処方薬
レザルタス配合錠HD
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レザルタス配合錠HDの基本情報

レザルタス配合錠HDの概要

商品名 レザルタス配合錠HD
一般名 オルメサルタンメドキソミル・アゼルニジピン配合剤(2)錠
薬価・規格 54.1円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 第一三共
ブランド レザルタス配合錠LD 他
YJコード 2149115F2022
レセプト電算コード 621974601
識別コード DSC373
添付文書PDFファイル

レザルタス配合錠HDの主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえるとともに、血管を収縮させるカルシウムの働きをおさえて血管をひろげる働きがあります。

レザルタス配合錠HDの用途

レザルタス配合錠HDの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、下痢、蕁麻疹、発疹、好酸球増多、白血球数増加、頭痛、立ちくらみ、胃部不快感、便秘、腹痛

起こる可能性のある重大な副作用

血管浮腫、顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹、腎不全、高カリウム血症、ショック、失神、意識消失、冷感、嘔吐、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、血小板減少、低血糖、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害、房室ブロック、洞停止、徐脈、めまい、ふらつき、横紋筋融解症、筋肉痛、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、アナフィラキシー、そう痒感、全身発赤、血圧低下、呼吸困難、アナフィラキシーショック、体重減少、重度下痢、腸絨毛萎縮、間質性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常

上記以外の副作用

嘔気、ほてり、動悸、顔面潮紅、胸痛、総ビリルビン上昇、肝機能異常、BUN上昇、尿蛋白陽性、尿酸上昇、CRP上昇、全身倦怠感、カリウム上昇、総コレステロール上昇、しびれ、そう痒、過敏症、光線過敏性反応、貧血、血小板数減少、眠気、ふらつき感、頭重感、口渇、歯肉肥厚、口内炎、心房細動、LDH上昇、ALP上昇、クレアチニン上昇、尿硝子円柱増加、頻尿、尿沈渣陽性、異常感、浮遊感、気分不良、カリウム低下、トリグリセリド上昇、疲労、乳び腹水、胸部不快感、味覚異常、脱毛

レザルタス配合錠HDの用法・用量

  • 通常、成人には1日1回1錠(オルメサルタン メドキソミル/アゼルニジピンとして20mg/16mg)を朝食後経口投与する
  • 本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 次のオルメサルタン メドキソミルとアゼルニジピンの用法及び用量を踏まえ、患者毎に用量を決めること〔8.1参照〕
  • 〈オルメサルタン メドキソミル〉通常、成人にはオルメサルタン メドキソミルとして10~20mgを1日1回経口投与する
    • なお、1日5~10mgから投与を開始し、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は40mgまでとする
  • 〈アゼルニジピン〉通常、成人にはアゼルニジピンとして8~16mgを1日1回朝食後経口投与する
    • なお、1回8mgあるいは更に低用量から投与を開始し、症状により適宜増減するが、1日最大16mgまでとする
  • 7.2. 原則として、増量は1つの有効成分ずつ行うこと〔8.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

レザルタス配合錠HDの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • エンシトレルビル フマル酸投与中
    • ミコナゾール<経口剤・注射剤>投与中
    • 抗ウイルス剤投与中
    • イトラコナゾール投与中
    • HIVプロテアーゼ阻害剤投与中
    • フルコナゾール投与中
    • ボリコナゾール投与中
    • ホスフルコナゾール投与中
    • コビシスタット含有製剤投与中
    • アリスキレンフマル酸塩投与中
    • ポサコナゾール投与中
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 手術前24時間
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 重篤な腎機能障害
    • 腎機能障害
    • 脳血管障害
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 血清クレアチニン値3.0mg/dL以上
    • コントロール不良の糖尿病
    • 軽度又は中等度の肝機能障害<Child-Pugh分類スコア:5~9>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

レザルタス配合錠HDの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
イトラコナゾール アゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇
ミコナゾール<経口又は注射剤> アゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇
フルコナゾール アゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇
ホスフルコナゾール アゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇
ボリコナゾール アゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇
ポサコナゾール アゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇
HIVプロテアーゼ阻害剤 アゼルニジピンの作用が増強
リトナビル アゼルニジピンの作用が増強
硫酸アタザナビル アゼルニジピンの作用が増強
ホスアンプレナビルカルシウム水和物 アゼルニジピンの作用が増強
ダルナビル アゼルニジピンの作用が増強
コビシスタットを含有する製剤 アゼルニジピンの作用が増強
ニルマトレルビル・リトナビル アゼルニジピンの作用が増強
エンシトレルビルフマル酸 アゼルニジピンの作用が増強
アゾール系抗真菌剤 アゼルニジピンの作用が増強
ホスラブコナゾール アゼルニジピンの作用が増強
シメチジン アゼルニジピンの作用が増強
メシル酸イマチニブ アゼルニジピンの作用が増強
マクロライド系抗生物質 アゼルニジピンの作用が増強
エリスロマイシン アゼルニジピンの作用が増強
クラリスロマイシン アゼルニジピンの作用が増強
クエン酸タンドスピロン アゼルニジピンの作用が増強
アリスキレンフマル酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤> 血清カリウム値が上昇
降圧利尿剤 一過性の急激な血圧低下
フロセミド 一過性の急激な血圧低下
トリクロルメチアジド 一過性の急激な血圧低下
リチウム製剤 中毒
炭酸リチウム 中毒
ACE阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
非ステロイド系抗炎症剤 オルメサルタン メドキソミルの降圧作用が減弱、腎機能を悪化
血圧降下剤 過度の降圧
ジゴキシン Cmaxが1.5倍・AUCが1.3倍に上昇
シンバスタチン AUCが2.0倍に上昇
シクロスポリン アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強
ベンゾジアゼピン系化合物 アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強
ジアゼパム アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強
ミダゾラム アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強
トリアゾラム アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強
経口黄体・卵胞ホルモン アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強
経口避妊薬 アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強
リファンピシン類 アゼルニジピンの作用が減弱
フェニトイン アゼルニジピンの作用が減弱
フェノバルビタール アゼルニジピンの作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース

レザルタス配合錠HDと主成分が同じ薬

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    製造会社 第一三共
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レザルタス配合錠HDに関係する解説

ARB・カルシウム拮抗薬配合剤

  • レザルタス配合錠HDは、ARB・カルシウム拮抗薬配合剤に分類される。
  • ARB・カルシウム拮抗薬配合剤とは、血圧上昇などの要因となる体内物質(アンジオテンシンII)の受容体阻害作用と血管収縮に関与するカルシウムイオンの細胞内への流入を阻害する作用により、降圧作用をなどをあらわす薬。

ARB・カルシウム拮抗薬配合剤の代表的な商品名

  • エックスフォージ配合錠
  • レザルタス配合錠
  • ユニシア配合錠
  • ミカムロ配合錠
  • アイミクス配合錠
  • ザクラス配合錠
  • アテディオ配合錠
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