動悸、(0.1~1%未満)血圧上昇。
    6. 消化器:(1~5%未満)腹部膨満感、悪心、腹部不快感、腹痛、(0.1~1%未満)便秘、下痢、胃痛。
    7. 電解質:(1~5%未満)浮腫。
    8. 過敏症:(1~5%未満)発疹、(0.1~1%未満)全身そう痒、蕁麻疹。
    9. 血液:(1~5%未満)貧血(赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少)、(0.1~1%未満)白血球減少。
    10. 肝臓:(0.1~1%未満)肝機能障害(AST上昇、ALT上昇、ALP上昇等)。
    11. その他:(5%以上)下腹部痛、(1~5%未満)腰痛、倦怠感、(0.1~1%未満)耳鳴、体重増加、背部痛、関節痛、筋骨格硬直、下肢痛、フィブリノーゲン上昇、トリグリセリド上昇、総コレステロール上昇。

使用上の注意

(禁忌)

    1. エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある]〔8.2参照〕。
    1. 未治療の子宮内膜増殖症のある患者[子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合がある]〔8.2参照〕。
    1. 乳癌の既往歴のある患者[乳癌が再発することがある]〔8.2参照〕。
    1. 血栓性静脈炎や肺塞栓症のある患者又はその既往歴のある患者[エストロゲンは凝固因子を増加させ、血栓形成傾向を促進するとの報告がある]〔11.1.2参照〕。
    1. 動脈性血栓塞栓疾患(例えば、冠動脈性心疾患、脳卒中)又はその既往歴のある患者〔15.1.3、15.1.4参照〕。
    1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    1. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦〔9.5.1、9.6授乳婦の項参照〕。
    1. 重篤な肝障害のある患者〔9.3.1参照〕。
    1. 診断の確定していない異常性器出血のある患者[出血が子宮内膜癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある]〔8.2参照〕。
    1. ポルフィリン症の患者[症状が増悪することがある]。

(重要な基本的注意)

    1. 外国において、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を長期併用した女性では、乳癌になる危険性が対照群の女性と比較して高くなり、その危険性は併用期間が長期になるに従って高くなるとの報告があるので、本剤の使用にあたっては、患者に対し本剤のリスクとベネフィットについて十分な説明を行うとともに必要最小限の使用にとどめ、漫然と長期使用を行わないこと〔15.1.2参照〕。
    1. 使用前に病歴、家族素因等の問診、乳房検診並びに婦人科検診(子宮を有する患者においては子宮内膜細胞診及び超音波検査による子宮内膜厚の測定を含む)を行い、使用開始後は定期的に乳房検診並びに婦人科検診を行うこと〔2.1-2.3、2.9、9.1.1-9.1.3参照〕。
    1. 本剤を使用しても効果が認められない場合には、本剤の使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

  1. 1.1. 子宮筋腫を有する患者:子宮筋腫の発育を促進するおそれがある〔8.2参照〕。

  2. 1.2. 子宮内膜症のある患者:症状が増悪するおそれがある〔8.2参照〕。

  3. 1.3. 乳癌家族素因が強い患者、乳房結節のある患者、乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者:症状が増悪するおそれがある〔8.2参照〕。

  4. 1.4. 高血圧、心疾患のある患者又はその既往歴のある患者:体液貯留をきたし、これらの疾患を悪化させるおそれがある。

  5. 1.5. 糖尿病の患者:十分管理を行いながら使用すること(耐糖能を低下させるおそれがある)。

  6. 1.6. 片頭痛、てんかんのある患者:症状が増悪するおそれがある。

  7. 1.7. 術前又は長期臥床状態の患者:血液凝固能が亢進され、心血管系の副作用の危険性が高くなることがある〔11.1.2参照〕。

  8. 1.8. 全身性エリテマトーデスの患者:症状が増悪するおそれがある。

(腎機能障害患者)

