処方薬
ビバンセカプセル20mg
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ビバンセカプセル20mgの基本情報

ビバンセカプセル20mgの概要

商品名 ビバンセカプセル20mg
一般名 リスデキサンフェタミンメシル酸塩カプセル
薬価・規格 660.5円 (20mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 武田薬品
YJコード 1179059M1024
レセプト電算コード 622677401
添付文書PDFファイル

ビバンセカプセル20mgの主な効果と作用

  • 脳内の神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)を増やし、神経機能を活性化する働きがあります。
  • 注意力不足や衝動的な落ち着きのなさなどの症状を改善するお薬です。

ビバンセカプセル20mgの用途

  • 小児期におけるAD/HD
  • 小児期における注意欠陥/多動性障害

ビバンセカプセル20mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頻脈、不眠、頭痛、めまい、食欲減退、悪心、腹痛、下痢、嘔吐、体重減少、発疹

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、顔面蒼白、呼吸困難、そう痒、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、心筋症、精神的依存

上記以外の副作用

血圧上昇、動悸、易刺激性、チック、眠気、感情不安定、不安、激越、振戦、怒り、便秘、口内乾燥、腹部不快感、疲労感、過敏症、蕁麻疹、血管浮腫、レイノー現象、多弁、リビドー減退、うつ病、不快気分、多幸症、歯ぎしり、自傷性皮膚症、精神病性障害、躁病、幻覚、攻撃性、落ち着きのなさ、精神運動亢進、痙攣、ジスキネジア、味覚異常、霧視、散瞳、好酸球性肝炎、多汗症、胸痛、びくびく感、発熱、勃起不全、鼻出血、脱毛症

ビバンセカプセル20mgの用法・用量

  • 通常、小児にはリスデキサンフェタミンメシル酸塩として30mgを1日1回朝経口投与する
  • 症状により、1日70mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として20mgを超えない範囲で行うこと
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること
  • 7.2. 高度腎機能障害のある患者(GFR30mL/min/1.73㎡未満)には、1日用量として50mgを超えて投与しないこと
    • また、透析患者又はGFR15mL/min/1.73㎡未満の患者では、更に低用量の投与を考慮し、増量に際しては患者の状態を十分に観察すること〔9.2.1、13.2、16.6.1参照〕
  • 7.3. 不眠があらわれるおそれがあるため、就寝時間等を考慮し、午後の服用は避けること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ビバンセカプセル20mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 褐色細胞腫
    • 過度の不安
    • 過敏症
    • 緊張
    • 甲状腺機能亢進
    • 興奮性
    • 重篤な心血管障害
    • 閉塞隅角緑内障
    • 薬物乱用
    • Tourette症候群
    • 運動性チック
    • モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤投与中
    • モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤投与中止後2週間以内
    • パラガングリオーマ
    • 薬物治療を18歳未満で開始した患者において18歳以降も継続して本剤を投与
    • 心血管障害
    • 痙攣発作
    • 血管炎
    • 高血圧
    • 高度腎機能障害
    • 脳血管障害
    • 脳卒中
    • 脳波異常
    • 不整脈
    • 透析
    • 精神病性障害
    • 双極性障害
    • 精神系疾患
    • 脳動脈瘤
    • 心臓に重篤ではないが異常
    • 通常量の本剤を服用していた精神病性障害の既往がない
    • 通常量の本剤を服用していた躁病の既往がない
    • うつ症状
    • GFR15mL/min/1.73㎡未満
    • GFR30mL/min/1.73㎡未満

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ビバンセカプセル20mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
モノアミン酸化酵素阻害剤 高血圧クリーゼ、死亡
セレギリン塩酸塩 高血圧クリーゼ、死亡
ラサギリンメシル酸塩 高血圧クリーゼ、死亡
サフィナミドメシル酸塩 高血圧クリーゼ、死亡
尿アルカリ化剤 本剤の作用が増強
炭酸水素ナトリウム 本剤の作用が増強
メチルフェニデート 本剤の作用が増強
尿を酸性化する薬剤 本剤の作用が減弱
アスコルビン酸 本剤の作用が減弱
セロトニン作用薬 セロトニン症候群
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
三環系抗うつ剤 セロトニン症候群

飲食物との組み合わせ注意

  • 重曹(炭酸水素ナトリウム)
  • ビタミンCを含むもの<アセロラ、パセリ、緑茶、グァバ、海苔 など>

ビバンセカプセル20mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 731.4円 (30mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 武田薬品
    先発
  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 660.5円 (20mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 武田薬品
    先発
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ビバンセカプセル20mgに関係する解説

注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬

  • ビバンセカプセル20mgは、注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬に分類される。
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬とは、脳内の神経伝達機能を改善し、注意力の散漫や衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善する薬。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬の代表的な商品名

  • コンサータ
  • ストラテラ
  • インチュニブ
  • ビバンセ
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