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セララ錠100mg
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効果・効能

高血圧症。

用法・用量

通常、成人にはエプレレノンとして1日1回50mgから投与を開始し、効果不十分な場合は100mgまで増量することができる。

(用法及び用量に関連する注意)

    1. CYP3A4阻害薬と併用する場合には、本剤の投与量は1日1回25mgを超えないこと〔10.2、16.7.2参照〕。
    1. 本剤の投与中に血清カリウム値が5.0mEq/Lを超えた場合には減量を考慮し、血清カリウム値が5.5mEq/Lを超えた場合は減量ないし中止し、血清カリウム値が6.0mEq/L以上の場合には直ちに中止すること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    1. 重大な副作用
  1. 1.1. 高カリウム血症(1.7%)〔8.1参照〕。

    1. その他の副作用
    1. 血液およびリンパ系障害:(0.5%未満)貧血、溢血斑。
    2. 代謝および栄養障害:(1%以上)高尿酸血症、(0.5~1%未満)高トリグリセリド血症、(0.5%未満)高血糖、口渇、痛風、高カルシウム血症、脱水、糖尿病悪化、低ナトリウム血症、食欲亢進。
    3. 精神障害:(0.5%未満)不眠症、うつ病、神経過敏、不安。
    4. 神経系障害:(1%以上)頭痛、めまい、(0.5%未満)異常感覚、起立性低血圧、傾眠、知覚減退、眩暈、片頭痛、失神、健忘。
    5. 心臓障害:(0.5~1%未満)心悸亢進、(0.5%未満)頻脈、期外収縮、不整脈、狭心症。
    6. 血管障害:(0.5%未満)低血圧、脳血管障害。
    7. 呼吸器、胸郭および縦隔障害:(0.5~1%未満)咳、感冒症状・上気道感染、(0.5%未満)呼吸困難、咽頭炎、鼻炎、副鼻腔炎、鼻出血、喘息・喘鳴。
    8. 胃腸障害:(1%以上)嘔気、消化不良、(0.5~1%未満)下痢、腹痛、便秘、(0.5%未満)嘔吐、口内乾燥、胃食道逆流、鼓腸放屁、味覚倒錯。
    9. 肝胆道系障害:(0.5%未満)脂肪肝、肝機能異常。
    10. 皮膚および皮下組織障害:(0.5~1%未満)発疹、多汗、(0.5%未満)皮膚そう痒症、皮膚疾患、蕁麻疹、皮膚乾燥、血管神経性浮腫。
    11. 筋骨格系および結合組織障害:(1%以上)筋痙攣、(0.5%未満)関節痛、筋痛、四肢疼痛、背部痛、筋脱力、攣縮。
    12. 腎および尿路障害:(0.5~1%未満)頻尿、(0.5%未満)多尿、蛋白尿、夜間頻尿、血尿、尿路感染。
    13. 一般・全身障害および投与部位の状態:(1%以上)疲労、(0.5~1%未満)末梢性浮腫、無力症、胸痛、(0.5%未満)潮紅、ほてり、疼痛、倦怠感。
    14. 臨床検査:(1%以上)ALT上昇、γ-GTP上昇、AST上昇、(0.5~1%未満)CK上昇、BUN上昇、(0.5%未満)ECG異常、血中クレアチニン上昇、単球増多、コレステロール増加、尿比重減少、Al-P上昇、好酸球増多、プロトロンビン減少、尿比重増加、リンパ球増多、好塩基球増多、LDH上昇、白血球増多、尿糖、ビリルビン増加、ヘモグロビン増加。
    15. 眼障害:(0.5%未満)眼痛、視覚異常、眼球乾燥、霧視。
    16. 耳および迷路障害:(0.5%未満)耳鳴。
    17. 生殖系および乳房障害:(0.5~1%未満)勃起障害、(0.5%未満)女性化乳房、リビドー減退、月経異常。

使用上の注意

(禁忌)

    1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    1. 高カリウム血症の患者もしくは本剤投与開始時に血清カリウム値が5.0mEq/Lを超えている患者[高カリウム血症を増悪させるおそれがある]。
    1. 重度腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/分未満)のある患者〔9.2.1参照〕。
    1. 重度肝機能障害(Child-Pugh分類クラスCの肝硬変に相当)のある患者〔9.3.1参照〕。
    1. カリウム保持性利尿薬投与中及びミネラルコルチコイド受容体拮抗薬投与中の患者〔10.1参照〕。
    1. イトラコナゾール投与中、ボリコナゾール投与中、ポサコナゾール投与中、リトナビル含有製剤投与中及びエンシトレルビル フマル酸投与中の患者〔10.1参照〕。
    1. 微量アルブミン尿を伴う糖尿病又は蛋白尿を伴う糖尿病患者[高カリウム血症を誘発させるおそれがある]。
    1. 中等度以上の腎機能障害(クレアチニンクリアランス50mL/分未満)のある患者〔9.2.3参照〕。
    1. カリウム製剤(放射性ヨウ素の甲状腺内部被曝予防・低減のKIを除く)投与中の患者〔10.1参照〕(KI:ヨウ化カリウム)。

(重要な基本的注意)

    1. 高カリウム血症があらわれることがあるので、血清カリウム値を原則として投与開始前、投与開始後(又は用量調節後)の1週間以内及び1ヵ月後に観察し、その後も定期的に観察すること〔11.1.1参照〕。
    1. 肝機能異常がみられることがあるので、投与開始後1ヵ月を目処に肝機能検査値を観察し、その後も定期的に観察すること。
    1. 低ナトリウム血症があらわれることがあるので、血清ナトリウム値を定期的に観察すること。
    1. 降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(腎機能障害患者)

  1. 2.1. 重度腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/分未満)のある患者:投与しないこと(高カリウム血症を誘発させるおそれがある)〔2.3参照〕。