  1. 2.1. 腎疾患のある患者又はその既往歴のある患者:体液貯留をきたし、疾患を悪化させるおそれがある。

(肝機能障害患者)

  1. 3.1. 重篤な肝障害のある患者:使用しないこと(代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある)〔2.8参照〕。

  2. 3.2. 肝障害(重篤な肝障害を除く)のある患者:症状が増悪するおそれがある。

(妊婦)

  1. 5.1. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には使用しないこと(卵胞ホルモン剤であるジエチルスチルベストロールを妊娠動物(マウス)あるいは妊婦に投与したとき、出生児に生殖器系臓器異常が報告されている(エストラジオールのヒトにおける催奇形性の報告はないが、妊娠動物(ラット)への投与によって仔の生殖器系臓器異常が起こることが報告されており、ヒトにおいて、妊娠中の女性ホルモン剤(経口避妊薬等)投与によって児の先天性異常(先天性心臓奇形及び四肢欠損症)のリスク増加の報告がある)。黄体ホルモン剤を妊娠初期・中期に投与した場合、女子胎児の外性器男性化又は男子胎児の女性化が起こることがある。黄体ホルモン剤の使用と先天異常児出産との因果関係はいまだ確立されたものではないが、心臓・四肢等の先天異常児を出産した母親では、対照群に比して妊娠初期に黄体又は黄体・卵胞ホルモン剤を使用していた率に有意差があるとする疫学調査の結果が報告されている)〔2.7参照〕。

  2. 5.2. 卵胞ホルモン剤を妊娠動物(マウス)に投与した場合、仔の成長後腟上皮の癌性変性及び仔の成長後子宮内膜の癌性変性を示唆する結果が報告されている。新生仔(マウス)に投与した場合、仔の成長後腟上皮の癌性変性を認めたとの報告がある。

(授乳婦)

使用しないこと(乳汁中に移行する可能性がある)〔2.7参照〕。

(高齢者)

患者の状態を観察しながら慎重に使用すること(一般に生理機能が低下している)。

(相互作用)

    1. 併用注意

    抗てんかん剤(フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピン)、メプロバメート、フェニルブタゾン、リファンピシン、HIV逆転写酵素阻害剤(ネビラピン、エファビレンツ)、プロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ネルフィナビル)、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品[本剤の代謝が促進されることによって効果が減弱する可能性がある(これらの薬剤が肝薬物代謝酵素チトクロームP-450を誘導することによって、本剤の代謝を促進する)]。

(適用上の注意)

    1. 薬剤交付時の注意
  1. 1.1. 貼付部位 1. 衣服との摩擦ではがれるおそれがあるため、ベルトラインを避け下腹部の滑らかな部分に貼付すること。また、乳房には貼付しないこと。 1. 創傷面又は湿疹・皮膚炎等がみられる部位は避けて貼付すること。 1. 皮膚刺激を避けるため、毎回、貼付部位を変えることが望ましい〔14.1.2(3)参照〕。

  2. 1.2. 貼付時 1. 貼付部位の皮膚を拭い、清潔にしてから本剤を貼付すること。また、貼付部位の水分は十分に取り除くこと〔14.1.2(3)参照〕。 1. 開封後速やかに貼付すること。 1. 貼付後に本剤がはがれた場合、再貼付又は必要に応じて新しいものを使用すること〔14.1.1(3)、14.1.2(1)参照〕。 1. 本剤を半分などに切って使用しないこと。

(その他の注意)

    1. 臨床使用に基づく情報
  1. 1.1. ホルモン補充療法(HRT)と子宮内膜癌の危険性:卵胞ホルモン剤を長期間(約1年以上)使用した閉経期以降の女性では、子宮内膜癌になる危険性が対照群の女性と比較して高く、この危険性は、使用期間に相関して上昇し(1~5年間で2.8倍、10年以上で9.5倍)、黄体ホルモン剤の併用により抑えられる(対照群の女性と比較して0.8倍)との疫学調査の結果が報告されている。

