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ビジュアリン眼科耳鼻科用液0.1%
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ビジュアリン眼科耳鼻科用液0.1%の添付文書

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効果・効能

〈眼科用〉

外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ブドウ膜炎、眼科術後炎症の対症療法)。

〈耳鼻科用〉

外耳・中耳(耳管を含む)又は上気道の炎症性疾患・アレルギー性疾患(外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎など)、耳鼻科術後処置。

用法・用量

〈眼科用〉

通常、1日3~4回、1回1~2滴ずつ点眼する。なお、症状により適宜増減する。

〈耳鼻科用〉

通常、1日1~数回、適量を点耳、点鼻、耳浴、ネブライザー又はタンポンにて使用するか、又は患部に注入する。なお、症状により適宜増減する。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    1. 重大な副作用
  1. 1.1. 〈眼科用〉緑内障(頻度不明):連用により、数週後から眼内圧亢進、緑内障があらわれることがある〔8.1参照〕。

  2. 1.2. 〈眼科用〉角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症(いずれも頻度不明):角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症等を誘発することがある。

  3. 1.3. 〈眼科用〉穿孔(頻度不明):角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は角膜外傷等に投与した場合には角膜穿孔を生ずることがある〔9.1.1、9.1.2参照〕。

  4. 1.4. 〈眼科用〉後嚢下白内障(頻度不明):長期投与により、後嚢下白内障があらわれることがある。

    1. その他の副作用
    1. 過敏症:(頻度不明)刺激感。
    2. 耳・鼻:(頻度不明)化膿性感染症の誘発。
    3. 下垂体・副腎皮質系機能(長期連用した場合):(頻度不明)下垂体・副腎皮質系機能抑制。
    4. その他:(頻度不明)創傷治癒遅延。

使用上の注意

(禁忌)

  1. 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

(重要な基本的注意)

  1. 1. 〈眼科用〉連用により、数週後から眼内圧亢進、緑内障があらわれることがあるので、定期的に眼内圧検査を実施すること〔11.1.1参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

  1. 1.1. 〈眼科用〉角膜上皮剥離又は角膜潰瘍のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと(症状が増悪するおそれがあり、また、角膜穿孔を生ずるおそれがある)〔11.1.3参照〕。

  2. 1.2. 〈眼科用〉ウイルス性結膜疾患・ウイルス性角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患又は化膿性眼疾患のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと(症状が増悪するおそれがあり、また、角膜穿孔を生ずるおそれがある)〔11.1.3参照〕。

  3. 1.3. 〈耳鼻科用〉耳に結核性疾患又は鼻に結核性疾患又は耳にウイルス性疾患又は鼻にウイルス性疾患のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと(症状が増悪するおそれがある)。

  4. 1.4. 〈耳鼻科用〉糖尿病の患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと(症状が増悪するおそれがある)。

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。長期・頻回投与を避けること。

(小児等)

特に2歳未満の場合には、慎重に投与すること。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

(高齢者)

一般に生理機能が低下している。

(適用上の注意)

    1. 薬剤交付時の注意

    患者に対し次の点に注意するよう指導すること。

    ・ 〈共通〉遮光して保存すること。

    ・ 〈眼科用〉薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。

    ・ 〈眼科用〉患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。

    ・ 〈眼科用〉他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。

    ・ 〈耳鼻科用〉薬液汚染防止のため、点耳又は点鼻のとき、容器の先端が直接患部に触れないように注意すること。

(取扱い上の注意)

外箱開封後は遮光して保存すること。

(保管上の注意)

室温保存。