  2. 2.2. 軽度腎機能障害のある患者:より頻回に血清カリウム値を測定すること(高カリウム血症のリスクが高まるおそれがある)。

  3. 2.3. 中等度以上の腎機能障害(クレアチニンクリアランス50mL/分未満)のある患者:投与しないこと(高カリウム血症を誘発させるおそれがある)〔2.8参照〕。

(肝機能障害患者)

  1. 3.1. 重度肝機能障害(Child-Pugh分類クラスCの肝硬変に相当)のある患者:投与しないこと(高カリウム血症等の電解質異常が発現するおそれがある)〔2.4参照〕。

  2. 3.2. 軽度~中等度肝機能障害のある患者:高カリウム血症等の電解質異常の発現頻度が高まるおそれがある。

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(妊娠ラット及びウサギにエプレレノンを経口投与した試験において、胎仔に移行することが確認され、この時、催奇形性はみられなかったが、ウサギでは早期吸収胚数増加が認められた)。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトにおける本剤の乳汁中移行性については不明であるが、分娩後の哺育中ラットに14C-エプレレノンを経口投与した後の放射能は乳汁に移行することが報告されている)。

(小児等)

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

(高齢者)

  1. 8.1. 一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)。

  2. 8.2. より頻回に血清カリウム値を測定すること(一般的に腎機能が低下していることが多く、高カリウム血症のリスクが高まるおそれがある)。

(相互作用)

本剤は主として肝代謝酵素CYP3A4で代謝される。

    1. 併用禁忌
    1. カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトン(アルダクトンA)、トリアムテレン(トリテレン)、カンレノ酸カリウム(ソルダクトン))、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(フィネレノン以外)(エサキセレノン(ミネブロ))〔2.5参照〕[血清カリウム値が上昇するおそれがある(カリウム貯留作用が増強するおそれがある)]。
    2. イトラコナゾール(イトリゾール)、ボリコナゾール(ブイフェンド)、ポサコナゾール(ノクサフィル)、リトナビル含有製剤(ノービア、パキロビッド、カレトラ)、エンシトレルビル フマル酸(ゾコーバ)〔2.6、16.7.1参照〕[本剤の血漿中濃度が上昇し血清カリウム値の上昇を誘発するおそれがある(強力なCYP3A4阻害薬は本剤の代謝を阻害する)]。
    3. カリウム製剤(放射性ヨウ素の甲状腺内部被曝予防低減のヨウ化カリウム除く)(塩化カリウム(製剤)、グルコン酸カリウム(製剤)(グルコンサンK)、アスパラギン酸カリウム(製剤)(アスパラカリウム、アスパラ)、ヨウ化カリウム(製剤)(放射性ヨウ素の甲状腺内部被曝の予防・低減を除く)、酢酸カリウム(製剤))〔2.9参照〕[血清カリウム値が上昇するおそれがある(カリウム貯留作用が増強するおそれがある)]。
    1. 併用注意
    1. ACE阻害薬(カプトプリル、エナラプリルマレイン酸塩、リシノプリル水和物等)、アンジオテンシン2受容体拮抗薬(ロサルタンカリウム、カンデサルタンシレキセチル、バルサルタン等)、アリスキレンフマル酸塩、シクロスポリン、タクロリムス水和物、ボクロスポリン、ドロスピレノン[血清カリウム値が上昇する可能性があるので、より頻回に血清カリウム値を測定するなど十分に注意すること(カリウム貯留作用が増強するおそれがある)]。
    2. フィネレノン[血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大するおそれがあるので、治療上必要と判断される場合にのみ併用し、併用する場合には、より頻回に血清カリウム値を測定するなど患者の状態を慎重に観察すること(カリウム貯留作用が増強するおそれがある)]。
    3. CYP3A4阻害薬(クラリスロマイシン、エリスロマイシン、フルコナゾール、ベラパミル塩酸塩等)〔7.1、16.7.2参照〕[本剤の血漿中濃度が上昇し血清カリウム値の上昇を誘発するおそれがあるので、より頻回に血清カリウム値を測定するなど十分に注意すること(CYP3A4阻害薬は本剤の代謝を阻害する)]。
    4. CYP3A4誘導薬(デキサメタゾン、フェニトイン、リファンピシン、カルバマゼピン、フェノバルビタール等)、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品(St.John’s Wort)〔16.7.4参照〕[本剤の血漿中濃度が減少するおそれがあるので、本剤投与時は、これらの薬剤及びセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないことが望ましい(これらの薬剤及びセイヨウオトギリソウにより誘導された代謝酵素により、本剤の代謝が促進されるおそれがある)]。
    5. リチウム製剤(炭酸リチウム)[利尿薬又はACE阻害薬との併用によりリチウム中毒を起こすことが報告されているので、血中リチウム濃度に注意すること(明確な機序は不明であるが、ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、ナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる)]。
    6. 非ステロイド性消炎鎮痛薬(インドメタシン等)[カリウム保持性利尿薬との併用によりその降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症の発現が報告されている(明確な機序は不明であるが、プロスタグランジン産生が抑制されることによって、ナトリウム貯留作用による降圧作用の減弱、カリウム貯留作用による血清カリウム値の上昇が起こると考えられる(危険因子)腎機能障害)]。
    7. ミトタン[ミトタンの作用を阻害するおそれがある(ミトタンの薬効を類薬(スピロノラクトン)が阻害するとの報告がある)]。
    8. ヨウ化カリウム(製剤)(放射性ヨウ素の甲状腺内部被曝の予防・低減に使用)[血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること(カリウム貯留作用が増強するおそれがある)]。

(適用上の注意)

    1. 薬剤交付時の注意

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

(保管上の注意)

室温保存。