  2. 1.2. HRTと乳癌の危険性:HRTと乳癌発生との因果関係については明らかではないが、次のような報告がある。 1. 米国における閉経後女性を対象とした無作為化臨床試験[Women’s Health Initiative(WHI)試験]の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群では、乳癌になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.24)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、乳癌になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意差はない(ハザード比:0.80)との報告がある〔8.1参照〕。 1. 英国における疫学調査[Million Women Study(MWS)]の結果、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を併用している女性では、乳癌になる危険性が対照群と比較して有意に高くなり(2.00倍)、この危険性は、併用期間が長期になるに従って高くなる(1年未満:1.45倍、1~4年:1.74倍、5~9年:2.17倍、10年以上:2.31倍)との報告がある〔8.1参照〕。 1. 閉経後女性を対象とした大規模な疫学調査のメタアナリシスの結果、閉経期ホルモン補充療法(MHT)として卵胞ホルモン剤を単独投与又は卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を併用した女性は、乳癌になる危険性がMHTの期間とともに高くなり(調整リスク比[95%信頼区間]は1~4年間の卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤併用:1.60[1.52-1.69]、卵胞ホルモン剤単独:1.17[1.10-1.26]、5~14年間の卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤併用:2.08[2.02-2.15]、卵胞ホルモン剤単独:1.33[1.28-1.37])、MHT非使用者に対する調整リスク比はMHT過去使用者よりMHT現使用者の方が高かった。また、MHT過去使用者において、投与中止後も過去の投与期間に依存して乳癌になる危険性が10年以上持続する場合があるとの報告がある〔8.1参照〕。

  3. 1.3. HRTと冠動脈性心疾患の危険性:米国におけるWHI試験の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群では、冠動脈性心疾患の危険性がプラセボ投与群と比較して高い傾向にあり、特に服用開始1年後では有意に高くなる(ハザード比:1.81)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、冠動脈性心疾患の危険性がプラセボ投与群と比較して有意差はない(ハザード比:0.91)との報告がある〔2.5参照〕。

  4. 1.4. HRTと脳卒中の危険性:米国におけるWHI試験の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群では、脳卒中(主として脳梗塞)の危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.31)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、脳卒中(主として脳梗塞)の危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.37)との報告がある〔2.5参照〕。

  5. 1.5. HRTと認知症の危険性:米国における65歳以上の閉経後女性を対象とした無作為化臨床試験[WHI Memory Study(WHIMS)]の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群では、アルツハイマーを含む認知症の危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:2.05)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、アルツハイマーを含む認知症の危険性がプラセボ投与群と比較して有意ではないが、高い傾向がみられた(ハザード比:1.49)との報告がある。

  6. 1.6. HRTと卵巣癌の危険性 1. 卵胞ホルモン剤を長期間使用した閉経期以降の女性では、卵巣癌になる危険性が対照群の女性と比較して高くなるとの疫学調査の結果が報告されている。 1. 米国におけるWHI試験の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群において、卵巣癌になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意ではないが、高い傾向がみられた(ハザード比:1.58)との報告がある。

  7. 1.7. HRTと胆嚢疾患の危険性:米国におけるWHI試験の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群において、胆嚢疾患になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.59)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、胆嚢疾患になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.67)との報告がある。

  8. 1.8. 黄体・卵胞ホルモン配合剤の長期服用により肝腫瘍が発生したとの報告がある。また、肝腫瘍の破裂により腹腔内出血を起こす可能性がある。

    1. 非臨床試験に基づく情報

    実験動物にエストロゲンを皮下投与(埋め込み投与を含む)したとき、マウスにおけるリンパ系腫瘍、ラットの下垂体腺腫及びハムスターにおいては腎腫瘍の発生が報告されている。

(保管上の注意)

2~8℃。