ニコリンH注射液1g - 添付文書 | MEDLEY(メドレー)
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ニコリンH注射液1g

ニコリンH注射液1gの添付文書

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効果・効能

  1. 頭部外傷に伴う意識障害。

  2. 脳手術に伴う意識障害。

  3. 脳梗塞急性期意識障害。

  4. 脳卒中片麻痺患者の上肢機能回復促進、但し、発作後1年以内で、リハビリテーション及び通常の内服薬物療法(脳代謝賦活剤、脳循環改善剤などの投与)を行っている症例のうち、下肢の麻痺が比較的軽度なもの。

  5. 次記疾患に対する蛋白分解酵素阻害剤との併用療法:1)急性膵炎、2)慢性再発性膵炎の急性増悪期、3)術後の急性膵炎。

用法・用量

  1. 頭部外傷並びに脳手術に伴う意識障害の場合:シチコリンとして、1回0.1~0.5gを1日1~2回点滴静脈内注射、静脈内注射又は筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

  2. 脳梗塞急性期意識障害の場合:1日1回シチコリンとして1gを2週間連日静脈内投与する。

  3. 脳卒中後の片麻痺の場合:シチコリンとして1日1回1gを4週間連日静脈内注射する。又は、シチコリンとして1日1回0.25gを4週間連日静脈内注射し、改善傾向が認められる場合には更に4週間継続投与する。

  4. 膵炎の場合:蛋白分解酵素阻害剤と併用して、1日1回シチコリンとして1gを2週間連日静脈内投与する。

副作用

各効能疾患別の臨床検査値の異常を含む副作用の発現頻度は次のとおりである。

頭部外傷並びに脳手術に伴う意識障害:1.2%15/1,304

脳梗塞急性期意識障害:1.2%5/420

脳卒中片麻痺患者の上肢機能回復促進:2.7%27/999

急性膵炎:2.2%6/276

[]内:副作用発現症例数/安全性評価対象症例数。

次の副作用は前記の調査あるいは自発報告等で認められたものである。

  1. 重大な副作用

    ショック(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

  2. その他の副作用

    1. 過敏症:(0.1~5%未満)発疹[このような場合には投与を中止する]。
    2. 精神神経系:(0.1~5%未満)不眠、*麻痺肢のしびれ感の発現又は*麻痺肢のしびれ感増強(*:脳卒中片麻痺に用いた場合)、(0.1%未満)頭痛、眩暈、興奮、痙攣。
    3. 消化器:(0.1~5%未満)悪心、(0.1%未満)食欲不振。
    4. 肝臓:(0.1~5%未満)肝機能検査値異常。
    5. :(0.1%未満)一過性複視。
    6. その他:(0.1~5%未満)熱感、(0.1%未満)一過性血圧変動、倦怠感。

使用上の注意

(禁忌)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

(慎重投与)

薬剤過敏症の既往歴のある患者。

(重要な基本的注意)

  1. 急性重症かつ進行性の頭部外傷並びに脳手術に伴う意識障害の患者に投与する場合には、止血剤、脳圧下降剤や低体温等の処置とともに用いる。

  2. 脳梗塞急性期意識障害の患者に使用する場合には、卒中発作後2週間以内に投与を開始することが望ましい。

(適用上の注意)

  1. 筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため次記の点に注意する。

    1. 筋肉内注射は、やむを得ない場合にのみ、必要最少限に行う。なお、特に筋肉内注射時同一部位への反復注射は行わない。また、低出生体重児、新生児、乳児、小児には特に注意する。
    2. 筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意する。
    3. 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
  2. 静脈内に投与する場合には、できるだけゆっくり投与する。

(取扱い上の注意)

  1. 注意:本品は「ワンポイントカットアンプル」を使用しているので、ヤスリを用いず、アンプル枝部のマーク(青)の反対方向に折り取る。

  2. 使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用する。